31日の報告です。日没後に国際宇宙ステーション(ISS)が見えていました。1回目の出始めのようすです。まだ空が明るい時間帯だったので、はっきりとは写っていません。左側の建物の右肩付近から斜めにあがっています。各回30秒露光です。画像処理をしています。
北東側の続きです。太陽方向から離れている分だけ空が暗くなっています。
この日はISSは次の周回も見える予定です。それまでの間に、火星とプレセペが接近しているというので、望遠鏡で一緒にはいるか見て見ました。まだ少し離れています。プレセペだけでこれくらいに広がっています。
合成でいっしょに写る写真ができないかと動かして写しているときに視野内を人工衛星が横切りました。この頃に火星の近くを横切る人工衛星を探したところbreeze-m debというのがありました。これなのかな。他にも時刻は違うけれども近くを横切る人工衛星はあります。
ISS2回目の通過になったので写しました。暗くなっているので1.5秒露光です。
火星とプレセペについてはズーム300mmで写しています。
この日は比較的スカッと晴れていたので、おおぐま座に出現したという超新星を探してみることにしました。透明度はよかったものの近くに月がいます。北斗星の星がいくつか何とかわかるけれども並びまではという程度の空です。
超新星のあるM101が西の空にまわってくるのはかなり遅くなります。その少し前に、子持ち銀河(M51)が先に見られるようになるので、どの程度見えるか探してみました。何枚か写している内に、モニタで撮影画像に映り込んでいるが見えました。トーンカーブで明るさコントラスト処理をしたものです。
肝心の超新星です。それらしい場所を探したのですが、なかなか入ってきません。M101はKの空の明るさでは写らないようです。超新星そのものはかなり明るくなっていて、写した写真を見直していると何枚かに映っているのがわかりました。最初に入ってきていたものです。どれかは後ほど。
ほぼここかなという場所が写っている写真をカメラのモニタで見ると小さいのですが何となくもやっとしたものが写っているようです。ネットに見られる超新星の場所と比べた結果確定できました。トーンカーブで調整したものです。矢印の先が超新星で、矢印の下、その長さ分だけ離れたところにM101のバルジ中心部が写っています。超新星は10等星くらいの明るさになっているようです。
ファインディングチャートを作ってみました。出発はミザールからです。アルコアの方に延ばしてくと81番星が見えてきます。約60度左に延ばしていくと83、84.86番星とほぼ等間隔並んでいるのが見えます。ここまでは、ミザールを真ん中に入れた状態で、5cm7倍のファインダーで確認できます。
86番星からは、ミザール→アルコアの方向に同じくらい離れたところにM101があります。この間は暗い星が多いので写した写真を見ながら追いかけた方がいいようです。近くの目印としてはすぐ北側に東西方向に3つ並ぶ10等星がわかりやすそうです。
この後、りょうけん座球状星団も見ようとしたのですが、周囲に明るい星がないので2〜3回このあたりということで写しても確認できなかったので遅くなっていることもあり、あきらめて終了しました。月明かりのないときに再挑戦したいのですが、その頃まで超新星は持ってくれるでしょうか。