浜松町駅から竹芝桟橋までのコースも昔とだいぶようすが変わっています。芝離宮の庭園が整備されて公園になっています。帰りに見ることにして先を急ぎます。船の乗船手続きが待っています。
竹芝桟橋には、少し余裕で到着です。ターミナルも立派になっているような。ついてからもどちらに行ったらいいのかとまどったような。前回きたのは、1986年に伊豆大島が噴火したときだった気がします。
船は定時に出航しました。直後の港のようすです。竹芝桟橋を写したつもりでしたが、日の出桟橋のあたりのようです。このあたりからだと東京タワーが見えてもよさそうですが、当時はそんなことには気がついていません。中央やや左の東芝ビルの向こうになっているようです。

船の中には、いろいろなパンフレットが置かれていました。25時間の間おがさわら丸でどう過ごすのかということの書かれているパンフもあります。まずは、東京湾クルーズを楽しんでくださいと書かれています。でも、出航直後に写した1枚以外は何も残っていません。景色を楽しんでいたのでしょうか。
船に乗っているとトビウオとかが飛ぶのを見られることがあります。東京湾を抜けてから、時々見に行きました。オオミズナギドリが船と並ぶように飛んでいるのが見えました。真ん中付近の1羽と、その左上白い点のようにもう1羽写っています。時間的には大島付近を通過している頃のものです。

反対側のデッキに行ってみると、フィールドスコープやら大きなカメラを並べた団体がいました。時々何時の方向にいるとか声を掛け合っています。海鳥の観察をしているようです。方角は船の進行方向を12時として時計の短針の指している方向と推察されます。指示のあった方角を見ても何も見えません。目のいい人は見えているのでしょうね。
鳥はだいぶ近づいてからわかります。これはハイイロミズナギドリとしています。

トビウオです。尾びれで助走して飛び立っています。

アナドリです。上から見ると羽根に白い筋があります。

利島沖を通過します。再びトビウオです。中央左上、滑空しています。

オオミズナギドリの群れが海面に浮かんでいました。これも声かけがあったのでわかりました。アナドリも混じっているようです。たくさんいます。

船が近づいていくと一斉に飛び立ちました。

1時間ほどで三宅島沖を通過します。島は霞んでいます。なんとか見えています。

この時間帯は、多くの乗客がデッキにでてきています。大島沖を通過してからしばらくの間は携帯電話の電波が入ってきません。通話できるのは、大きな島の近くを通過するときに限られるからです。次のチャンスは3時間後の八丈島沖通過時です。それ以後は、父島まではつながりません。