
奥の方に雪が高くなっているところがあります。このあたりの雪をかき分けた道路を歩いていたはずです。上の道を歩いている人たちがいますが、そこからは底までは見えないでしょう。

手前側ロータリーの端に除雪機のようなものがありました。展示していたようです。

入口付近でも風は強く、道路を吹き抜けてきている感じでした。この風が見学中止の原因のようです。
早めになりますが、集合場所に行きます。ここから美女平までは約1時間高原バスになります。バスに乗り込んだのは20番目くらいだったのですが、ラッキーなことに、最前列入口側の席が空いています。ここに陣取ることにします。
出発してすぐに、雪のいちばん深いところを通過します。今年は19mあるそうです。やはり先ほど見えていたカーブの場所でした。あまり高い感じはしません。上が見えず前が見えていたからでしょう。横側の窓からは、雪壁しか見えていなかったかも知れません。

風が強いのは、路面の水たまりに波が立っている様子からもわかります。ほんの1−2秒のことだったのですが、正面から横殴りに雨と雪と風とその他何が混ざっていたのがよくわからないものがブリザードのように吹き付けてきて、一瞬の間に窓がずぶ濡れになり何も見えなくなりました。一同悲鳴を上げました。これがあったのは、後にも先にも一度きりでした。何回もあれば帰れなくなるのではと心配するくらいの突風でした。
ずっと風は強いようでした。雪面を見ると所々棒のようなものが立っています。ガードレールの柱にしっかり結びつけられていますので、雪をどかすときに目印になるように立てていたのもと思われます。

だいぶ下ってくると、雪の下に木の枝のようなものも見えます。ダケカンバの枝が雪の重みで押されたものだそうです。

称名の滝とか大杉の近くではバスは徐行しながら進みます。ここまで来ると、ほどなく美女平に到着です。写真は称名の滝です。

美女平から下の立山駅まではケーブルカーです。立山駅に近づくと町らしい雰囲気が広がり山を降りてをおりてきたんだいう感じがします。立山のケーブルには、荷物運搬用の台車が付いているのが特徴だそうです。

立山駅では迎えのバスが待っています。上り口の扇沢まで運んでくれたバスです。下の道を迂回してきてくれました。運転手さんに途中の天気を尋ねてみると、すごい雨と風だったそうです。したは大変だったようです。
バスは富山駅まで送ってくれます。駅方面と書かれていない方に進んだり、どう走ったのかよくわかりません。カーナビをつけていないのに、運転手さんは道がよくわかるものだといつも感心します。
富山駅から金沢駅までできたてほやほやの北陸新幹線に乗ります。10ヶ月ほど前に来たときは直通があったのですが(このあたりの話は付録「前回の旅行」を読んでください)、新幹線のためになくなっています。駅での待ち時間はほとんどなくすぐにホームに上がります。黒部ケーブルとロープウェイで待ち時間が長かったせいだそうです。新幹線の入ってくるところ、先頭車両を撮りたかったのですが、もうすでにホームで待機しています。

先頭車両は高岡か金沢でチャンスをうかがうことにします。高岡駅で対向車線に止まっています。出て行くところを撮ったのですがうまく写りません。

金沢駅でも、対向ホームに止まっています。反対の窓側だったので入る時には撮れませんでした。ホームにでてしばらくすると、発車の合図がなります。おまけに、添乗員さんは近くの階段を降りずに遠くのエスカレーターの方に行きます。これなら撮れるかもと思ったのですが、なかなか発車しません。結局、エスカレーターに乗り込んだのとドアが閉まったのがほぼ同時でした。次のツアーグループが並んでいたので、どうしてもその前に割り込んでエスカレータに乗る必要がありました。階段を走れば間に合ったかも知れません。でも、冒険はしたくないです。
ここで、サンダーバード40号に乗り換えです。待ち時間は20分ほどしかありません。晩に食べる弁当を買いたいのですが、階段中段にあるコンビニにみんなが殺到して長い列ができています。ホームならあるかもと考え上がってみると、特急ホームにあります。戻ってそのホームに行くと、反対側に駅弁屋さんがあります。そこで購入しました。一応他の人たちに、駅弁があると連絡したのですが、もう商品を選んだのでよいということでした。駅弁も、この後すぐに売り切れたようです。
解散場所を確認してみると、集合場所と違う大阪駅だそうです。新大阪で降りたいというと、色々あったのですが、新大阪での下車券をもらうことができました。あらかじめ言っていたため新幹線車内で高槻までの下車券をもらった人がいました。今度からそれをもらうことにします。
京都を過ぎてから、添乗員さんがこっそり降りてほしいと頼みに来ました。新大阪に止まることを知っていきなりそこで降りたいという人が出てきたためです。反対側の扉から降ります。といっても連結部には出口がなく、まるまる1両分歩くことになります。どっちみちホームを歩く必要があったので同じでした。
茨木駅まで戻って、降りるときに220円払えと言われます。一応「前はよかったのに今回はなぜお金を取るのだ」とだだをこねてみましたが無駄でした。前はラッキーだった(大局的にはそうでもなかった)だけです。
−−前回の旅行−−
ここで言うのは、2014年5月に行った、別の旅行会社主催の尾瀬ツアーです。帰りはバスで群馬県沼田市から関越自動車道に入り、長岡から北陸自動車道を走って、直江津まで戻り、そこからJRで、はくたか(新幹線はできていなかった)、サンダーバードと乗り継いで帰ってくる予定でした。
関越道に入ったあたりで、はくたかは運休していると旅行会社から連絡が入ります。こういう場合は、ツアー中は旅行会社に任せればいいので気楽です。いちばんの問題は、直江津−富山間をどうするかです。次の列車に乗れる保証はありません。バスでそのまま走ってもらい、富山まで行くことになりました(この辺でも色々ありました)。直江津で受け取るはずの晩ご飯の弁当(今回帰りに食べたのと同じ会社のものです)は、途中のSAで受け取ることに。走行速度を考えると、予定のサンダーバードに乗れるかも知れないのですが、ぎりぎりなので安全を見て一台遅らせることになりました。
富山駅で1時間近く待たされた後、最終のサンダーバードに乗ります。富山を出て、高岡に着いたときに、先の石動駅の近くで人身事故が発生します。田舎のせいなのか処理がゆっくりしています。動き出せるようになるまで2時間ちょっとかかりました。
ここで、もう一つ別の問題が発生します。このまま遅れが残るとすれば、京都到着は午前1時近くになります。大阪に行くとしてもそこから先の公共交通がありません。添乗員さんは、帰ってからの宿をどうするか手配しています。京都で下車する予定でしたが、新大阪まで行き、そこからタクシーで帰ることにします。
遅れは回復せず、そのまま戻ってきました。新大阪に着くと、高槻行きの臨時列車が待機していました。たくさんの人が乗っています。新幹線も遅れていたようです。茨木まで戻って料金を確認するといらないとのことです。京都からの電車がないことで大目に見てもらえたようです。
ぎりぎりだったけど、何とか家までたどり着けた旅行でした。その後の旅行でも、トラブルに巻き込まれています。次に行った島への旅行では、帰りの港を出て4時間走った後で、急病人がでたため出発した港に戻り、結局帰港したのは8時間遅れになりました。その次の車での旅行は、ライトが消えなくなったにもかかわらず(バッテリーが上がってしまう)、経路にある整備工場に寄ろうにも休業日というのが3日ほど続きました。その後2回ほどはすんなりいったようですが、前回、前々回と書いたようにわずかなトラブルを伴っています。今回も0というわけではありません。トラブルに巻き込まれるというのは、何かあるのですかね。次では起こらないでほしいものです。
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