2017年11月04日

龍の眼と森の神と 06 5/25 鹿角市大湯環状列石1/2

 八幡平を下りてからは、宿のある大湯温泉に向かいます。途中バスガイドさんがいろいろと説明をしてくれるのですが、景色が一瞬で通り過ぎるので、何がどこにあるのかよくわかっていません。もちろん、写真も撮れていません。高速道路を1区間だけ走ってからそれほどかからず宿に到着です。
 部屋について、荷物を整理します。手袋を探したのですが、見当たりません。どうも空港で置き忘れたようです。空港で見たというのも思い違いで持ってこなかった可能性もあります。
 これから夕食まで1時間以上あります。どこか近くに見所はないかと付近の地図を見ていると、大湯環状列石というのがあります。気になるのでいってみたいのですがちょっと距離がありそうです。フロントで聞いてみると、5kmほどあるとのことです。往復するのには時間が足りません。添乗員さんからあまり遠くに行かないようにといわれています。ちょっと遠いかなという距離ですが大丈夫と勝手に判断します。行くとして片道タクシーかなと思いながら、ダメ元で自転車がないか聞いてみました。無料で貸してくれるそうです。でもちょっと渋っています。詳しく聞いてみると、途中に坂があってそこを自転車で登るのは無理かなということです。だめなら押せば終いの話なので、借りて行くことにしました。
 いわれた坂は確かにきつく普通には登りませんでした。そこでサドルを最大限にあげて乗ってみると、坂は難なくクリアできました。サドルが低いとペダルに力を入れにくいというのがよくわかりました。
 環状列石のある場所には、ストンサークル館というのがあります。ここで情報を得たいのですが、ちょうど閉館したところです。案内図に従って、環状列石のある方に歩いて行くことにします。環状列石は2つあります。北側の万座環状列石と南側の野中堂環状列石です。それ以外にも配石遺構がいくつかあるようです。
 森をぬけて見えてきた広場です。奥の藁葺きの建物が気になります。このあたりに万座環状列石というのがあるようです。
鹿角市 大湯環状列石 遠景

 この左側、道路を渡ったところに、野中堂環状列石があります。順番として、こちら側を先に見ることにします。道路を渡って見えてきた野中堂環状列石です。2重の同心円上にたくさんの石が並べられています。
鹿角市 野中堂環状列石

 中心側の石の配列です。いくつかの細長い石が立てて置かれています。
鹿角市 野中堂環状列石 中心の配石

 大きな円と接するように、丸く石が並べられているところがあります。
鹿角市 野中堂環状列石

 外側です。直線上に石が並べられています。野中堂配石遺構と呼んでいるようです。
鹿角市 野中堂配石遺構

 再び野中堂環状列石に戻ります。中心の円からちょっと離れたところに、石を立てて置いてあって、そのまわりを囲むように丸い石が置かれているのが見えます。
鹿角市 野中堂環状列石 日時計状配石

 野中堂環状列石はここまでにして、万座環状列石に行きます。再び道路を渡って元居た側に戻ります。みえてきた環状列石です。藁葺きの建物に囲まれています。
鹿角市万座環状列石

 展望台のようなものが見えています。ここからあがってみた万座環状列石です。ここも2列の同心円上に石が並べられています。
鹿角市万座環状列石 中心部の配石

 中心側の石です。傾いた石がたくさん見られます。立てて置かれていたものが倒れてこうなったのでしょうか。とするとどの石がどのように立てられていたのでしょうか。
鹿角市万座環状列石 中心部の配石

 比較的しっかり立っている石です。万座環状列石にもあったものように、周囲を囲むように石が置かれています。間にすき間があるようです。
鹿角市万座環状列石 日時計状配石

 この形は、去年藤原の郷で見たアラハバキというものに似ています。そこでの説明は、神様の名前ということでした。その御神体かと思っていたのですが関係ないようです。このように配置した石は日時計状配石というようです。
続く...............


posted by ヨッシン at 23:59| 旅行記