道道から糠平国道にでるには、上士幌町の町を通りぬける方法がありますが、然別湖を通った方が近い上に、ここにはナキウサギを見られる場所があるようです。となるとコースは然別湖経由になります。
然別湖までの道がわかるか不安だったのですが、標識がしっかりしていたので、難なく分岐点を通過することができました。
道道屈足鹿追線に入るとすぐに坂を登ります。その後は平らな所にでます。火砕流台地のような地形です。広大な農地が続きます。遠くの山が霞んでみています。どこで写したかはっきりしないので、山の名前まではわかりません。

農地の境界には防風林がまっすぐに伸びています。至る所に見られます。

再び遠くの山です。どこなのでしょう。

峠を越えて、然別湖に到着です。まずは湖を見に行きます。対岸に火山のような形をした山が見えます。展望山でしょう。記録ではナイタイ山になっています。

その右側の山は白雲山でしょう。

駐車場入口に、ビジターセンターがあります。ここで、ナキウサギのでる場所を聞いてみました。事前に調べていたところより、駒止湖の湖畔の方がいいとのことでした。道を引き返し2つ目の橋の脇道に車を駐めて歩いて行くといいと教えてくれました。
指示された駐車場に入ります。大きなカメラレンズをかまえた人がいました。ここでもでるそうで、30分ほど前にでたとのことです。しばらくいっしょに見ていたのですが、現れないので、教えたもらったところにいくことにしました。途中の道沿いでは、遠くのガレ場から鳴き声が聞こえていました。
ナキウサギはガレ場(岩が積み上がったところ)にいます。着いた時に正面にいるのが見えました。すぐに岩陰に隠れてしまいました。岩の上左側向こうをむいています。

見る場所を決めこれからじっくり待ちながらようすをみようと前を見ると、すぐ目の前の岩の上にいました。完全に目と目があった状態でした。向こうもでてきた直後だったのでしょう。しばらくにらめっこをしていました。

こちらがいることがわかったのか、岩陰に入ってしまいました。時々岩の隙間からのぞいているようすはわかったのですが、だいぶ警戒しているようで、カメラを構えるまでにはいきませんでした。
30分ほどようすを見ていたのですが、でてこないようです。だいぶ警戒されたようです。引き返すことにしました。駐車場でも、その直前に顔を見せていたようです。こども連れの家族が興奮していました。