2017年11月02日

龍の眼と森の神と 04 5/25 八幡平山頂

 ドラゴンアイのできる鏡沼近辺には、たくさんの凹地があり、そこに水がたまって池となっています。凹地は、水蒸気爆発によってできた爆裂火口です。
 鏡沼を離れて次に見えてきたのがメガネ沼です。見えてきたといっても、霧の中に何かがあるという程度にしか見えません。かなり深い穴です。底に水がたまっているように見えます。
八幡平 メガネ沼

 メガネ沼は2つでセットになっています。もう一つの方の沼です。水面に向こうの景色が映っているのでしょうか。ぼんやりとしか見えていません。
八幡平 メガネ沼

 ゆっくり見ていると、みんなから引き離され、霧の中にかくれてすぐに見えなくなってしまいます。あんまりのんびりとはしていられません。急いで遅れを取り戻します。
八幡平 霧

 メガネ沼を過ぎると、木が多くなってきました。ダケカンバも混じっているようです。雪面から突き出した枝についた冬芽が大きくなっています。
八幡平 ダケカンバの冬芽

 オオシラビソの果穂の軸です。松ぼっくりのような実がつきますが、モミの仲間は鱗片が落ちて軸だけが枝に残されます。
八幡平 オオシラビソ果穂の軸

 八幡平の頂上に着きました。出発点からの道は平坦だったので、山に登ったという感じはしませんでした。強行は1613mです。展望台があります。
八幡平 山頂

 展望台が作られています。あがってみましたが、近くの雪と森しか見えません。見えるものがないのですぐに下ります。
八幡平 山頂展望台からの景色

 展望台から下りた所で、添乗員さんがレシーバを覆うビニールを配布しています。ジャケットの内側に入れているから大丈夫なのですが、一応つけてもらいました。
 山頂を後にして山を降りていきます。といってもほとんど平らです。雪原の中にぼんやり見える踏み跡と旗竿を頼りに歩いて行きます。
八幡平 山頂山頂遊歩道の目印

 オオシラビソの実から果鱗と種子が落ちているのを見つけました。種子はヘリコプターのようにまわりながら遠くに飛ばされていくのですが、ここのはあまり飛んでいないようです。羽根が思ったより小さいので風に流されそうにありません。
八幡平 オオシラビソ 果鱗と種子

続く...............


posted by ヨッシン at 23:51| 旅行記