
写真を見ていた気がついたのですが、左側の高まりもなんか古墳っぽく見えてきました。高いところに、標柱があります。古墳があるところに立てられていますから、これも古墳なのでしょう。ここからが第2古墳群になります。
林の中の遊歩道というような所をぬけていくと再び広場に出ます。この右側に今まで見てきたのと同じくらいのサイズの前方後円墳が見えます。83号墳です。

この後ろ側です。道路沿いの桜が満開です。桜の木の向こうに駐車場があります。西都原古墳群についてから最初に車を入れた場所です。

駐車場のさらに向こうに、鬼の窟古墳(206号墳)というのがあります。今いる場所が一番近いようなので、こちらを先によることにします。
近くまで来た、鬼の窟古墳です。まわりに高い土手をめぐらした他ではあまり例を見ないような形の古墳です。土手に一ヵ所トンネルが掘られて向こう側にぬけられるようになっています。トンネルの壁面では土盛りの断面を見ることができます。

土手の上にあがって第2古墳群の方を振り返ってみました。桜の木が並んでいるところを道路が通っていて、その向こうが第2古墳群になります。車の停まっている向こうに見える高まりが先ほど見えていた83号墳です。

土手の上から見た墳丘です。横穴式石室があります。これが鬼の窟と呼ばれる元になったのでしょう、鬼が1日で作ったとされる伝説があります。

ここの石室は明かりがついていて、石組みのようすなどを見ることができました。

土俵の覆い屋のような建物の方から第2古墳群に戻ります。途中で振り返って見た鬼の窟古墳の全景です。独特の形をしているのがわかります。6世紀後半から7せき始め頃のもので、最後の首長のものと考えられているそうです。

再び第2古墳群に戻って正面に見えたのが88号墳です。小ぶりの前方後円墳です。

88号墳を通り過ぎたところから記紀の道への分岐路があります。ニニギノミコトとコノハナハクヤヒメ関連の史跡がたくさんあるようです。道のりはかなりあるようです。自転車なら回れる距離ですが、古墳群だけで手一杯です。今回はパスします。といって次回チャンスはあるのでしょうか。
道を曲がらずにまっすぐ進んで次に見えてきたのが大山祇塚(90号墳)です。これもこの古墳群初期のものです。

似たような前方後円墳が続きますので端折って、ちょっと変わったもののみにします。まわりにツツジの花で囲まれたこの古墳は95号墳です。

このあたりの古墳のまわりを足元を見ながら歩き回っている人たちをたくさん見かけます。目当ては、どうもワラビのようです。
100号墳です。周溝に砂利が敷かれています。この古墳群では最も古い部類に属します。

だいたいこれで第2古墳群は見終わったようです。西都原古墳群では前方後円墳の多い古墳群でした。
続く...............