2017年10月08日

火の山ぐるっと62 4/28 豊後大野市岩戸から虹澗橋

 この後まだ1−2ヵ所はどこかに寄れそうです。このまま北上して大分にぬけるのは早いようです。臼杵の方に回ることにします。元の国道にもどり西に進みます。しばらくは大野川沿いに下っていくことになります。
 少し行くと正面に大きな崖が見えてきました。大野川はここで大きく左に曲がっています。崖は右側にも続いていますから、大野川だけが作ったものではないようです。帰ってから地図で確認すると、轟橋のあった奥嶽川がこの崖に沿って流れています。どちらかというと奥嶽川が作った崖でしょう。
豊後大野市 岩戸の景観

 岩戸の景観というそうです。崖の岩肌をよく見るとトンネルのようなものが見えます。手前に鉄橋が見えます。鉄道橋でしょう。列車に乗っていると岩壁に突っ込むような形で走っていくのでしょう。トンネルは百枝トンネルといいます。
豊後大野市 岩戸の景観

 大野川の対岸です。こちらもきれいな崖があります。岩戸の景観ほど高くありません。代わりに発達した柱状節理が見えます。同じ岩石なのかが気になります。残念がら渡ってみることはできません。
豊後大野市 岩戸の景観

 先に進みます。国道は右に曲がり峠を越えて隣の三重川の作る谷に入ります。豊後小野市の中心部を通りぬけた後は、臼杵市の方に入る道を進みます。この先、三重川を渡るところで左側に石橋が見えてきます。
豊後大野市 虹澗橋

虹澗橋(こうかんきょう)です。谷を渡る虹の橋という意味だそうです。文政4年(1821年)の完成です。
 橋の方に行き、橋の手前の広くなった所に車を止め、見に行くことにします。
豊後大野市 虹澗橋

 橋の上面です。車が通れっていたようですが、今は柵があって通れません。真ん中がちょっと盛り上がっています。
豊後大野市 虹澗橋

 反対側に渡ってみた橋のようすです。この川に豊後大野市と臼杵の市境が設定されています。こちらは臼杵市ということになります。臼杵市側にも説明板がありますが、こちらの虹澗橋の「澗」の字は「潤(さんずいに閏)」となっています。
豊後大野市 虹澗橋

 こちら側からは川底に降りる道がついています。スリッパできてしまいました。急斜面且つぬかるみ道は降りにくいのですが、無理して降りました。
 下から見た虹澗橋です。
臼杵市 虹澗橋

 アーチの最上部付近を下から見上げたものです。向こう側の要石は何個か下にずれているようです。初めからこうなのか、後で動いたのかどちらなのでしょうか。
臼杵市 虹澗橋

 橋脚部です。何となく開いているような感じもします。
臼杵市 虹澗橋

続く.....


posted by ヨッシン at 23:48| 旅行記