ガソリンを入れてから先の行き先ですが、そのまま国道をまっすぐ行かず、八幡浜を回っていくことにします。八幡浜で特に何かあるという情報はないので、どこかで仕入れないといけません。標識にはみなとオアシス「八幡浜みなっと」というものがでています。そこに寄って見ることにします。
みなっとに着く頃には雨は本降りになってきました。道の駅を大きくしたような施設で、海産物を直売する施設や普通の道の駅のような施設、交流館もあります。昼食時刻なので、軽く食べられるものはないか探していると、揚げたてのじゃこカツがありました。やけど寸前の熱さでしたが、じゃこがからっとしていて、臭みもなく美味でした。サヨリのおすしも買いました。寿司飯の代わりにおからを使っていましたが、特有のぱさぱさ感もなく、これならいくらでも食べられそうでした。
八幡浜は、明治から大正期に宇和海を航行する船の中継基地として発達した町で、当時の商家が残されているそうです。そこを見に行くことにします。

舟つなぎ石です。昔船をつないでいたんだそうです。家の壁沿いに何本か立っています。

神応邸です。明治初期の建物だそうです。上半分は2方向に屋根がある(切妻作り)のに、下半分は4方向に屋根がある(寄棟造り)ですが、傾斜が緩くなっています。

この付近の古い商家に目立つのは、屋根を支える構造物がものすごく立派なことです。「持ち送り」というのだそうですが、大きな一枚板に細かい彫刻が彫られています。写真は毛利邸のものです。

ちょっと時代は新しくなりますが、それでも昭和初期のもので下司医院です。特殊な左官技でできている、洋風建築だそうです。使われていないのか柵で囲われています。
町の外れにある大法寺の石垣です。


他にも残されている商家や古い建物はいくつかありました。回った範囲はそれほど広くなかったのですが、雨が降っていて、鳴門で買った傘を差していても、結構ぬれました。
続く...
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