2021年07月31日

7月を振り返って

 今日は上空に寒気が流れ込んでくるということで、にわか雨に注意ということでした。予報通り5時くらいから、雨が降りだし一時は強くなってきました。降り始めはかなり大粒の雨で、ものにあたって大きな音を立てていました。1時間ほどでやみました。
 雨が降るから涼しくなるかなと思ったのですが、終わってからは風がなくなり、蒸し暑いままでした。雨が降っていると、吹き込んでくるのでどうしても窓を閉めることになり、風が通らず可の間も暑いままでした。結局雨によって気温が低くなるという効果は得られませんでした。建物が雨で冷やされたことで、明日の明け方の室温は上がらないことを期待しています。このところ明け方の方が気温が高い日が続いています。

 今月の話題といえば何といってもオリンピックを強行したことでしょう。安心安全な退会にするというわりには、その手段が見えてきませんでした。今までの、感染拡大対策もまともにできないのに、オリンピックで外国人相手に対策を取れるとはとうてい思えません。自粛要請だけで何とか抑えることができたのに対して、外国ではロックダウンをしても拡大を抑え切れていません。国内での対策以上に厳しい対応が求められるのに何もできていないようです。
 というよりも、完全に穴だらけということも報道されています。バブルに閉じ込めるといっていますが、バブル自体がはじけています。水の泡状態です。水の泡といういい方は、努力をしたものに対して使いますが、努力をしているようには感じられないので「水の泡」と揶揄するのもばからしくなります。
 IOC会長は、オリンピック海上はパラレルワールドだから日本の感染拡大とは関係ないといいました。昨日していないバブルの中はパラレルワールドといっていいのでしょうか。日本の感染者数が少ないこと、対策についての都合のいいようにしか解釈している政府の言い分しか聞いていないからこのようなことが言えるのだという気もしています。最近の話題に、招致したときに日本の夏はスポーツに最適であるということをいっていたというのがありました。これだってちょっと調べればどうなのかはわかりそうなものです。

 首相はオリンピックを中止しなかった理由として「やめることは簡単だが、やることが政府の責務だ」といったとか。これだと登山では完全に遭難しているパターンです。悪天候の中、山頂を目の前にして、引き返す勇気が持てなかったために遭難したという例は無数にあります。やめるのは簡単といっても、これは完全に後出しじゃんけんと同じです。誘惑にかられてやめることができなかったというのが実状のような気がします。中止は簡単でも中止するという判断が容易でないというところを忘れています。
 山では、状況によってこの先どうするか判断に迫られることがあります。この時に使っている手は、少し先に目標を設定しそれでダメ、見通しが立たないというのなら中止するという方法です。誘惑にかられずに引き返すことができます。判断さえできればあとは簡単に中止できます。それにこの方法だとここまでやったんだという気持ちにもなれます。
 最近のオリンピックの報道を見ていると、政府の思惑通り進んでいるようにも見えてきます。開会式の視聴率が50%もあったとか。驚きです。この先どうなるのでしょう。感染者数増大との兼ね合いがポイントとなってきそうです。
 オリンピックの報道ばかりしていると、政府の思うつぼに誘導することにもなります。1日中オリンピックの中継やダイジェストばっかりで埋め尽くされている放送局は、政府を助けていると自覚しているのでしょうか。公共放送と名乗るのならもう少し考えるべきなのではないでしょうか。先の冬季オリンピックで、政府の悪巧みを報道しなかったために、それを助けたということを自覚しているのでしょうか。この時期も報道はオリンピック一色でみるべきものはありませんでした。

 前首相は「反日という人たちがオリンピックに反対している」と発言したそうです。ここで一番問題と考えるのは「反日」を差別用語として使っていることです。こう呼ぶことで敵視し相手を自分の目線以下に抑えようとしているのがありありと見えてきます。こういうところで使ってよい言葉ではありません。
 そもそも「反日」というのは何なのでしょう。国家に対して敵視しているということは意味からそうなるのでしょう。日本は民主国家(とされている)で主権は国民にありますから、反日というのは国民に対して嫌っているという意味で使われるべきです。それでいうならそこで例としてあげた新聞社や政党は国民が作っているものですからその主張に対して「反日」というのは間違っています。
 どうもこの人(人たちといってもいいのかも)のいう「反日」というのは、自分たちの主張に対してすぐに反対する人たちのことをいっているようです。自分が日本なのだ、逆らうものや許さんといっているようです。今までの中で最長の首相期間のあった人ですからかなりの傲りができてしまったようです。このような人は政治家としては失格だと思います。早く政界から消えて欲しい。

posted by ヨッシン at 00:00| 雑記