2017年08月13日

火の山ぐるっと23 4/25 球磨村球泉洞2

 天井にできたベルホールです。ベルの形のようなへこみです。たくさんできています。できた成因はよくわかりません。鍾乳洞が水没した時代に水流が渦を巻いて削っていったという説明が別の鍾乳洞のサイトにあります。石灰岩は傷つきやすい岩石ですが、それほど削られたというようなものはみたことがありません。
球磨村 球泉洞 ベルホール

 穴の中にコウモリが入りこむことがあるようです。足が岩をつかんだために、黒くなっているところもあります。
 オニックスと書かれています。一般的には石英質の岩石に対してオニックスという名前がつけられています。この場合はオニックスマーブルまたはケーブオニックスというのが正しい言い方でしょう。一般的な名称はトラバーチンです。これは、床面にできるフローストンの断面のようです。
球磨村 球泉洞 オニックス

 これは細長いもやしのような石筍です。こんなのもできるのですね。
球磨村 球泉洞 石筍

 床面近くのフローストンは何層もできたり削られたりしています。ここでは、コウモリ糞がたまったり、泥が流れ込んできていたりしています。
球磨村 球泉洞 フローストーン

 一時的に流れ込んだ砂利がたまった跡です。流礫棚と書かれています。砂利が流れ込む大きな穴と、流れ込んだ土砂をとどめるようなものが必要です。その当たりは見当もつきません。
球磨村 球泉洞 流礫棚

 よく見られる、壁面のフローストーンです。天井近くは鍾乳石のようになっています。このようなものもたくさんあります。
球磨村 球泉洞 フローストーン

 ホマーテ型石筍と書かれています。ホマーテは臼状火山と訳されます。火山学者があまり使わない用語なのでピンときません。そのまま臼状石筍といってくれた方がわかりやすい気がします。石筍というよりフローストーンのようにも見えます。
球磨村 球泉洞 ホマーテ型石筍

 探検コース待ち合わせ時間を考えずに歩いています。コースの真ん中に待ち合わせ場所があります。いったんそこを通った時には案内者が来ていました。もう少し見てくるようにいわれたので、いったん端までいって戻ってきました。
続く...............


posted by ヨッシン at 23:47| 旅行記