広くなったところにもおっぱい岩の看板があるのですが、見学の車は漁港に止めてくださいと書いています。いったん漁港まで行ったのですが、距離がだいぶあったのと、歩道が整備されていないこと、雨が降り出していることとかで、先ほどの場所に駐めることにしました。
海岸の降り口の所の説明では、海岸の海食台上におっぱい型の岩が2つ転がっていると書かれています。だいたいの場所も書かれていますのでそれに従って見にいきます。
まずは大おっぱい岩です。見事なロート形をしています。

裏側から見ると、ただの円盤形の岩に見えます。

説明によると、地下深くから特別な水が噴き出していてそれによって岩石がかためられたとか。確かに周囲を見ると円盤形に岩が硬くなったノジュールのようなものがたくさん地層に刺さっています。

もう一つのおっぱい岩の方に行くことにします。海岸は藻がたくさん生えていて滑りやすくなっています。十分注意して歩いたのですが、一度だけ滑ってしまいました。バランスをとるため傘を手放して落としたら、傘の骨が折れてしまいました。予備はありませんから、この折れた傘で歩くことになります。
小おっぱい岩です。どちらかというと砲弾型をしています。左側におっぱいの片鱗が見えます。こちらを下にして地層中にあったようです。岩の中の模様からもそのように読み取ることができます。

近くの岩にみられた蛋白石(オパール)の脈です。地下からケイ酸分の多い熱水が噴き上げてくるとできますが、おっぱい岩の成因には関係がないでしょう。

これ以上の収穫はなさそうなので次に向かうことにします。海岸から見えた東側の通詞島方向です。

通詞島より、案内図に書かれていた石灰藻球打ち上げ浜というのが気になります。そちらを目指します。それらしい場所を注意しながら車を走らせたのですが、見つけることはできずだいぶ通り過ぎてしまいました。引き返しても見つけられないでしょうからあきらめることにします。
天草下島の北東の角をまわったところで奇妙な形をした陸繋砂嘴が見えてきました。山側が公園のようになっていて、そこからみられそうです。駐車スペースもあります。
高台からみた砂州です。向こうに見えるのが亀島でまっすぐ砂嘴がのびています。「ハ」の字型にきれいな浜が気になります。形がきれいすぎます。人工的な感じがします。

ここには若宮様という神社があります。ちょっと大きめの祠といった感じの建物です。神功皇后がここで産まれた子(応神天皇)を祀っているそうです。

浜まで近寄れそうなところは見当たりません。ここは終わりにして次に急ぐことにします。向かい側の直売所の裏側は海水浴場になっていてそこから海岸に行けたようです。
続く...............