写真を撮ろうとしたのですが、手ぶれを起こします。昨晩、カバンの中にしまい込んだ三脚を取り出し撮影しました。月の上にあるのが金星です。雲の向こうなので暗く写っています。上の方にあるのが木星です。間に火星も見えるのですが、ほとんどくもにかくれていました。

右側の低い所に、明るい星が見えます。位置からするとカノープスです。緯度が低い分高いところに見え、ずいぶん明るいです。このあたりも雲が多く、一部星の写っていない場所があります。

南十字星が昇っていないか調べてみたのですが、無いようです。出てくるのはもう1−2ヶ月先のようです。
しばらくすると空が白んできました。コウモリが何匹か飛ぶのが見えます。ねぐらに帰るのでしょうか。
この後、空が明るくなってきたので、日の出を見るために出かけることにしました。宿から見ると、周囲の山の上に雲がかかっています。日の出はこの雲の上になりそうですが、雲の下が切れていてそこから日の出が見えるかも知れません。
宿を出て、島を取り巻く尾根を越えた後、そのまま進んでも東側の空は開けませんので、右側に伸びる道に入ります。ここから、島北側の海岸線が見えるようになったのですが、海岸線の方向が、太陽の昇ってきそうな方向よりわずかに左に振れています。これでは、水平線から昇る朝日を見ることはできません。できるだけ日の出の方向が低くなっているところを探します。
造成中の貯水池がありました。このあたりで見るしかないようです。

池にはセイタカシギが何羽かいます。

サギも1羽飛んできました。足先が灰色なのでチュウサギです。ガイドさんは足先が黄色いのがチュウサギといっていましたが、間違っていると自信がなかったため訂正しませんでした。

日の出が、近づいてくると遠くをシギの集団が飛ぶのが見えます。鳥の活動が活発になっているようです。

日の出は、結局雲の上でした。

添乗員さんもやってきました。宿では、行こうかやめようか迷っていた人が多かったそうです。これだと宿でも変わりがなかったようです。
続く.......................