他の人たちはカッパを着たりとかして、歩く準備を始めます。雨も降っていないので、このままのジャケットでいくことにします。指先が冷たいので手袋をしようとしたのですが、見当たりません。空港ではありました。入れ替えを忘れのだろうということで、ここはなしでいくことにします。
2班に分かれて出発です。ガイドさんの案内で、山頂に向かう遊歩道に沿って進んで行きます。遊歩道沿いにはオオシラビソ(アオモリトドマツ)はえています。強風の影響で枝が片側にだけしが伸びていません。

どちらかというと、みんなはふきのとうの方に興味があるようです。いっぱい咲いていました。

遊歩道が見えていたのは最初だけで、すぐに雪に覆われ見えなくなってしまいます。
このあたりに生えているのはオオシラビソとハイマツ(キタゴヨウといっていたかな?)です。こちらはハイマツの実です。松ぼっくりのようなものがついています。

オオシラビソの根元の雪は溶けて、幹のまわりに大きな穴が開いています。すり鉢型になっていて中に滑っていきそうです。

このあたりでは、道から外れたところを歩くと、落とし穴に落ちたようになるところがあります。ササの上に積もった雪が凍っただけなので、下の方が空洞になっているためです。
みんなの後をついていくと、鏡沼に到着しました。この池の上に積もった雪がドーナツ型に溶けて、大きな目玉のように見え、それを龍の眼になぞらえて、ドラゴンアイと名付けたようです。天気が良ければ溶けた水が青く見えることから、ドラゴンブルーアイというそうです。

霧が深くて見えないかと心配していました。全景が見られただけでも満足です。大きくて、カメラの画角から完全にはみ出しています。
まだ溶ける雪の量が少なく、水たまりは完全に一周していないようです。

ガイドさんが、近くにヒメウスノキが咲いているのを教えてくれました。どちらかというとまだドラゴンアイをしっかり見ておきたいところです。

他にも、ショウジョウバカマも咲いていたようです。こちらの写真を撮るのを忘れていました。せっかくドラゴンアイが見えたのに花の案内が中心になったのは、ドラゴンアイがガスってぼんやりしていたせいでしょうか。それとも、後でゆっくりということでしょうか。
道は鏡池から離れていきます。この程度まで離れると、全景をカメラに納めることができるようになりました。

ドラゴンアイができるのは、ここで風が渦巻いていて、その一番強いところの雪が吹き飛ばされたりとかされたりでなくなって円周状に低くなり、そこに水がたまってできるという説明でした。
水がたまっていいるところの山側の斜面です。雪の断面が見えています。積もるたびにできる縞模様が見えているようないないような、あまりはっきりしません。

お別れ前に、最後の1枚です。ここまで来ると手前側の雪で水面が大きく隠れています。

続く...............