6月7月は梅雨に入るので、旅行をするにしても雨にあいそうです。国内では北海道と小笠原は梅雨がないので、このどちらかにすると雨にかからなくてすみそうです。小笠原はいってみたいところの上位に入っていますから、ここに行くことで計画を立ててみることにしました。
小笠原でみたいものはいくつかあります。独特の生物群、貨幣石や無人岩、それと星です。星のことを考えると月明かりのないときに限ります。6月7月ともに新月は27日です。この前後になるでしょう。7月27日前後だと国内でも梅雨が明けているところがありますから、小笠原でなくてもよさそうです。6月頃なら、小笠原高気圧が勢力を伸ばしてくる頃なので天気もよさそうです。6月にします。
行程でネックになるのはもう一つあります。行き帰りはおがさわら丸しかありません。出航日が限られてきます。基本的な運行パターンは、東京竹芝桟橋10時出航で、25時間半(2021年では24時間のようです)かかった翌日の11時30分に父島に到着します。船はそのまま父島に3泊し、出航日から5日目の14時に父島をでて6日目の15時半に竹芝に帰ってきます。その後何日か(2日だったかな)空けて竹芝出発と繰り返していきます。
行くとすると、このパターンに沿った小笠原3泊か、出航を1つ見送って次の運航サイクルで帰ってくる事もできます。でも、後者のパターンだとたぶん小笠原10泊と期間が長くなり過ぎるのでパスです。あまり長くなると前か後の日程で月明かりの影響を受けます。これだけ毎晩星を見ていなくてもいいかも。
6月27日を挟むサイクルは、竹芝発6月25日で、帰ってくるのが30日という日程になります。別のサイクルなら、硫黄島近海クルーズとか聟島(兄島だったかな)ツアーもありますが、肝心の父島の見学がほとんどできなくなるのでパスします。
竹芝桟橋の出航時刻についても、新幹線を始発近くの列車に乗ると、なんとか乗船手続きの時間内に到着できそうです。帰りもその日の新幹線でじゅうぶん帰れそうです。到着時刻からすると、上野公園(博物館)とか三鷹天文台といった東京見物をしてから帰ってくるというのは無理そうです。到着時には閉館時間を過ぎていそうです。
小笠原を不定期で結ぶ貨物船に乗るという方法がネットで紹介されていました。日程が合うものは東京出航がおがさわら丸より先で父島到着がおがさわら丸より遅いので、これはなしとしました。
小笠原は、父島だけではなく母島へも行ってみたいと思っています。父島から母島まではははじま丸で2時間10分かかります。父島・母島間の船の運行パターンについては細かいところはうろ覚えですが、おがさわら丸の運行にあわせていたようです。父島到着後すぐにでて母島に向かいます。そのまま停泊して翌日昼に母島出港、父島到着後翌朝に母島へ出航。そのまま1泊して翌朝に母島を出航します。これは父島ではすぐに帰りの竹芝行きに接続となります。(その後主要時間とかダイヤとかは変わっているようです)
これからすると、父島と母島の両方を巡るパターンは2通りになります。パターン1です。父島に到着後そのまま母島行きの船に乗り、母島で1泊した後翌日午後の船で父島に戻って2泊して帰ってくるという行程です。
パターン2は、父島到着後そのまま2泊し、3日目の朝に母島に渡り翌日の船で父島に戻ってくるという行程です。
とりあえずパターン1で宿泊場所を探すことにします。父島ですが、見たところ民宿しかないないようです。星が見られそうな場所としては、大村海岸が候補になります。ここへいくのに便利そうなところで何軒かチェックします。一番最初に電話した大洋荘でOKが取れました。
母島は、宿の形態がペンションとか色々あって迷います。西側ほど港から離れますから灯りの影響は少なそうです。港近くは強力な灯りがあります。それと町中よりは町外れの方がいいでしょう。町外れにある宿から順番に電話を始めたところ、最初に電話したクラフトイン・ラメーフでは逆パターンなら空いているということでした。他を探すのは難しそうです(というよりめんどくさかったのが本音です)。父島側がそれでも大丈夫ならその形でお願いしたいということにして、すぐに大洋荘に確認したところそれでも大丈夫ということなので日程変更をお願いしました。すぐにラメールに連絡し宿泊を確定しました。
26日27日父島大洋荘2泊、28日母島ラメーフ1泊で確定です。
小笠原での行動も考えておきます。どこをまわるか、何を見るかが重要になります。固有種の保護ということから、自由に立ち入ることのできる遊歩道と、ガイド付きツアーに参加してまわるところが決められています。
独特の生物は見ただけでは名前とかがわからないでしょう。父島にビジターセンターがありますからここで情報やパンフレットを入手するのが一番です。できるだけ到着後すぐに行くことにします。
ツアーでないと行くことのできない場所としては南島があります。沈水カルストという特殊な地形になっています。これは候補になります。他は、生物の説明を受けながらの山歩きが多いようです。たくさん聞いても頭がパンクするだけです、ツアーに参加するよりは自由コースを回ることにします。申し込んでも人数の関係で行けるかどうかわかりません。
いろいろ調べている内にわかったことです。見学地の参考になるでしょう。父島の岩石は無人岩という独特の石で地球上ではここにしかない鉱物が含まれているようです。それと同族の鉱物が、洗い出されて海岸にたまっているところがあります。ウグイス砂といい、見られる場所としては釣浜があげられています。ここは外せないでしょう。
もう一つわかった事は、父島ではよくグリーンフラッシュが見られるということです。日没直後の太陽が緑色に光るという現象です。めったに起こらないのですが、見るのに挑戦するだけの価値はあります。見えそうな場所としては、ウェザーステーション展望台になりそうです。新夕陽丘もありますがちょっと離れています。日の出の瞬間にも起こりえますが、日がでてきたとわかった瞬間には終わっていますから、見られる難易度はマックスでしょう。
父島で起こるということは母島でも起こりそうです。西に開けた海岸はたくさんありますから場所選びは苦労しないでしょう。
小笠原での移動は島の大きさから考えるとレンタバイクがいいでしょう。この時期は、雨が降らないでしょう(と勝手に思っています)。心配は無用です。
父島では1日半、散策に使えます。南島ツアーはだいたい半日です。到着日の午後にツアーがあれば申し分なしです。調べていると、小笠原観光でドルフィンスイム付のツアーが到着日の午後に出発します。そこではレンタバイクもやっていますから、ツアーから帰ってからバイクを1日(24時間)借りるのがよさそうです。電話で予約を入れました。2日目はバイクで島内観光が決まりです。
母島です。バイクを借りられそうなところは、アイランドリゾート母島ナンプーとユースホステルです。朝の返却になりますから、ガソリン補給不要のナンプーがよさそうです。ここは予約をしたのかどうか記憶にありません。
島内には、貨幣石化石が見られるところがたくさんあるようです。代表的なのが御幸之浜です。ここは絶対いくことにします。後は最南端から行ける範囲の最北端までの往復かな。乳房山周回コース(5時間)というのもあります。林の中ばかりだと飽きそうです・石灰岩地帯(石門)のツアーなどもあります。林の中というのはそれほど変わらないでしょう。パスします。できたらメグロを見たいですね。
星を見る場所として、旧ヘリポートがお勧めだそうです。近くの海岸で何とかなりそうです。ここも候補に挙げておきます。
確定した行程です。全て6月になります。
<25日>
始発頃(時刻は記録に残っていません)の新幹線で東京(品川にしていたかも)まで、そこから山手線か京浜東北線で浜松町へ、駅からは徒歩で竹芝桟橋に向かいます。9時半頃に到着予定です。桟橋で乗船手続きをして、10時出航のおがさわら丸に乗船します。
<26日>
11時半父島到着です。13時(だったと思う)集合で南島ツアーがあります。出発までは、ビジターセンターを見学と前の公園を散策します。ツアーから帰ってきてからは、バイクを借りて、ウェザーステーション展望台へ夕陽を見に行きます。その後は大洋荘泊りです。
<27日>
父島島内をバイクでまわります。この日の夕方にバイクを返却することになりそうです。宿泊は大洋荘連泊です。
<28日>
7時半の船で母島に渡ります。到着は10時前でどこかにに荷物を置いたらバイクを借りて、島内一周です。最初は御幸之浜かな。コースはその時考えます。夜は旧ヘリポートに星を見に行くかも知れないので、バイクは朝返しになります。宿はクラフトイン・ラメーフです。
<29日>
ひたすら東京に向けて帰ります。母島10時発父島着12時過ぎ、父島発が14時そのまま船中泊です。
<30日>
15時半竹芝桟橋着、浜松町から新幹線利用で大阪まで帰ってきます。
2021年08月19日
2014年小笠原諸島 01 計画立案
posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記