2017年10月02日

火の山ぐるっと57 4/28 久住高原黄牛の滝から豊後大野へ

 「黄牛」と書いて「あめうし」と読みます。肥後地方にたくさんいた牛だそうです。昔ここに住んでいた龍が悪さをするので旅の僧が子牛の頭を生け贄として投げ込んで龍を鎮めたとかいう話が残されています。
 谷の水深も深く滝の正面にまわってみることはできません。横から見るだけです。滝には半分だけ光が当たって写真写りは良くありません。
 谷の対岸の岩をみていると、何となく虹のようなものがかかっているように見えます。普通の虹と違って上が青色で下が赤色ように見えます。
久住高原黄牛の滝 虹

 滝壺を写した写真です。上の方にほとんどまっすぐに虹のようなものが見えます。
久住高原黄牛の滝 虹

 色が逆ということは副虹なのでしょう。滝のような所ではあまりみかけません。そうだとすると、これより下側に主虹ができるているはずです。光の当たっていないところにできるので見えていないのでしょう。位置的には、写真の下の方くらいです。
 滝から引き返し、崖を登る階段のところで対岸をみると、木の葉のようなものがたくさん風でで飛ばされ舞っているのが見えます。写真に写してみたところ奇妙な形に写っています。一時話題になったスカイフィッシュというのにそっくりです。昆虫が写っていると思っていたのですが、こういうのもあるようですね。そういえばこの話は決着がついたのでしょうか。最近は耳にすることはありません。
久住高原黄牛の滝 スカイフィッシュ?

 階段を上がったところでウグイスの声が聞こえます。探してみたところ、木の枝に止まるてさえずっているのが見えます。
久住高原黄牛の滝 ウグイス

 滝を正面から見ることができなかったので、ちょっと不満です。下から見たときに上に道路が見えていましたから、上からもいけるはずです。まわってみました。
 上流側は川岸に草がいっぱい生えていて河原に降りるができません。滝口にはこれ以上近づくことはできませんでした。
久住高原黄牛の滝 滝口

 六角形の模様が見えています。柱状節理の断面でしょう。滝の下から見たときはそれほどはっきりしてはいませんでした。阿蘇山からの火砕流堆積物のように見えます。九重山より阿蘇山に近いところに来ています。
 次の所に向かうことにします。ここに入ってきた道をそのまま進んでいくとどこかにぬけられそうです。戻らずにまっすぐ進みます。向こう側の道路沿いに崖が見えてきました。柱状節理のようなものが見えます。黄牛の滝よりだいぶ低い所に来ています。黄牛の滝でみた火砕流堆積物と同じもののようです。
竹田市 白仁 崖

 このまま進んで行くと阿蘇山の方から竹田市にぬける道の方にでました。竹田市街は前回来た時に寄っていますので、今回は素通りして豊後大野市のほうに向かいます。
 竹田市街の外れから豊後大野市に向かって車を走らせるていると、川底にふたたび柱状節理のような六角形の模様が見えてきます。車を止めることができたのはだいぶ行きすぎてからですから、模様はわかりにくくなっています。
竹田市岡城下 河床

 このあたりは岡城の下になります。川向こうに岡城の標識が見えています。ここの道路は、大野市側から来ると、荒城の月のメロデーが鳴るようになっています。聞いていても車の接近時と通過後で音程が変わるので何か変に聞こえます。
続く...........


posted by ヨッシン at 23:41| 旅行記