ペルセウス座流星群は、結構長い期間流れます。一昨日の晩から夜半過ぎにかけて、あれだけ条件が悪いのにたくさん見えたので、昨日の晩も見ようとしました。といってもどこかに出かけてというわけではなく、自宅からの観測です。建物が入り組んでいたりとかで見える方向が限られます。西の方はあまり建物がなく、明かりも少ないのですが、北東の空を狙うことにしました。単純にペルセウス座に近いというだけの理由です。
11時過ぎから開始です。空は結構明るく、北極星がやっと見えるくらいです。雲も少ないといえ部分的に固まっています。
ポータブル赤道儀(ポタ赤)をセット中に、極軸望遠鏡の視野の中を流星が横切りました。望遠鏡を見ている中を流星が横切ったのは初めてのことです。期待が持てます。カメラをセットし、マニュアル露出の30秒では、空がかなり白く写りますが、過多というほどでもないようです。露出時間を25秒にセットし、30間隔で120枚(1時間分)のインターバル撮影をセットします。撮影を始めて、すぐに雲が広がってきたのでいったん中止し、雲がなくなってから再開します。
何枚か撮った後で、カメラが作動していないのに気がつきます。調べてみると、電池切れでした。電池を交換します。入っていたのは、予備の電池で、ニッケル蓄電池は放電させるまで使った方がいいので無理して使っていました。本来のバッテリ-(リチウムイオン電池)に入れ替えて撮影を再開します。
空を見ていると、だんだん眠たくなって、うとうととしてしまいました。カメラも止まっていたので、インターバル撮影を再開、というのを何回か繰り返しました。途中で、正規のバッテリーも切れたようなので、予備の予備の電池に交換しました。
だんだん空が白み始め、写真も真っ白になっていそうなので終了です。結局見えたのは、極軸望遠鏡を横切った一つだけでした。かなりの時間寝ていたようです。撮影した写真は550枚、そのうち雲しか写っていないのが25枚でした。ざっと見た感じでは流星の写っているものはありませんでした。雲が多く隅々まで確認しづらいところもあるので、見逃している可能性は0ではないのですが、流星の撮影もできなかったということになります。
話が変わります。昼過ぎに、庭でやけにセミがばたつく音が聞こえてきました。何かなと思ってみると、音のする方から、イソヒヨドリが飛び立つのが見えました。セミを捕まえて食べようとしていたようです。しばらくの間、恨めしそうに高いところに止まってみていましたが、そのうちに去って行きました。春先に見たのと同じ個体でしょうか。朝とかに時々鳴き声が聞こえてくることがあります。
2015年08月15日
ペルセ群流星その後 他
posted by ヨッシン at 22:57| 日記