2017年07月10日

火の山ぐるっと01   計画・準備・出発

 望遠鏡を車に積んでどこかに出かけたくなっています。冬の間は寒さに負けて出損ねています。3月に行こうと計画を立て初めました。日程は月明かりのない3月末。28日が新月です。土曜日の宿は取りにくいので、この日発の夜行フェリーで帰ってくることにします。となるとこのフェリーに乗るのは、3月25日か4月1日になります。1日の夕方にアルデバラン食があります。フェリーの中で見るのは今ひとつなので、25日のフェリーで帰ってくる方がいいようです。となると帰りのフェリーの乗船日は25日になります。逆算して出発日は、19日の日曜日か、20日の春分の日かになります。21日が下弦なので、あまり早い日に出ても月明かりがあります。20日出発とします。
 行き先は南の方、となると九州方面です。見てみたいところとしては、吉野ヶ里遺跡があります。九州までのフェリーは、門司・別府・宮崎とあります。別府か門司が便利そうです。宮崎との間がぬけることになりますから、宮崎まで行って門司か別府から帰ってくることにします。
 泊まる宿を探します。基本、公営の宿を探しています。宮崎から高千穂は距離的にはいいのですが、宿は高めです。阿蘇で一泊することにします。八女市星野村で天体観測とセットになった宿泊プランのある宿があります。ここも決定です。唐津市に夕日がきれいという宿もありました。春先は黄道光が見やすい時期です。ここも候補です。宗像市にも夕日がきれいなところがあります。宗像も内容はよくわかっていないけれども、世界遺産を目指しています。ここもいいでしょう。後は、門司から帰ってくることになります。
 大まかなコースが決定したところで、宿に予約の電話を入れることにします。この中で、空き室状況がわからないのは、唐津の宿です。まずここから予約を入れようとしました。ところがいきなり空いていないとのことです。ここに泊まれなかったら、吉野ヶ里へ便利なところはなくなってしまいます。別の機会といっても、それなりにコースを考えるのも、新たに何を見るのかを考えるのも面倒です。出鼻をくじかれ、計画を立て直す気力がなくなってしまいました。これで、3月の旅行はなしとなりました。
 一月ほどして、再び計画の立て直しにかかります。1から考え直すのは大変なので、前回の計画をベースにすることにします。4月は26日が新月です。23日日曜日出発、29日昭和の日帰宅が基本的な日程となります。問題は、23日に自治会の総会が入りそうです。毎年午前中には終わっているので、夕方のフェリーにはじゅうぶん間に合います。午後開会となると途中でぬけないといけません。
 まずは、計画が頓挫した元となった宿からあたってみることにします。ネットなどで情報を整理した所、市の業務委託契約の期限が切れ、この4月から委託する業者を落札で決めたようです。まだ受け入れ準備も整っていないようなので、今回も保留することにします。夕日のきれいなところというのは相変わらず魅力となっています。
 九州で西海岸にあるところを、ずっと見ていると、天草下島にサンセットロードというのがあって夕日のきれいなところが何カ所かあるようです。ここで、公営の宿を探したのですが、ないようです。白浜温泉はその中でも夕日のきれいなところのようです。旅館などから調べて、安くて空いているところがありました。ここを候補に入れます。となると、吉野ヶ里は今回は完全にパスとなります。
 天草まで行くとして、宮崎からまっすぐでは無理でしょう。だいたい寄り道しながらいく事になりますから、途中で1泊は必要です。真ん中くらいの場所でないか探していたら、人吉の近くの相良村のやっている温泉に宿泊設備があるのを見つけました。ここも空いていて泊まれそうです。
 3月の旅行用に見つけていた星野村の宿も空いています。久住高原に公営の宿があります。別府から帰ってくるのにちょうどいい場所になります。山麓の開けたところにあります。星を見るのにはうってつけです。ここを4泊目の宿とします。宿が確定したので、往復のフェリーも確定です。予約を入れ、代金を振り込みます。
 次は、途中の見所を調べることにします。宮崎から、人吉までです。宮崎神宮は有名な場所のようです。その近くに生目古墳群というのがあります。ここも見ていくことにします。宮崎から人吉に向かってすぐの所に西都原古墳群というのもあります。ここも立ち寄りどころです。宿に着くまで時間によっては、椎葉村を経由したり、人吉市街をまわってみるのもいいようです。城跡や青井阿蘇神社の山門も見所のようです。途中、錦町にある釜の奥戸と書かれている場所も気になります。
 相良村から天草下島です。コースとしては、球磨川を下っていき球磨村から芦北町にぬける道に入ります。そこから海岸沿いに南下し、阿久根市から長島にわたります。長島の蔵之元からはフェリーで天草下島に渡ることができます。後は西海岸を走っていけば白浜温泉に到着です。
 見所です。球磨川に沿っては球泉洞や神瀬の石灰洞があります。芦北にぬけてからは阿久根市までまっすぐです。出水市のつるの飛来地は前回来ていますし、季節ではないのでパスします。となると、芦北から長島にわたるまでの間はこれといってみるものはないでしょう。長島・天草下島は現地でパンフを入手することにします。
 天草下島から星野村です。天草下島の富岡半島に何かありそうです。本渡から天草上島に渡り、島は北側の方が見所がありそうです。宇土半島に渡ってからは不知火海沿いにいくことにします。ここから、熊本市街をどうするかが問題となります。熊本城の被害状況は見ることができないでしょう。なら、益城町付近の断層ということもあります。どこでずれたかという報告書をネット上で見つけました。印刷して持っていくことにします。
 星野村から、久住高原です。耶馬溪は、青の洞門付近はいっているのですが、何とか耶馬溪といって見所は他にもいっぱいあるようです。ここに寄ってから久住高原に行くことにします。
 久住高原から別府です。九州の東海岸に、佐伯とか臼杵といった見所はいっぱいあるようです。このあたりによりながら別府にぬけることにします。
 他に調べておくことは、日の出日の入りの時刻と、北天に彗星が見えるかも知れないので、その位置の確認です。持ち物は、いつも通りに望遠鏡関係が加わります。
 今回は、阿蘇山を反時計回りにおおきくまわって帰ってくるコースになります。なので旅行記のタイトルは、「火の山ぐるっと」になります。阿蘇山はどの程度絡んでくるのでしょうか。こうご期待。

 出発当日です。自治会の総会は、思っていた通りに午前中で終了しました。終了後、弁当とか予備のパンとかを買いに行きます。弁当は夕食、パンは昼食にあぶれたときのためです。おやつ代わりにもなります。いつも通り、眠気覚ましのするめも買っておきます。
 植物の水やりもたっぷりとしておきます。自動給水器も水揚げが大きい鉢にセットします。戸締まりも入念にしていたりとかする内に、出発時刻になりました。
 出発することにします。フェリーは三宮港からなので、名神高速道路と阪神高速道路を乗り継いでいくことになります。名神高速道路には、先のインターからと戻ったインターから入れます。先のインターからはいることにします。ここまでの経路は2通りあります。いつも使う道は、入り口前200mの間で3車線を横切るということをしないといけません。別のルートをとることにします。こちらは駅前の渋滞路をぬけないといけないのが難点です。2kmくらいの距離ですが、ここだけで30分以上かかってしまいました。後は、スムーズにいけたので、少しだけ余裕のある時間に三宮港に到着しました。
 前回、ここから乗った時は切符売り場から遠く離れた乗船待機所まで誘導されました。今回はわかっているので、売り場の近くで買えないのか確認したのですが、待機所まで行くようにいわれました。距離は長いですが、歩いて行って、切符を買わないといけないようです。通路の中程から振り返って見たようすです。延々と長い廊下です。
神戸港フェリーターミナル 通路

 車検証と、申し込み確認メールの印刷物、乗船名簿を持って乗船券売り場まで行きます。切符を買った後、九州アラウンド割引証明書がもらえないか確認します。これがあると、帰りのフェリーが別会社でも、割引されるみたいです。聞いてみたところ発行に時間がかかります。電話で、用紙の場所とか書き方とかをどうしたらいいのか問い合わせています。あまり利用がないのでしょうか。時間がかかってわかったことは、行きが正規料金で支払っている場合のみ発行されるとの事です。割引プランを使っていますからもらうことはできませんでした。
 前回利用したときは、買い出しのことを考えていたので、ターミナルの中を歩き回ることはできませんでした。
 少し歩き回って見ることにしました。待合室に宮崎近辺の観光パンフが何種類か置かれていたのでいただいていきます。階段から上に上がれて、そこい展望デッキというのがあるのがわかりました。上がってみました。港側にフェリーが見えます。その右横の鉄管のような筒状のものが長い廊下です。
神戸港 フェリー

 反対の山側です。左の建物が神戸市役所で、まっすぐ延びる道路が、その前につながる道路です。茶色い税関の手前の交差点から次の高速道路(税関の建物の上に見えている)の下の道路との交差点までが、日本で一番短い国道174号線です。写真を拡大してみたら、向こう側の行き先表示案内の柱についている青い看板に、日本一短い国道と書かれているのが見えました。この写真からは看板の青色のみが見えます。
神戸港フェリーターミナルから税関前方向

 景色をあまりゆっくと見ていられません。いつ乗船開始になるかわかりません。車の方に戻ることにします。
続く...............


posted by ヨッシン at 23:52| 旅行記