2022年04月16日

星の記録 4月16日号 シリウス他

 今日は太陽と月以外を中心にみたものを書いていきます。
 シリウスの伴星ですがはっきりとは写せていません。一応、夕方前から鏡筒を光の当たらないところに出して、気温になじませているのですが、まだ少し星像のシャープさに欠けます。条件がそろうのを待っていると、シリウスそのものも高度が低くなり観測に適さなくなります。これからだんだんと月明かりがきつくなっていくことが予想されます。ラストチャンスということで、少しましな日でも確認してみることにしました。
 8日です。近くに月がいますが、半月前ということでみることにしました。光軸については、もう少し調整の余地がありそうなのでいじってみることにします。鏡筒が冷えないように毛布を掛けてみるというようなことは今回はしないことにします。まずはリゲルです。伴星ははっきりと見えていますし、写ります。
リゲル
 シリウスです。眼視で見てもあるのかどうかはっきりしません。空が明るいのか(リゲルを見つけるのも苦労します)、その他の要因があるのかわかりません。写真で何となく写っているのではと思われる3枚をコンポジット合成してみました。
シリウス
 これだけみると、かすかに伴星がありそうな感じがします。ちょっと作為的な気もします。先入観をのぞくために場所は記していません。
 この後に、おおいぬ座にある散開星団M41を入れてみました。倍率が大きすぎて完全にはみ出しています。
M41
 何枚か位置をずらして写してみましたが、合成すると画像サイズが大きくなりすぎてパソコンがフリーズしてしまいます。大きい方の望遠鏡では散開星団は無理なようです。すばるものぞいてみたのですが、星がほんの少しだけしか見えません。
 9日です。さらに月明かりがきつくなってみえにくくなってくるので、大きい方の望遠鏡は出さないつもりでした。望遠鏡を何とかする方法はないのかとネットを見ていると、接眼レンズを外しておくと気温になじみやすいという記述をみたので、これで試してみることにしました。昨日同様、リゲルからです。
リゲル
 しっかい写りますね。昨日より像が間延びしたように見えます。光軸をこの日も少しいじりましたが、前よりも悪くなった感じもします。
 シリウスです。それっぽいというのはありませんでした。そのまま30枚ほどの写真をスタックしたものです。
シリウス
 露出を延ばして気がついたのですが、シリウスのゴーストが写っています。レンズは少ない方がいいのではということで、1.4倍バローレンズを外して写してみました。ゴーストが写らなくなったのかどうかは確認していません。コントラストをあげて、少しずつ暗くしていってそれらしいあたりに星のようなものが見えるようにしたものです。
シリウス

 まだ、ピントがシャープではないので、調整の余地はありそうです。気温になじませるのに接眼レンズスリーブから、送風するとよいという記述もあります。小型のファンをつくってやってみようかなと考えています。といっても、なかなかコロナが収まらないので電車に乗って部品を買いに出るのに、気が引けています。他にも手に入れたい部品はいくつかあります。

 
posted by ヨッシン at 00:00|