金田の岬の次は元地です。このまま、礼文島の東海岸を香深まで戻って、そこから山越えをして西海岸に抜けたところにあります。礼文島では西風が強く吹きつけるようで西海岸に沿って縦断する道路はありません。
元地海岸から北側の風景です。平らな岩が細い溝を挟んで立っています。地蔵さんが手を合わせているように見えるということから、地蔵岩という名前がつけられています。どうしてこのような狭い溝ができたのかが気になります。近くに行くのは危険そうです。切り立った崖がその先も含めてずっと続いています。
さらにその先にイグアナ岩があります。色の変わっているところがイグアナにそっくりです。黄色いのは何なのでしょう。
背後の山です。地蔵岩から続く急斜面がのびてきています。バスで来るときはこの斜面に沿って降りる急坂を下っていました。
この付近の岩場には、岩の隙間に硬貨がねじ込まれています。何のおまじないなのでしょうか。この五円玉はみたなかでは比較的新しく錆が浮いていないものです。
ここの海岸には、瑪瑙が落ちています。大きさは5mmくらいで、探せば1cmくらいの物も見つけられるかも。水冷自破砕溶岩の岩石の隙間を埋めているものでしょうか。それらしい岩石を見ることはできませんでした。というより、探している時間はなかったようですし、探しに行かせてくれるような雰囲気ではなかったようです。
道はここで行き止まりなので、香深に戻ります。桃岩の下を通った時に桃岩をみあげてみたようすです。上部に出っ張りがあるのがかろうじて見えています。
下を通り過ぎて振り返って見たところです。こちら側の崖にはタマネギの皮をむいたような割れ目が見えています。地下深くから上昇してきて、火山の下にたまったマグマがそのまま冷えかたまったようです。出っ張りはそこから火山に昇ってい行く溶岩がそのままかたまってできた火道のようです。
高台の上にあがると利尻山が見えてきました。
後方の桃岩です。上部にできた出っ張りがよくわかります。桃岩以外のところは、なだらかな丘陵になっています。
香深についたらいったん宿に入ります。かなり早めの到着です。泊まったのはホテル利尻のようです。到着後時間があるので、港の方に行って景色を見ています。水平線の向こうを通る船を見ていたようです。たくさん写真が残っています。それ以外に写していたのが利尻山です。夕日に染まり始めているような。
夕食前だったのか後だったのかはっきりしませんが、希望者は元地に夕陽を見に行くことになっていました。当然参加しました。でも、雲が厚く夕陽は見えませんでした。途中(時間から見て行く途中かな)の道路から見えた猫岩です。