車を下りて歩き始めると鳥の声が聞こえてきます。電線に止まっているのが見えます。キセキレイです。渓流沿いに多い鳥です。

このあと、まだしばらくは山移川ぞいに遡っていくことになります。川の両側に切り立った崖が続きますが、木々が生い茂っていてそのすき間からちらちらっと見えるだけです。道路脇に岩の名前がかかれていますが、見えづらいのとじっくり見るために車を止める場所がないのとで、なかなか何かわかりません。しばらくは道路の広くなったところで脇に寄せて撮った写真になります。
念仏岩と書かれていた場所です。通り過ぎてわかったことです。この奥に念仏(文字)の彫られた岩があります。

近くに帆掛岩と書かれた案内もあります。きれいに見える場所は少ないのですが、対岸の山の上に見えるこの岩がそうなのでしょうか。一番目立っています。

軍艦岩という看板もあります。車を走らせながらだとどれのことかよくわかりませんでした。道路沿いの崖ように見える岩がそれのようです。実際には道路との間に深い溝があるようです。

車を止めてしっかり見る場所がないまま峠を越えてしまいました。玖珠の町に向けて山を下ります。途中鹿倉の景という場所があったのですが、広い駐車場の入り口には柵がしてあり入ることができませんでした。展望台のようなものもあるのですが、そこから見えるのは普通の山のようです。
さらに下っていくと、正面に見えてきた山の形が気になってきます。大岩扇山です(たぶん)。溶結凝灰岩か玄武岩の作る柱状節理が並んでいます。耶馬溪のものか九重山関係のものなのか。どちらなのでしょうか。耶馬溪のものの方が時代は古くなります。

玖珠から九重町をすぎ、再び道は山の中に入っていきます。所々に崖があって、そこに露出している岩石が気になります。車を止めるところがないのと川向こうというのでくわしくはあきらめます。時間がないこともあります。少なくとも2種類の岩石があるようです。下側の古そうな地層の上に傾斜不整合で火砕流堆積物のようなものが乗っています。

車を走らせているとだんだん谷幅が狭くなってきます。両岸の斜面も切り立ってきました。所々に岩肌が見えるようになってきました。九酔渓にやってきたようです。

このあたりも道幅が狭く車を止めるところがありません。だいぶ登ったところで茶屋と書かれたところがありました。そこからみた谷底です。もうだいぶ上がりきってしまったようです。谷底の向こうに走ってきた道が見えています。

続く...............