星のふるさと公園の中でも宿のある一画は、真ん中に池があり、そこを中心に池の山と呼ばれます。まずは、池の山の散策から始めることにします。宿を出た正面にツツジの植わっているところがあり、広さや、その色数や本数に圧倒されます。

星野村は、お茶も栽培されていて星野茶として売り出されています。村のある八女市も八女茶が有名です。このあたりでは、八女茶ということばが出てきませんから、完全に別ブランドになっているようです。池の山のにも茶畑があり、ふるさと公園には茶の文化館が作られています。

麻生池です。この池の解説には、成因について断層説と火口説があると書かれていました。どう見ても、この付近一帯は地滑り地形で、池はその先端部のやや山よりにできるのがふつうです。断層説の説明はこれに類似しています。断層面だと、水を通しやすいので、排水されるでしょう。

この池にオグラコウホネが群生していると書かれています。池一面にみられるのがそれなのでしょうか。ヒツジグサに似ています。というよりヒツジグサに見えます。花が咲いていれば簡単に区別ができるのですが..。オグラコウホネは冬になるとかれると書かれています。

ところでオグラというのは京都市南部にあった巨椋池のことなんですね。昔はたくさんあったみたいです。オグラコウホネということにして、対岸のツツジと一緒に写してみました。

池の横に神社があります。麻生神社といいます。池は、旱魃時でも干上がったことがないということで、雨乞いなど水神としての信仰があったようです。これと関連したものでしょうか。

神社には舞台が作られています。ここではんや舞というのが奉納されるようです。はんや舞についての説明は理解できませんでした。

脇にある弁財天社です。建物の割に屋根が大きいのが特徴です。台風対策という説明でした。

この裏で咲いていたのが、ザイフリボクです。花びらが四手(幣)に似ているのでシデザクラともいいます。説明では采配に似ているから采振木ということでした。

池の奥に、シャクナゲの道がありますが、こちらはこれから整備されるようです。

麻生池のまわり残り半周は、池の縁を歩く遊歩道で、すぐに入り口に戻りました。
続く...............