2015年04月21日

南四国春の訪れ12 3月17日 午後 足摺岬

 高瀬沈下橋を過ぎてから、国道は四万十川から離れたところを走ります。再び、川と接近するのは四万十市中村の市街地です。ここでは、川はかなり大きな流れとなっています。
 次の目的地は、足摺岬にします。中村の町からは左折して、四万十川を左に見ながら走ることになります。川を渡ってから、左足摺岬と書かれている標識がないか注意していると、それらしきものがあります。そこで左折すると、なんと自動車専用道に入ってしまいました。その道はすぐに右に曲がり西へと向かっていきます。変だとは思ったものの、新しい道ができているのかなと考えそのまま走り続けました。その後何も案内はなく、終点へ到着します。明らかに間違いであったことがわかり、再び同じ道を引き返します。
 元の国道に戻り、すぐに左折の標識。先ほどの、自動車専用道をくぐって、四万十川の堤防沿いに出ます。四万十川とは河口の手前で分かれ、山の方へと進みます。足摺岬までの距離案内も出ています。順調にいっているようです。
 道が、海沿いを走るようになってから、足摺岬の案内が出なくなります。その先にある竜串という地名はでていますので近くなったためだろうと考えそのまま進みます。なかなか、足摺岬には着きません。
 竜串まであと数キロほどになった時点で間違っているとわかりました。すぐ先に道の駅があるようなので、トイレ休憩もかねて道を確認し直すことにします。ついでに直産物も買ったのですが、支払いの時にレジにおいた車の鍵を持って帰るのを忘れました。
 コースについてわかったのは、足摺岬は、国道のあるところからつきだした半島にあって、それを一周する県道に入らないと行けないことです。そこまでわかったところで、気を取り直して出発します。県道の入口の標識を見落とす可能性があるので、注意して見ないといけません。
 ちょっと小さめの標識を見つけ、その方向に進むと、道は3つに分かれています。どれも行き先は足摺岬です。一番大きな字で書かれていた真ん中の道を行くことにします。
 曲がりくねった山道でした。道幅もそれほど広くありません。できるだけ急いで走りました。それでも、最高制限速度までまだまだという速度です。
 海沿いに抜け、旅館街を過ぎ、観光案内所が見えます。この先駐車場があると思いそのまま走りますが、結局なく、戻ります。案内所の手前、車が路上駐車しているような場所が駐車場でした。
足摺岬付近の県道 ここまで何回も、道を間違えたのは大きな勘違いがあったためです。別の岬(思い直せば石廊崎)の記憶を足摺岬のものと思い込み、広い道路が通っていてしかもしっかりとした駐車場がある場所を探していたためです。実際の道は、狭く曲がりくねったものでした。
足摺岬灯台 やっとのことで到着。観光案内所は休館日です。付近がどうなっているかわからないまま、道しるべに従がい、遊歩道を歩いて展望所へ行きます。ここからは灯台や海が見えます。他にもコースがありますが、ここまで、相当時間をロスしているので次に進むことにします。
 先ほどの道の駅で竜串も名所になっているというので、行くことにします。道の駅からすぐの所でした。なんと、ここの観光案内所も休館日です。この付近は、火曜日休館になっているようです。竜串海岸地層案内板があるのですが、どこに何かあるか覚えきれないので、とにかく行って見ることにします。見所の名前は、銘板を直接貼り付けてあるのですが、よく見ないと見つけられません。宮崎の鬼の洗濯岩と同じような竜串地層内堆積構造砂岩泥岩の互層なのですが、泥岩が薄いせいか、それほど洗濯板みたいにはなっていません。砂岩が削られやすいのか、葉理という砂粒が作る縞模様がよく見えます。縞模様が削られることによって、複雑な幾何学模様を作っているところもあります。
 海岸に沿って作られた道を進むと裏側の桜浜に出ます。そこから、森の中の道を通って元の駐車場に戻りました。
叶岬灯台 竜串の西に叶崎という岬があります。足摺と同じように、切り立った断崖の上に。灯台が建てられています。近くまで行きましたが、木が生い茂っていて、見通しはあまりよくありませんでした。すぐに引き返します。車を止めた所には、人がいないのに、猫がいっぱいいました。車の屋根にまで上っています。みんな物欲しそうな目でこちらを見ています。何もあげないよ。危ないから離れてね。なかなかどいてくれません。
posted by ヨッシン at 22:21| 旅行記