2017年10月25日

火の山ぐるっと71   感想・余談など(3/3)

<自治体の温泉(宿泊)施設>
 相良村の宿で温泉に入りに来た地元住民の人たちが、施設について話をしていました。内容は、ここの施設は赤字経営なのでどうやって協力しようかというものでした。というわりには温泉にはたくさんの人たちが来ていたようです。宿泊施設に関してはもう少し利用者がいてもいいのではという感じがしました。
 この宿を見つけられたのは、公共の宿がまとめられているページではなく、人吉市周辺の自治体のページを一つ一つ探していると、相良村のページにのっているのをみつけたからです。市町村の関係している宿を優先して探していたから見つけられたのであって、普通に人吉周辺の宿として探していいればなかなか見つけられないでしょう。もう少し知名度をあげるような工夫があってもいいのではとは思いました。
 星野村のほうは公共の宿のページに載せられていますからすぐに見つけることができました。周辺にいろいろな施設がいっぱいあってそれに見合った数だけ人が来ているのかなとは思います。こちらの方が全体に人が少なかったようです。地元の八女からもう少し来てもらっていてもいいのではとは思いました。ちょっと遠いのかな。
 相良村の宿を探すようになったのは、近くにあった公営の施設が今年の3月末で全ての営業をやめてしまったからです。理由として諸般の事情としか書かれていません。施設がなくなってしまうのか、新たにやり直すのか、別の形で継続されるのかといったところは検討中だそうです。公営の宿泊施設は、高度成長期に年金事業の一画として利用できる制度が作られ全国的にたくさん作られたようです。現在はこの制度は廃止されています。建物自体も古くなったり、部屋の広さなどで現在の需要に合わなくなっているもの多くなってきています。立て替えたり改装しないと使えないものが増えてきています。といって資金源がなくなっているのも実情です。公営の宿舎を探す度に少なくなっているのは寂しい感じがします。
 初めの計画で予定していたところは、委託業者選定のやり直しの影響を受けて利用できませんでした。経営努力が足りない、業者に競争させればいいとかいって落札にしようと風潮が政治家にあるようです。業者が変わるのにともなって雰囲気がころころ変わったら客は定着するのでしょうか。

<市町村の合併>
 後半にまわったところは、市町村が合併していて、正式な自治体名がわかりにくくなっていました。それ自体はあまり問題がないのですが、場所を説明するのに正しい自治体名でとなれば調べ直さないといけないのちょっと手間です。○○市に行ったはずなのに××町にになっているとか、この辺は合併して○○市になっているからここもと思ったら××町だったというのがいっぱいありました。最終的には○○市××町と長くなってしまいました。
 観光では、せっかく合併したのにむかしのままばらばらのままで生かし切れていないような気がします。耶馬溪町・本耶馬渓町・山国町は平成の大合併で中津市に編入されました。それぞれの地域で発行されている観光パンフは、それぞれの地域のものしかかれていません。旧隣町のものも置いていません。パンフを入手するまで、途中にある観光スポットは素通りしないといけない羽目になりました。

<GPS>
 今回もGPSを利用しました。写真撮影の位置確認に重宝しています。
 新しくわかったことは、電池を入れたままにして車から電源を取ると、車の電源が優先され電池の消耗が抑えられることです。電源の切り替わりに記録が中断することはありませんでした。
 逆にまだ操作がよくわかっていないところもあります。九州1日目は生目古墳群をでるときから記録がありません。2日目も全くなく、3日目は九州自動車道玉名PAからの記録だけが残っています。生目から玉名まで記録がない理由もよくわかりません。生目でどうして記録しなくなったのか、2日目3日目の記録が朝から開始しなかった理由、玉名SAで記録し始めたのはどうしてなのかわかりません。単なる入れ忘れなのか、何かの拍子に記録開始ボタンを押したのかといったことです。
 最後の日の記録群が地図ソフトに表示される時に使われるマークが他の群の場合と違います。ここでは全て記録終了になります。これも原因がわかっていません。最後の群だけにできるので、後にダミーのデータ群をつければ解消はできるでしょう。今回の場合は、南港から自宅までだったので、ダミーのデータ群みたいなものでした。
 だいぶ使い慣れてきました。歩いてまわるときに外して持っていくことをたまに忘れたりします。これは、気をつければ済むことでしょう。

<忘れ物>
 今回の旅行の目的の1つは天体望遠鏡を使うことでした。持って行ったものの、部品が1つたりず、写真撮影には使うことができませんでした。眼視用の部品を念のために入れていたので、見ることはできました。どちらかというと写真撮影用の望遠鏡です。そのため組み立てて使おうとまではいきませんでした。結局、主要な目的の一つは達成できなかったことになります。
 忘れた部品は、望遠鏡とカメラを固定するためのものです。直接接続できるもの(カメラアダプターといいます)を買っていれば問題がなかったはずです。買ったのは、別のマウント形式用(Aカメラと呼ぶことにします)のカメラアダプターです。Aカメラのマウント形式から今中心として使っているカメラ(Bカメラと呼ぶことにします)のマウント形式に変換するアダプター(マウントアダプターといいます)があります。忘れたのは、このマウントアダプターになります。
 こういう複雑な方法にした理由です。Aカメラ用にレフコンバーター(焦点距離を伸ばすもの)を持っています。これを間に入れることで、望遠鏡を2種類の焦点距離のレンズとして使用できるからです。この方法はもう一台の天体望遠鏡にも使うことができます。望遠鏡が変わるとカメラアダプターが変わるので、使う度に組み合わせを変えないといけないことになります。最後に使った後の片付け方で、どういう状態、何にくっついているかとか、が違っています。いつも使う度にどこにあるのか探し回っています。今回の場合は、レフコンバーターについていると思っていたのに、もう一台の望遠鏡のカメラアダプターについていたのが原因でした。
 これ用にカメラアダプターを買っていれば問題はなかったはずです。持っていたのですが引っ越しとかのどさくさでいつの間にか行方不明になっています。新しいものを買おうにも、メーカーが生産をやめているので入手できなくなっています。

<カメラのゴミ>
 今回もカメラのゴミに悩まされました。気がついたのは帰ってからからなので、ほとんどずっとついたままだったようです。出発前に持っていった2台のカメラとも掃除はしていきました。ゴミが入っていたのは、主として使うようにした方のカメラです。宮崎到着前にすでにゴミが写っています。掃除する前にあったゴミと形が似ているような気がします。吹き飛ばしたつもりでも、中に残っていたようです。掃除はしっかりとしないといけませんね。

<フェリー>
 フェリーに3回乗りました。3回とも、車についたときは、すでに数台前の車が動き出していて、船内に持ち込んだ荷物を片付ける余裕もなく車を動かしています。当然、地図を出したり、カーナビのセットをしたりなどの余裕もありません。
 たいていの場合、フェリーを降りた後どう進んでいいかわからないうえにトラックに追い立てられて車を動かしています。道を確認したいのにできないといった羽目に陥ってしまいます。
 今回の場合は、宮崎港は、2回目なのでよくわかっているため問題はありませんでした。牛深港は、トラックもなく、広い場所があいていて車を止めて確認することができました(それでも道がわからなくなりました)。南港は、すぐによく知った道に出たので事なきを得ました。下船後の問題はたまたまクリアできました。
 少なくとも、座席まわりのことを気にしなくて良いように、早めに車に戻るのが理想です。車両甲板まで降りる案内が出るまで景色を見ているというのが良くないのでしょうか(場所を間違えたのもありますが)。

<経費>
 今回使った費用の概略です。フェリー代が全体の4割を占めています。降りてから1日動き回ったり、乗るまで1日使えたりしましたので宿泊費みたいなものも一部兼ねていると見るのがいいのでしょう。となると、いつも通り交通費と宿泊費が同じくらいになります。

 交通費  68000 内フェリー代 51000
 宿泊費  44000
 入場料   3000
 その他   8000
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 合 計 123000

<おまけ>
 ブログに旅行記を投稿するために、あらかじめ投稿するための原稿を作っています。投稿時に最終修正を入れて最終的な文章になります。今回投稿中に、記事の番号が重なっていることに気がつき、そこの回は修正を入れました。次回以降は番号がずれてくるはずです。そのことも確認したように覚えています。時間が遅かったということもあって、元原稿の修正をせずにパソコンをシャットダウンしました。
 夜寝てしまうと、きれいにそのことを忘れてしまいました。何回か投稿してから、記事番号を書き換えたのを思い出しましたが、どこのことだったか全くわかりません。いろいろ見直したのですが、ちゃんと内容がつながっているように見えます。記事が飛んでいるところはわかりません。かなり後の方のブログを投稿しているときに、番号の重なりを発見することができました。途中まで、修正したものの最後までやりきれていなかったようです。
 今回のタイトルは記事を書き始めたときには「火の山ぐるっと大回り」だったのですが、途中から「大回り」を取ってしまいました。意味が重なっているのが気になったからです。タイトルが長いとブログの記事一覧にも、サブタイトルが一部分しか表示されません。番号のとんだ場所を探すのにもこれで苦労しました。番号のぬけたところを、これでチェックしたり、探しやすくする事もできます。そのために、途中からタイトルを変えるということになりました。
 この余談などの元原稿を書くのに3週間以上かかっています。文章が気に入らず何回も書き直したり、気になった事があったら調べ直したりしているからです。旅行記本体の方もだいぶかかりました。おかけで次の旅行の計画がうまく立てられていません。それどころか、この回の次に行った旅行の写真の整理や記録文(ブログ掲載用の元原稿)も手がつけられていません。何があったのかきちんと思い出すことができるのでしょうか。


posted by ヨッシン at 23:54| 旅行記