2015年04月23日

南四国春の訪れ14 3月18日午前 宇和島

 宿毛に泊まったのですが、町中の史跡は跡地が多く碑だけを見てもおもしろくありません。宿毛は戦時中軍港だったから大きな被害を受けていたのかも知れません。何も見ずに北上します。途中、宇和島まではこれといった案内はありません。津島から自動車専用道に入り宇和島で降ります。
宇和島城 宇和島にはお城があります。その天守は現存する12天守(高知城も入っている)のうちの一つになります。見に行くことにします。三の丸御殿跡地近くの駐車場に車を止め、そこからお城に登ります。登り口には、桑折家長屋門家老であった桑折(こおり)家の長屋門が復元され設置されています。なかなかりっぱな門です。
 門を抜けると、正面に石垣があり、左側から坂道になっています。道に沿って、生えている植物に名札がつけられています。シダ植物が多いのですが、ムサシアブミ詳しくないので参考になります。写真はムサシアブミという植物、マムシグサそっくりの花苞が出てきています。
 井戸丸跡から、三の門跡、二の門跡を通り二の丸跡へでます。ここまで上がってくると、宇和島の町がよく見えます。
 一の門(櫛形門)跡を抜けると本丸に出、正面に天守が見えます。本丸のソメイヨシノはまだつぼみでしたが、品種はわかりませんが早咲きの桜は満開でした。
宇和島城天守内部 天守内部は、障子板で囲まれた部屋が作られています。これも宇和島城の特徴だそうです。天守から町を見ると南東側にお寺が集まっています。地図では城主伊達家の墓所があります。
 天守を降り、宇和島城山里倉庫三の門跡まで戻り、そこから籐兵衛丸跡にいきます。ここには、山里倉庫(武器庫)が移築され郷土館として利用されています。正面は地元の名士家の長屋門が移築されたものです。
 籐兵衛丸跡の下にあるのが、長門丸跡。宇和島城長門丸跡ここは公園のようになっています。その入口の長門丸門跡の石垣です。野面積みで、しっかり積まれています。ここから帰り道はわかりづらかったのですが、何とか見つけて戻りました。残念なことに、搦め手門側に行くのを失念していました。こちら側には上り立ち門が現存するようです。
 宇和島城を後にして、次に向かおうとしましたが、すぐに「和霊神社は左」の標識が見えます。宇和島市のウェブサイトに何か書いてあったような気がしましたの寄り道します。
宇和島和霊神社 入口の鳥居を過ぎて、太鼓橋を渡り立派な山門をくぐります。何もかも立派です。ここから階段を上り、本殿のある広場に着きます。正面には、干支の書かれた大きな絵馬があります。本殿を一回りしてみたのですが、牛鬼以外は、これと言って変わったものは見つけられませんでした。宇和島和霊神社山門から鳥居後で調べ直してみると、ここには3つの日本一があるとか。一つは入口の石の鳥居です。大麻比古神社の鳥居も大きかったようですが、向こうは木製です。木でできているものではもっと大きなものがありそうな気がします。残りの二つは、於多福面と鼻高面というお面だそうです。
 この頃になると雨がぽつぽつとし始めました。今日の天気予報は、雨。ひどくならなければいいのですが。
続く....

タグ:植物 寺社
posted by ヨッシン at 22:35| 旅行記