正面に九重山が見えてきます。鞍部のような所から噴煙が上がっているの見えます。硫黄山でしょう。見やすそうなところで車を寄せて写真を撮りました。あまり寄ると電線が被ります。

やまなみハイウェイとの合流点が近づいてくると、木々もまばらになり山がよく見えるようになってきました。九重山全景です。

合流点です。長者原(ちょうじゃばる)といいます。大きな駐車場があり、ビジターセンターや観光案内所等がありますが、閉館時間を過ぎています。なんかだだっ広いだけの感じの所です。駐車場横のたで原から向こうの山の斜面には、まだヤマザクラが咲いているのが見えます。

長者原からやまなみハイウェイにはいり、牧ノ戸峠を越えます。ヘアピンカーブが多くなり一気に高度が下がります。再び平坦になったあたりから久住高原になります。有料道路との分岐を過ぎ、国道と交差します。ここを左折して宿の方に向かいます。宿は、高原の中にあると思っていたのですが、林の中を突っ切るようになります。高度もさらに下がってきます。前に来たときは、すぐについたような気がしていました。だんだん道があっているのか不安になってきます。アザミ台というところで宿に再度確認の電話を入れたところ、間違ってはいないとのことです。そのまま走らせていくことにします。正面の切り通しに、きれいなローム層が見えます。こういうのをみると何が出ているのか気になってきます。

あと2kmほど走ったところで宿に着きました。なんとか、日が沈むまでには到着できたようです。アザミ台では雲に隠れながらも夕陽が見えていました。
一段落して食事をすませて、星が見られるか確認にでました。雲が多くだめかなと思っていました。少し多めですが、すき間から星が見えています。とりあえず雲が多いということでもわかる写真を撮っておこうと軽く準備を始めます。大して期待していなかったので、駐車場の宿のまん前で撮り始めました。とりあえず雲のなかった一画です。北斗七星が写っています。

雲がある写真ということで、東の空です。ふたご座とこいぬ座(プロキオン)が写っています。雲が流れているのがわかります。

ここまで撮ったところで空全体を見ると、外に出てきたときより雲が少なくなっているようです。赤道儀だけはセットすることにします。ここまでの写真は、三脚で固定しただけなので、星が流れています。
北西の空です。山の端ぎりぎりに写っているのが、ぎょしゃ座のカペラです。

北の空に彗星が二つ見えているはずです。ジョンソン彗星とタットル・ジャコビニ・クレサーク彗星です。位置は、りゅう座の頭が目印になります。探したのですが、その方向にはもやのようなものがかかっていて星がよく見えません。闇雲に写したら、目印のりゅう座の頭が写っていました。確認できたのは、パソコンの画面で見たからです。カメラのモニタではわかりませんでした。1週間早ければ、この範囲内に2つ彗星が入っていたはずです。

上にずらしたものです。やや左上にずれています。右上にずらしていたら、ジョンソン彗星が入っていました。

この方角の雲のようなものはなかなか晴れませんでした。後でいろいろなことを総合して考えてみたら、露天風呂の湯気だったようです。
周囲が明るいので、他の星も街灯の影響を受けてうまく写りません。場所を移動させるほどの時間は残っていませんから、早めに切り上げることにします。初めから、場所を移動させていればもっとよく星が見えたでしょう。この日は、宿到着後に星を見る場所を探す時間はありませんでした。
続く..............