シリウスの伴星ですがはっきりとは写せていません。一応、夕方前から鏡筒を光の当たらないところに出して、気温になじませているのですが、まだ少し星像のシャープさに欠けます。条件がそろうのを待っていると、シリウスそのものも高度が低くなり観測に適さなくなります。これからだんだんと月明かりがきつくなっていくことが予想されます。ラストチャンスということで、少しましな日でも確認してみることにしました。
8日です。近くに月がいますが、半月前ということでみることにしました。光軸については、もう少し調整の余地がありそうなのでいじってみることにします。鏡筒が冷えないように毛布を掛けてみるというようなことは今回はしないことにします。まずはリゲルです。伴星ははっきりと見えていますし、写ります。


この後に、おおいぬ座にある散開星団M41を入れてみました。倍率が大きすぎて完全にはみ出しています。

9日です。さらに月明かりがきつくなってみえにくくなってくるので、大きい方の望遠鏡は出さないつもりでした。望遠鏡を何とかする方法はないのかとネットを見ていると、接眼レンズを外しておくと気温になじみやすいという記述をみたので、これで試してみることにしました。昨日同様、リゲルからです。

シリウスです。それっぽいというのはありませんでした。そのまま30枚ほどの写真をスタックしたものです。


まだ、ピントがシャープではないので、調整の余地はありそうです。気温になじませるのに接眼レンズスリーブから、送風するとよいという記述もあります。小型のファンをつくってやってみようかなと考えています。といっても、なかなかコロナが収まらないので電車に乗って部品を買いに出るのに、気が引けています。他にも手に入れたい部品はいくつかあります。