2017年10月07日

火の山ぐるっと61 4/28 豊後大野市沈堕の滝・発電所跡

 雪舟が陳田瀑図として陳田の滝を描いています。昔からの名所だったのでしょう。明治末期にこの滝の落差を利用して水力発電所が作られました。滝の上にも堰が設けられています。川の水は発電に使われ、一時は滝から落ちる水がなくなったようです。昭和になって元通りの滝がみられるように復元工事が行われ現在に至っています。滝の手前に見えていた建物は発電所の遺構となります。東屋のあったところから滝に行くまでの道順に沿ってみていくことにします。
 最初に発電所建物の真上を通ります。用水を落下させていたような構造の所があります。この下で発電機を回していたのでしょう。
豊後大野市 沈堕発電所跡

 沈堕の滝から発電所跡に続く用水路です。今は水が流れていません。道はこれに沿って作られています。
豊後大野市 沈堕発電所用水路跡

 水路の途中までは水が流れてきているようです。流れ落ちる水がみえます。
豊後大野市 沈堕発電所用水路跡

 ここから、振り返って見た発電所遺構です。
豊後大野市 沈堕発電所跡

 発電所建物跡に行く道があります。進んで行ってみた建物内部です。左側に、導水管のあったところをふさいだ跡が丸くついているのが見えます。
豊後大野市 沈堕発電所跡

 水路沿いの遊歩道に戻り沈堕の滝(雄滝)の方に行きます。沈堕の滝は展望台からみるようになっています。そこからみた滝です。いくつかの筋になって落ちています。
豊後大野市 沈堕の滝

 沈堕の滝は13条の筋になって落ちているといわれています。川の水を分けている岩です。柱状節理の岩の隙間を滝が流れ落ちているようです。
豊後大野市 沈堕の滝

 滝の展望所で道は行き止まりです。広場に戻ります。ここに展示できるスペースが作られていて、発電所で使われていたタービンの軸が残されています。
豊後大野市 沈堕発電所跡発電機タービン

続く......


posted by ヨッシン at 23:48| 旅行記