峠を越えても、道はゆっくりとした下り坂です。北八甲田の南斜面をゆっくりと下っている感じです。5分ほど走ったところで大きな池の横につきます。地獄沼です。この付近を歩くことになっています。
バスを降りてみた地獄沼の方向です。いくつかの高い山があるはずなのですが、ここからも見えていないようです。

地獄沼の方に行かずに、そこから流れてくる地獄沼沢に沿って下っていきます。すぐに右手に草が生えていなくて蒸気の出ている所があります。賽の河原と名付けられていました。

蒸気の出ているところに小屋のようなものが立てられているところがあります。パイプもありますから蒸気をつかって何かをしているようです。詳しいことはわかりません。

こちらは、東屋のような建物の下に細長い箱のようなものが並べられています。箱の下に地下からの熱気が導かれていて、箱に座っておしりを温めるというものです。まんじゅうふかしといいます。

ここから引き返して、地獄沼の方に戻ります。バスを降りたところから道路を渡って、沼の方に少し下りたところからみた地獄沼です。対岸に草や木の生えていないところがあります。ここも噴気が出ているようです。沼の底に湧きだしている温泉水の影響で、水の色も青みがかっているように見えます。

沼の岸側です。水の色がよくわかるように写しています。

相変わらず、八甲田の山頂は見えません。といっても沼岸からは、対岸の尾根からぎりぎり顔を出していたかどうかという高さだったようです。
ここからは、バスで山を降りていくことになります。城ヶ倉大橋からみた谷と八甲田山方面です。斜面に雪が残っています。

山を降りきって、黒石市市街が近づき視界が開けてくると、正面に岩木山が見えてきます。こちらも山頂付近は雲がかかっているようです。

黒石市街をぬけて、平野の中に入ってくると、後方に八甲田山が見えます。いくつかの山が見えますが、ほとんどが山麓にできた小火山で、主峰は相変わらず雲の中のようです。

このあたりは、田舎館村というそうです。
続く.........