2021年11月06日

星の記録11月6日号 (昨日まで)

 8日の金星食に向けて、昼間に金星が導入できるかどうかを試しています。金星食のある時間帯には、いつもの場所からは金星が見えませんから、望遠鏡を適当な場所に運んでいくか、見えるようになるまで待つかのどちらかしかありません。今のところ後者の方法で試しています。
 3日には、空が青く見えていました。まず太陽を入れます。ついでに写真も撮っておきました。31日に大量の太陽風が届いたということなのですが、それほど大きなこくてんはありませんでした。小さなものは写っているようです。
太陽
 そこから金星の方向に向けるとファインダーで確認ができました。金星近傍をコピーし、縮小後右下に貼りつけています。
金星

 4日分です。まずは太陽から。
太陽
 金星です。あまり変わりませんね。
金星
 3時頃だと金星は導入できそうです。太陽が少し低くなっています。その分空が暗くなっているのかも。4日は、この時間帯で双眼鏡でも金星が確認できました。
 望遠鏡で問題が発生しました。前々からファインダーがぐらついていました。台座付属の金具をねじで押さえて固定しているはずなのですが、しっかり押さえ切れていません。だんだんねじがまわらなくなっています。金具もぐらついているので、ねじを思い切り回していたら頭がちぎれてしまいました。これで金具を押さえることができなくなりました。
 代わりがないか、ネットで調べると、製造中止になっています。在庫処分の方をみても完売になっています。新しいものは入手できません。もっとも、入手できても、頭が6φのねじで望遠鏡に固定するようになっています。望遠鏡側はねじ径が8φなので、台座のねじ頭がはまる穴を削って大きくする改造をしないと使えません。
 今のところ、台座とファインダー脚の間にある隙間を針金で縛ったところ、前よりしっかり密着しています。しばらくはこれで使うことになりそうです。このままだと取り外しが不便なので対策を考える必要があります。切れたねじを外すことができれば代わりのねじを買ってくるという対応ができそうです。でもその前に、締まらなくなったのは、構造的な欠陥だったような気がしてきています。とめる金具がどうやってもねじに対して斜めにはまります。
 もう一つ問題があります。今日は、昼頃から曇ってきました。8日は大荒れの天気になるという予報もあります。このようすだと、晴れ間がないのではという心配が出ています。

 続いてケレスの記録を報告します。写真を順番に並べます。まずは300mmの望遠レンズで写したものです。このサイズだとヒアデスの中を進んで行くようすがわかりますが、星が暗くてわかりづらいのが難点です。− −で位置を示しています。3日です。−はアルデバランにかかるので縦向きにしています。
ケレス
 4日です。
ケレス
 5日です。
ケレス

 続いて望遠鏡からの写真です。1000mm(APS)望遠相当になります。線は入れていません。3日から。
ケレス
 4日です。
ケレス
 5日です。
ケレス
 アルデバランから離れて星の少ない方向に移動しています。このままだと他の星といっしょではなくなりそうです。今日は曇りで、明日天気が回復してくれなければ位置の比較が難しくなりそうです。

 3日は星がきれいに見えていたので、近くの天体も写してました。まずはプレアデスです。
プレアデス
 こちらは31日に写した分です。
プレアデス
 オリオン星雲をねらってみました。まだ高度が低かったので30分程待っています。
オリオン星雲
 カニ星雲です。こちらは高度が高くて屋根にひっかかりそうでした。画像処理をしていますが、かなり厳しいようです。
かに雲
posted by ヨッシン at 00:00|