2015年04月22日

南四国春の訪れ13 3月17日泊 宿毛

 17日の宿は宿毛に取っています。この付近では、だるま太陽と言って水平線に沈む夕日がだるまのような形になることがあるそうです。それが見られるかも知れないという宿を選んでいます。日が沈むまでに宿に着くように時間調整をします。
 だるま太陽は、松山や今治近辺で見られることがあるのは知っていました。昨年11月に松江にツアーで行ったときに見られるかと思ったのですが、松山に着くかなり前に日は沈んでしまっていました。だるま太陽は、蜃気楼によって、太陽の形が変形して見えるために起こります。
 宿に着いてから聞いてみると、ここで見られるのは2月中旬までだそうです。それ以後は、山かげに太陽が沈むために見られないようです。日の入りまで少しありますので、海岸に降りて山が邪魔にならないところはないか探してみることにします。夕日手前の山はよけられそうだったのですが、さらに奥に別の山が現れ、これでは相当移動しないと無理なようです。それよりも、太陽は山の上にかかる雲に沈んでいきました。残念。だるま太陽はまた次の機会にします。今回は室戸周辺でも見られるというのを知りました。その分チャンスは増えました。
 晴れていますので、夕食後に星を見ることにします。ここの名物はキビナゴだそうです。天ぷらになって出てきました。小さくて味がよくわかりません。ちなみに昨日は白魚でこれも小さい魚でした。
 星見は海岸の公園ですることにします。夕方に見つけていました。ちょっと距離がありますので車で出かけます。ここから見ると北東方向の空が非常に明るくなっています。これは市街地の明かりです。西南西方向も明るくなっています。宿の人によると大分の明かりというのですが、後で考えると漁り火のようです。
冬の大三角 西側の空から雲が広がってきています。黄道光は見えません。冬の大三角が見えていますのでこちらを狙うことにします。何枚か撮りましたが、オリオンの下にある雲はなかなかどいてくれません。それどころか、だんだん大きくなって、リゲルも覆い隠すようになりました。そこで、北極星周辺に目標を換えたのですが、小さな雲が居座っています。北斗七星そのうち雲が厚くなって残るは北斗星の周辺だけになりました。ここも撮ってみたのですが、柄杓の先にある二つの星は、雲に隠れたままです。おまけに飛行機も通過します。そのうち北斗星も見えなくなって観測不能になりました。あきらめて宿に戻ることにします。
いけす運搬船 翌朝も散歩に出ました。桜公園という所に行きましたが、花はまだまだでした。海岸におり、海岸に沿って歩きました。沖合を行く船がいけすのようなものを引いています。修理していたのでしょうか。それにしては数が多すぎます。カタツムリの殻沖合のいけすでは、何かの作業をしている所もありました。
 海岸の草むらの中には、たくさんのカタツムリの殻が落ちています。ちょっと探しただけで、これだけ見つけることができました。
アオジ 藪の中には、アオジがいます。写真を撮ろうとしたのですが、ピントが手前の枝にあうだけで、なかなかきれいに写りません。やむなく、手動にしてなんとか撮ることができました。
 ぶらぶらしている内に結構時間を使ってしまいました。朝食の予定時間を10分過ぎています。食堂の係の人に寝過ごしているのではとかいろいろな心配をかけてしまいました。景色を見ながら食事をしていると、向かいの山の山桜が咲き始めていると教えてくれました。
咸陽島 宿から見える沖合に、咸陽島という島があります。この島との間は、干潮時には砂嘴でつながるそうです。早朝と比べると何となく砂浜がのびてきて、海の波も大きくなっています。何となくつながり始めているようなのですが、まだ1時間以上はかかりそうなので、見ずに出発することにします。
タグ: 海湖
posted by ヨッシン at 21:07| 旅行記