宿は高知市の西側いの町に取っています。ガソリンスタンドを探しながら、電車道沿いに西へ車を走らせることにします。夕日が正面から射して、非常にまぶしいです。標識を見るのに必死で、ガソリンスタンドを見つける余裕もなくいの町に到着しました。宿は川を渡ってからすぐ左折するのですが、そこは、市場の駐車場のように車がいっぱい止まっています。危うく通り過ぎるところでした。なんとか間違えずに宿に着くことができました。
天気がいいので、今晩は星を見ることにします。暗くならないうちに、見る場所を探しに行きます。駐車場は広くていいのですが、街灯が邪魔になりそうです。横に小高い丘があります。その上はそれほど広くありませんが、見る場所を変えると何とか観測できそうです。駐車場かそこが明るいなら丘の上にします。
夕食を食べてから、星を見ることにします。食事の感想を書くところですが、特にすごいということもなかったのでパスします。
駐車場は街灯が邪魔だったので、結局丘の上へ行きました。まず、西の空を見ます。

この時期は、黄道光が見えるはずなのですが見えません。写真に撮ってみてもそれらしいものは写りません。山のようすからするとかなりもやがかかっているようです。写真中央に金星、その下にうお座、左上がくじら座、右側がおひつじ座です。このあたりは暗い星が多く、都会では見ることができませんので、資料と比べないと星座がわかりません。

仕方なく、他の方向の空をみることにします。といっても雲が出始め、オリオン座あたりしか見るところはありません。撮影用の機材をセットしている内にも雲が広がってきています。何とか撮り始めようとしたら、今度はカメラの電池切れです。この前の北海道で換えて以来ですので格好長持ちしています。何枚か試し撮りをして、これからというときに、最後まで晴れていたオリオン座にも雲がやってきました。右下の星の写りが悪く明るくなっているのは雲のせいです。左側の筋は飛行機の軌跡です。
後半の写真の写りが悪いようです。後で調べたら、カメラの絞りが絞り込まれています。電池交換時に絞り値が書き換えられたようです。
この後しばらくの間、雲がどかないかとみていたのですが、どんどん厚くなっていく一方です。あきらめて撤収することにしました。
戻って露天風呂で空を見ると晴れてきているようです。どちらにしてもかなり遅い時刻なので観測は無理です。部屋に戻ったら寝ます。

翌朝は、町まではちょっと遠いので、仁淀川の河原のあたりを散歩することにします。空を見ると月が出ています。もうすぐ新月のようです。近くを飛行機が飛んでいきました。このあたりは定期航空路にあたっているのですね。

昨晩もいっぱい写りました。
河原に着いた頃に、山の木々の間から、日が昇ってくるのが見えました。今日もいい天気です。晴天が続いてほしいものです。
その後、日が差し始め、川面や河原の石に反射しきれいでした。

川にかかる国道の橋も、スポットライトを浴びたように浮かび上がって見えきれいでした。太陽は見ている間に高く昇り、影もだんだん短くなっていきます。
あとは、ぶらぶらと鳥とか花とか見ながら高台にに上がりました。

それでもまだ、朝日が横から射す感じになっていたので、ちょっとしたでこぼこも強調され、河原にできた洪水の流れで堆積した土砂がきれいな模様を作っているのがよくわかります。これから洪水時の流れの様子が推定できます。残念なことに、河原を走った車の轍が、たくさん入っているのは出来損ないの落書きのようで興ざめです。
適当な時刻なったので食事を摂ってしばらく休んでから出発することにします。