昨日がペルセウス座流星群極大だったそうです。昨日か今日の夜明け前にたくさんの流れ星が見えたはずです。最後まで勤務していた高校の天文部が合宿に行って観測するというので、昨晩だけ参加させてもらいました。夕食後に合流できるように、大阪を出発する予定でした。
出発前に何度か天気予報を確認してみました。合宿地は、翌日の昼過ぎまで晴れマークはでていません。おまけに、晩方の降水確率も高く、レーダー画像を見ても大きな雨雲があります。大阪では、曇りの予報でも、雲のすき間から青空がのぞいています。この程度の曇りなら、流れ星が見られる可能性はあります。一応行くだけ行って、だめなら帰ってくることにしました。
車を走らせていて、現地に近づくにつれ雨脚が強くなってきます。ただ直前には、小雨に変わっていました。到着しても雨がやむ気配はありません。レーダー画像を確認すると強力な雨雲が接近しているようです。雨雲が行きすぎるのを待ったあとしばらく時間をつぶしていたら、少しだけ晴れ間が広がってきました。機材を持って、観測場所に移動します。
観測場所は、周囲に多少は明かりはあるものの何とか見ることができそうです。問題は、雲が完全にのかないことです。星の見えるすき間が狭く、どの星座が見えているのか確定するのに苦労しました。最初にわかったのがかんむり座です。東の方の星座を確認しているときに、最初の流星が見えました。10時半頃のことです。比較的長く、−1〜2等程度の明るい流星です。流星痕も残っていました。その後も、たくさんの流れ星が見えました。10こ前後は見えていたようです。
12時すぎ、がいちばん晴れ間が広がっていて、夏の大三角やそこを流れる天の川、ペガススからアンドロメダやカシオペアの区域がかわりばんこに見えていました。これだけ広がっていれば写真撮影ができそうなので、1時頃に機材をセットし始めました。その直後から、再び雲が広がり始めました。おまけに、雨も降り出しました。最初の内は雨が降っていても星は部分的に見えているという不思議な降り方でした。キツネの嫁入りのような雨です。そのうち雨は本格的になってきました。しばらく待っても雨がやむ気配がないので、観測は終了です。部員は宿に戻ってなることになるので、そこで別れて帰宅しました。
雲が多く、見られる区域・時間も少なかった割にはたくさんの流星を見ることができました。部員達は、ネットへの報告が残っているはずです。