朝は、快適といえないまでもそこそこの寝覚め。6時前に朝の散歩に出発。今日の出立は8時半と遅いのでゆっくりできます。町まで降りて、海岸に沿って時間の許す限り北側へ行けるところまで行くことにします。

ウトロ港入り口の三角形の岩を過ぎたあたりで、上空を尾の白い鷲が飛んでいるのが見えました。急いで望遠レンズをカメラに付け替えましたがそのときは遙か彼方、強引に撮影した一枚です。オジロワシもオオワシもどちらも尾が白いそうです。この時点ではどちらか判明しません。

海面が見えていますが、海が見えるなぐらいにしか思わず、流氷の写真を撮りながら北上。その後は、飛んでみえるのはカラスだけでした。所々で流氷の上に降りていました。右写真、盛り上がった流氷の山の上にカラスが止まっています。

もうそろそろ折り返さないとというあたりで、山側の斜面にエゾシカが雪の中でうずくまっているのが見えました。寝起きだったのでしょうか。こちらを向いて警戒しています。気にせず近づいていくと右下の建物の影から、

たくさんの鹿が移動してきて、総勢10頭の大きな群れになりました。しばらく、にらめっこのような状態を続けていたのですが、朝食に引き返さないとという時間になっていたので、戻りました。途中、夕陽台によって、

海の様子を高台から撮って戻りました。昨晩の写真と大きく違っているところがあったのですが、このときもまだ、海が見えるというぐらいにしか思っていません。
宿に戻って、朝食のバイキングです。昨晩の食べ過ぎを反省して少なめにしておきます。でも何があったかよく覚えていないなぁ。
8時半に出発です。2つ目の目玉企画「ネイチャーガイドと行く知床」が始まります。でも、待ち合わせの道の駅についたのですが、肝心のガイドさんが来ていません。電話で呼び出されて、慌てて駆けつけてきました。

最初の観察地点は、朝いったところの少し先、道路脇に注射帯のあるところです。最初の説明では、流氷が一気に流されて溶けたとのこと、どうも昨晩の流氷の上に見られた黒い筋は流氷が離れていく裂け目だったようです。

また、近くの斜面にはたくさんのエゾシカがいること、林の中でもいとも簡単に見つけていました。川向かいの崖にもいるとのことよくわかりませんでした。説明の間にカモ(種類は不明)が並んで飛んで行きました。

次は、知床自然センターへ。プユニ岬のカーブからは、流氷がなくなっている様子がよく見えました。
自然センターからは、硫黄山の見えるところへ。山頂だけが雲の中です。

ここしばらくは見えず久しぶりとのこと。羅臼岳は裾野だけで今ひとつでした。
あとは雪にはまって遊んだり、林の様子を見たり、キツネの足跡を見たりしたあと、自然センター内を見学(夏にも来たのでコメント無し)。
道の駅まで戻り、横にある世界遺産センターで知床の自然のビデオを見、館内を見学。オジロワシとオオワシの違いが詳しく解説されていました。今まで見た鷲がオジロワシであることをここで教えてもらいました。