建物の細部を見て回ります。まず、屋根です。たくさんのしゃちほこが乗っています。八千矛だからかな。鬼瓦のある所にもいます。丸瓦にある丸に三のマークはネットで調べると折敷に揺れ三文字というものに似ています。大三島にある大山祇神社の紋からの派生だそうです。村上水軍のものと思っていました。

狛犬です。花崗岩製で何となく古そうです。ガイドさんも古いといっていたような..。

前の港から見える来島城の方向です。高圧線鉄塔の下に本丸がありました。

説明の間は船待ちもしていたようです。ちょっと時間が空いてからの出発になります。
来島海峡の方に向かいます。四国側の高台の上に塔があり、電光掲示で「N」の字がでています。潮流が北向きということを示しています。「↑」「↓」の記号もでます。流れが速くなっているか遅くなっているかのサインです。どちらだったかな。昼は↓でした。

来島海峡は、船舶航行で唯一の例外あるところだそうです。基本的には船は右側通行になります。ところで、来島海峡は真ん中の馬島を境にして中水道と西水道に分かれています。中水道は狭いけれどもまっすぐなのに対して、西水道は広いけれども大きく曲がっています。船は潮の流れに乗って進むと勢いがついて曲がりにくくなります。
そのため、流れに乗る方向に進む(順潮)ときはまっすぐな中水道を、逆らって進むときは西水道を通るという決まりになっています。これを略して「順中逆西」とよんでいます。南向きに潮流があるときは、北に向かう船は西水道を通ることになります。この時だけ左側通行になっています。
北流ですからルールに従って右側通行になります。馬島を左回りに回っていくことになります。
来島海峡大橋を越えたあたりでは、うずしおができていました。

1411261531 来島海峡 北
渦ができていてもすぐどこかに行ってしまうので写真にはなかなか写すことができません。これが比較的きれいにできていたものです。

渦も長続きしないようです。

海面がべたっとしているところは、下から上に海水があがってきているところだそうです。湧き潮といいます。

中水道・東水道を横断して。大三島に戻りました。ここからはバスで大阪まで戻ります。どの経路で帰るか気になりましたが、よく考えてみると一つしかありませんでした。このまましまなみ海道を尾道に渡ってしまった方が距離は短くなります。今治側に戻れば、高速道路はつながっていません。帰り道はこのとおりとなりました。姫路を越えてからはどう通ったのか..。暗くてわかりません。気がついたら大阪でした。バスは大阪駅ガード下まで送ってくれます。そこから迷わず帰れたのだろうか..。