2021年05月30日

2014年北海道 04 8/20 足寄町オンネトー湯の滝

 遊歩道を進んできた目的は、この先にあるオンネトー湯の滝を見るためです。温泉水が滝となって流れ落ちています。ここの温泉水にはマンガンがたくさん含まれているのが特徴です。マンガンは水中にいる微生物によって酸化されたまっていっています。似たような現象は深海底の熱水噴出口付近でも見られます。温泉水ということで共通しているのでしょう。この周辺にもマンガンを採取した鉱山があったようです。
 見えてきた湯の滝です。何本もの筋になった流れ落ちています。岩肌が黒くなっています。析出した酸化マンガンの色なのでしょう。
足寄町オンネトー湯の滝

 岩肌部分です。真っ黒です。
足寄町オンネトー湯の滝 岩肌

 滝壺にはグッピーが底が見えないくらい群れをなしています。誰かが離したものが、温泉という暖かい環境のおかげで大繁殖しています。
足寄町オンネトー湯の滝 グッピー

 他にもティラピアがいました。
足寄町オンネトー湯の滝 ティラピア

 こういう外来生物がいるのは本来の姿ではないということで、根絶やしにしようとしているところでした。水温が高いために繁殖するので、温泉水が滝壺に流れ込まないように、迂回路を作り、滝壺には別のところから水を引いてきて、水温が下がるようにしていました。効果はあったのでしょうか。
 横から滝の上にあがってみることにします。近くでみた滝です。コケもたくさん生えています。
足寄町オンネトー湯の滝

 滝を上から見たところです。滝壺に水路を迂回させるための柵があります。
足寄町オンネトー湯の滝

 滝の上です。水がたまっているところがあります。ここで温泉水が湧き出しているようです。
足寄町オンネトー湯の滝 温泉湧きだし口

posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記