2017年09月28日

火の山ぐるっと54 4/27 九重山

 茶屋のあたりから道はだんだん平坦になってきます。二つ目の茶屋を過ぎると、普通の平野のようです。火砕流台地のようです。地名でいえば飯田(はんだ)高原というところにぬけたようです。ここには最近になって大吊り橋ができたようです。入り口の前まで来ましたが、入場時間が終わっているのでゲートが閉められています。だいぶ遅くなってきたので、このまえに車を止めて宿に到着時間の連絡を入れることにします。そのついでに、この先の道について確認することにします。持っている地図には、今いる県道をまっすぐ進むコースとやまなみハイウェイに迂回するコーストが書かれています。やまなみハイウェイの方を通るようにとのことでした。分岐点に注意しながら走らせましたが、こちらにくる方がまっすぐだったようです。
 正面に九重山が見えてきます。鞍部のような所から噴煙が上がっているの見えます。硫黄山でしょう。見やすそうなところで車を寄せて写真を撮りました。あまり寄ると電線が被ります。
九重町 飯田高原から九重山

 やまなみハイウェイとの合流点が近づいてくると、木々もまばらになり山がよく見えるようになってきました。九重山全景です。
九重町 飯田高原から九重山

 合流点です。長者原(ちょうじゃばる)といいます。大きな駐車場があり、ビジターセンターや観光案内所等がありますが、閉館時間を過ぎています。なんかだだっ広いだけの感じの所です。駐車場横のたで原から向こうの山の斜面には、まだヤマザクラが咲いているのが見えます。
九重町 長者原から九重山

 長者原からやまなみハイウェイにはいり、牧ノ戸峠を越えます。ヘアピンカーブが多くなり一気に高度が下がります。再び平坦になったあたりから久住高原になります。有料道路との分岐を過ぎ、国道と交差します。ここを左折して宿の方に向かいます。宿は、高原の中にあると思っていたのですが、林の中を突っ切るようになります。高度もさらに下がってきます。前に来たときは、すぐについたような気がしていました。だんだん道があっているのか不安になってきます。アザミ台というところで宿に再度確認の電話を入れたところ、間違ってはいないとのことです。そのまま走らせていくことにします。正面の切り通しに、きれいなローム層が見えます。こういうのをみると何が出ているのか気になってきます。
竹田市久住町アザミ台 地層

 あと2kmほど走ったところで宿に着きました。なんとか、日が沈むまでには到着できたようです。アザミ台では雲に隠れながらも夕陽が見えていました。
 一段落して食事をすませて、星が見られるか確認にでました。雲が多くだめかなと思っていました。少し多めですが、すき間から星が見えています。とりあえず雲が多いということでもわかる写真を撮っておこうと軽く準備を始めます。大して期待していなかったので、駐車場の宿のまん前で撮り始めました。とりあえず雲のなかった一画です。北斗七星が写っています。
竹田市久住町北斗七星

 雲がある写真ということで、東の空です。ふたご座とこいぬ座(プロキオン)が写っています。雲が流れているのがわかります。
竹田市久住町ふたご座

 ここまで撮ったところで空全体を見ると、外に出てきたときより雲が少なくなっているようです。赤道儀だけはセットすることにします。ここまでの写真は、三脚で固定しただけなので、星が流れています。
 北西の空です。山の端ぎりぎりに写っているのが、ぎょしゃ座のカペラです。
竹田市久住町ぎょしゃ座

 北の空に彗星が二つ見えているはずです。ジョンソン彗星とタットル・ジャコビニ・クレサーク彗星です。位置は、りゅう座の頭が目印になります。探したのですが、その方向にはもやのようなものがかかっていて星がよく見えません。闇雲に写したら、目印のりゅう座の頭が写っていました。確認できたのは、パソコンの画面で見たからです。カメラのモニタではわかりませんでした。1週間早ければ、この範囲内に2つ彗星が入っていたはずです。
竹田市久住町りゅう座頭

 上にずらしたものです。やや左上にずれています。右上にずらしていたら、ジョンソン彗星が入っていました。
竹田市久住町りゅう座

 この方角の雲のようなものはなかなか晴れませんでした。後でいろいろなことを総合して考えてみたら、露天風呂の湯気だったようです。
 周囲が明るいので、他の星も街灯の影響を受けてうまく写りません。場所を移動させるほどの時間は残っていませんから、早めに切り上げることにします。初めから、場所を移動させていればもっとよく星が見えたでしょう。この日は、宿到着後に星を見る場所を探す時間はありませんでした。
続く..............


posted by ヨッシン at 23:39| 旅行記