2021年07月10日

2014年北海道 34 8/23 トムラウシ山登山道カムイ天上

 釧路山花温泉の朝の記録はありません。理由は不明です。周辺に動物園といったレクリエーション施設がたくさんあります。見るものがないとみて出歩かなかったのか。宿では薬膳料理がでていたようですがどんなものだったのかも覚えていません。
 この日は、最初の予定では、トムラウシ山に登るつもりでいます。天気も悪くないので、予定通りいってみることにします。いったん帯広に抜けて、そこから清水まで行き、道道718号忠別清水線を北上すれば宿を予約している東大雪山荘に着きます。
 問題は帯広にどうやって抜けるかです。この時はまだ高速道路は本別(浦幌)までしかきていません。翌春に白糠まで開通予定というポスターもでていました。
 コースとしては、いったん海岸沿いに走って白糠から国道392号を北上し本別に抜けて清水まで高速を使うか、南側根室本線に沿って国道38号を走り続けるかのどちらかです。宿で確認をしたところそれほど差はないそうです。町中は通りぬけるのに時間がかかりそうなので、本別から高速を使うコースで行くことにしました。
 ここで問題が2つあります。1つはガソリンがなくなりかけているということです。高速道路の清水ICを降りてしばらく走ったら、その先にはガソリンスタンドは300km近くのあいだありません。どこかで入れる必要があります。清水まではじゅうぶん持ちそうです。できるだけ清水ぎりぎりのところで入れておきたいと思います。といっても、清水になければ、ガソリンがなくなってしまうというリスクがあります。清水で入れていたと思っていましたが白糠でいれたようです。
 2番目は、清水ICを降りてから、目的の道道に入る場所が複雑ということです。これも標識がしっかりしていたので難なくクリアです。
 何とか、宿まで到着することができました。いったん、これから山に登ってくると報告を入れます。何となく順潮ですが、大変なことに気がつきました。この時点で12時をまわっています。暗くなるまでに戻ってこないといけない事を考えると、登山に使えるのは5時間程しかないということになります。
 山の地図のコースタイムで見るとトムラウシ山どころが、前トム平も無理なようです。その途中で横断する沢への降り口まで行けるかどうかというところです。ここまできてしまうと他にすることはありませんから、行けるところまでいくことにします。
 短縮登山路の駐車場まで車でいき、そこから山道を登っていきます。その前に登山届けを書いて提出していきます。
 登山路は結構ぬかるんでいます。黒い火山灰のせいか気を抜くと滑ってこけそうになります。要注意です。最初はきつい登りが続きます。林の中を抜けますので、景色は見えません。鳥がさえずっているところがあったので探してみると、ナナカマドの木にコガラが止まっていました。
トムラウシ山登山道カムイ天上 コガラ

 笹の枝にいたコガラです。どういうわけかコサメビタキにしていました。
トムラウシ山登山道カムイ天上 コガラ

 これもコサメビタキにしていました。逆光でわかりにくいのですが、コガラかも。
トムラウシ山登山道カムイ天上 コガラ

 ムシクイのように見えますがこれもコガラです。
トムラウシ山登山道カムイ天上 コガラ

 尾根にでたところがカムイ天上です。ここからは林がなくなり山がよく見えるようになります。といっても、霞んでいる上に雲がかかっています。丸山のある方向です。
トムラウシ山登山道カムイ天上から丸山

 カムイ天上からは、斜面をトラバースしながらカムイサンケナイ川に降りていくコースだったのですが、洪水がよく起こり、事故も多発したために尾根沿いに道がつけ替えられています。新道とよんでいます。
 新道は雨が降ったとは思われないのですが水たまりがところどころにあります。この影響もあって、足元が滑りやすくぬかるんでいます。木道を整備しているところです。完成している部分がところどころにありますが、まだまだこれからのようです。材料が置いてあればその上を歩きます。ついでに少し運んであげます。
 地中で見えた山並です。下ホロカメットク山の方角になります。
トムラウシ山登山道新道から下ホロカメットク山

 歩いている内に三角形のきれいな山の形が見えるようになってきました。下ホロカメットク山です。
トムラウシ山登山道新道から下ホロカメットク山

 南南東側遠くに見える山並です。然別山ビシカチナイ山かな。道道が山に入ったあたりにある山です。
トムラウシ山登山道新道から山並み


posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記