2017年08月27日

火の山ぐるっと35 4/26 天草下島 富岡半島

 本丸には、富岡ビジターセンターがあります。建物は、ここにあった多門櫓を参考に建てられているそうです。でも、本丸に多門櫓があるという話はあまり知りません。人吉城は大手門の横にありました。二の丸から見えていた変わった形の建物はこれでした。
 上がってみても、本丸のほとんどの区画はビジターセンターで占められています。肝心の本丸にあるべき建物はどこにあったのでしょうか。ビジターセンターはあいにくと休館日です。中に入ることはできません。本丸から二の丸に下りた正面に歴史資料館があります。こちらは開いています。人の名前は覚えきれないと思ったので中には入っていません。中では島原の乱についての解説があったようです。
 本丸は周囲を多門櫓と塀で囲まれているので、景色を見ることができません。二の丸に下りる途中に小さな曲輪のようなところがあり、ここからは東側の景色を見ることができます。富岡の町の方向です。富岡半島は見た感じでは、天草下島と陸繋砂嘴(トンボロ)でつながっているように見えます。
天草下島富岡城趾から富岡

 左側には、見事な砂嘴が見えます。曲崎です。ハマジンチョウはこの砂嘴上で生えているそうです。
天草下島富岡城趾から曲崎

 さらに左側です。北北東ぐらいの方角になります。うっすらですが、少し高い山が見えています。右側に瘤のような山も見えています。雲仙山と麓にある眉山です。
天草下島富岡城趾から島原雲仙山

 二の丸に下りたところから、右に三の丸に向かう石段があります。こちらの方に行ってみました。石段に使われている、石の表面には漣痕のような模様が見えるものがたくさんあります。
天草下島富岡城趾石垣の石 漣痕

 石段を下りたところからみた本丸です。右側が二の丸でそこにある建物は歴史資料館です。
天草下島富岡城趾二の丸下から二の丸

 道は途中で行き止まりになっています。元来た道を引き返して駐車場に戻ります。
 駐車場から富岡の町に下りる直前右側に池が見えてきます。袋池です。道のあるところが堤防のようになっています。帰ってから、城跡の看板に書かれていた古い富岡城の地図を見ると、池とその海側との間を隔てる石垣が作られていたように書かれています。だいぶ古くからあったようです。
天草下島富岡半島 袋池

 反対側の海側です。堤防の右手前側が漁港になっています。左向こうに見える細長い陸地は曲崎です。石垣はこの下の道からは見えたようです。
天草下島富岡半島 袋池から海

 富岡の町を走っていると山陽公園というバス停があり、その前に駐車場もあります。どちらかというと浜をみたかったので、車を止めて浜を見に行くことにします。浜は、全体的に護岸がしっかり作られていますが、北側には海水浴場が作られていて、そこだけ砂浜があります。足元は礫が多いようです。波で石が飛び跳ねているのが見えます。
天草下島富岡半島 山陽公園海岸

 浜だけをみて、山陽公園という割にはたいして整備されていないと思っていました。実際には、この浜に関係したものではなく反対側の広場のような所のようです。さらに、これも後から気がついたことです。山陽というのは、頼山陽のことで富岡のことを詩に残しているようです。公園の中には、それを記念して石碑が建てられているようです。
続く...............


posted by ヨッシン at 23:28| 旅行記