なんとか遊古館に到着できました。埋蔵文化財センターが併設されているので、人の出入りはあり、中に入れることはできました。
駐車場のフェンスには至る所にアケビが絡みついていて、黒い花をつけていました。

遊古館そのものは研修センターのようです。中に展示室があるのですが、ここが閉まっていました。最低限、案内パンフが入手できればいいので、探してみると置いてあるのを見つけました。これを持って、古墳群を歩くことにします。
古墳群は離れているようです。歩き始めたのですが、まだまだ先で駐車場もあるみたいです。引き返して車で移動することにしました。
駐車場は、高台より一段低くなっているところにあります。一番高いところは障がい者用駐車場になっています。古墳群へは駐車場から階段を上がっていくことになります。階段の登り口に、先ほど入手したパンフと同じものが置かれていました。探す必要はなかったようです。ただこの駐車場場所はわかっていませんでした。
階段を上がると、台地の上に出ます。その前からいくつかの古墳が見えてきます。左手前の石を並べたようなものがあるのが21号墳、奥の小山みたいなのが22号墳です。

反対側は遠くまでよく見渡せます。見えている山は、鰐塚山(1118m)、宮崎県南部にある山です。霧島山を見たいのですが、ここからは見えていないようです。

台地の上は木は伐採され、草も刈られていて小さな古墳のような高まりがよくわかるようになっています。真ん中に見えているのが14号墳、右にくっつくように15号墳が見えています。

ここからは、生目古墳群史跡公園の中を反時計回りに回っていくことにします。いったんバックするような形になります。後ろ側です。草地に生えていた、ノダイコンが花をつけています。ちょっと伸びすぎのような気がします。後方に見えるのは22号墳です。ここでは、3番目に大きな古墳だそうです。前方後円墳の後円の部分だけが見えています。

台地の周囲にはシイの木が生えています。今はちょうど花の時期です。だいぶ強いにおいが流れてきています。

13号墳です。横に社のようなものがあって、ここだけ木が刈られていません。古墳自体は小さなものなのですが、かなり大きな古墳のように見えます。

7号墳です。前方後円墳というのがよくわかります。周壕が深く掘り下げられています。発掘調査でこの中に地下式横穴墓が見つかっています。後の時代に作られたものでしょう。シートがかぶっているのはそのためでしょうか。

5号墳です。古墳が作られた1600年ほど前の姿に復元されています。手前の風呂桶のようなものは、これも地下式横穴墓です。この位置で見つかったそうです。5号墳と関係のある人の墓ではないかと考えられています。

史跡公園は、ここから谷を隔てて北側にもあります。いったんそちらの方に行くことにします。
続く...............