
先月の話題です。どうしても政治の話になります。政府与党の人気がよくありません。静岡県知事選で野党候補に敗れています。不戦敗も含め連敗が続いています。都知事選では現知事を支持すると得票が減るのでやめて欲しいといわれているとかどうとか。基本的には首相の評判低下が影響しているのでしょう。
パーティー券問題に端を発した政治資金規正法改正案では抜け穴だらけ、ざるも大ザルといったところでしょう。記載最低額を減らしたところで、人数をわければ総額は変わりません。基本的には禁止しかないでしょう。それとも実質儲けの出ない額か。3年後に見直すと行っても本当に見直すのかわかりません。これに賛成する、与党腰巾着党やゆ党も似たようなものなのでしょう。
一応不満というところですが、よく考えてみると、これが前々首相ならどうなのでしょう。パーティー券問題の首謀者です。そのうえパーティをしたい人たちが周囲にうじゃうじゃします。ここまでの案が出てきたのか疑問なところがあります。とするとちょっとはましなのかなというところでしょう。
この件は別にして、もう一つあるのは、定額減税に関係した問題です。給与明細への記入を義務化するとか。こうなってくると、人気取りの政策としか思えなくなってきます。会社の事務方の労力も大変になってくるといわれています。面倒なことは押しつけて自分たちが楽をして良い思いをするというのは普通ではないでしょう。
減税にしても、いい政策、有効な使い道が思い浮かばない上のばらまきでしかありません。その原資をどうするのか、あるいはどうやって取り戻すのかが語られていません。電気代補助とか、ガソリン税補助とかと同じです。他にもコロナ減収への補助、能登地震に対してのホテルへの補助、みんな同じです。
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NISA始めました。
新規の投資は、収入が少ないので回せる資金に余裕がないということで始めるつもりはありませんでした。でも、このところのコロナの影響で宿泊旅行に行っていないのでその経費が余裕資金となっています。まもなく国債も満期になるので、それを回すこともできます。ということでNISAを始めることにしました。
初めは、定期預金が満期になったこともあり、その分も回そうと考えていました。満期になった銀行で、投資信託で何かないか相談し、NISA口座を開設し、新規に投資信託を始めました。
投資信託を選んでいる段階で奇妙だと感じたことがあります。外国への投資もNISAの対象になっていることです。元々は貯蓄を市場にまわるようにしようというのが狙いだと思われます。その資金が外国にまわると計画通りにならないのは目に見えています。さらに、本来入るはずだった税金がすくなります。回り回って外国の企業に資金を与えているのと同じです。目的とは大きく離れているのは歴然としています。投資先も、金利の大きいアメリカなどでは配当が大きいのでそちらに流れるのは目に見えています。どうして、外国への投資は対象から外さなかったのか疑問に感じます。
ついでにもう一つ計算してみます。人口の1%にあたる100万人がアメリカ企業に200万円を投資したとします。投資信託を通じても同じです。投資額の2兆円はいったんドルを買うことになります。その分円安に誘導されます。先々月末の日銀の介入は5兆円規模といわれその結果7円ほど円高になりました。2兆円だと3円くらいになるのかな。どれくらいが、ドル買いに走ったのか素人には予測できませんが、NISAが円安に誘導しているおとも否めないでしょう。
やることが抜けているなというのが実感です。