鏡沼を離れて次に見えてきたのがメガネ沼です。見えてきたといっても、霧の中に何かがあるという程度にしか見えません。かなり深い穴です。底に水がたまっているように見えます。

メガネ沼は2つでセットになっています。もう一つの方の沼です。水面に向こうの景色が映っているのでしょうか。ぼんやりとしか見えていません。

ゆっくり見ていると、みんなから引き離され、霧の中にかくれてすぐに見えなくなってしまいます。あんまりのんびりとはしていられません。急いで遅れを取り戻します。

メガネ沼を過ぎると、木が多くなってきました。ダケカンバも混じっているようです。雪面から突き出した枝についた冬芽が大きくなっています。

オオシラビソの果穂の軸です。松ぼっくりのような実がつきますが、モミの仲間は鱗片が落ちて軸だけが枝に残されます。

八幡平の頂上に着きました。出発点からの道は平坦だったので、山に登ったという感じはしませんでした。強行は1613mです。展望台があります。

展望台が作られています。あがってみましたが、近くの雪と森しか見えません。見えるものがないのですぐに下ります。

展望台から下りた所で、添乗員さんがレシーバを覆うビニールを配布しています。ジャケットの内側に入れているから大丈夫なのですが、一応つけてもらいました。
山頂を後にして山を降りていきます。といってもほとんど平らです。雪原の中にぼんやり見える踏み跡と旗竿を頼りに歩いて行きます。

オオシラビソの実から果鱗と種子が落ちているのを見つけました。種子はヘリコプターのようにまわりながら遠くに飛ばされていくのですが、ここのはあまり飛んでいないようです。羽根が思ったより小さいので風に流されそうにありません。

続く...............