正面に見えてきたのは小島です。日露戦争の時に芸予要塞が作られたところです。今の施設の跡がたくさん残されています。港には大砲のレプリカが置かれています。テレビドラマに使われたものだそうです。

ここから来島に直接向かわずに、いったん四国側にある大きな湾に入ります。波止浜という場所で、ここにはたくさんの造船所が並んでいます。この船は進水したばかりだそうです。船の前方水面下に入るところに丸い膨らみがあります。バウバスバウといって、これがあると航行時に水の抵抗が小さくなるそうです。水面下に沈んで見えませんから、存在を示すために、船首海面上に「と」の字ような記号が書かれています(見えているのは逆向きです)。もう一つのマークは横方向に動くようにスクリューがつけられているというものだそうです。

船を組み立てているようすです。取り付けたいところの形に合わせて作った鋼板を、その位置にセットし溶接していくのだそうです。

ものを運んだりするのに使われる台船です。タグボートに引かれて移動しています。

造船所の見学が終わったらいよいよ来島に上陸です。上陸後最初に八千矛神社に行きました。

裏手にある神殿です。

神社横の海岸近くから波止浜の造船所群が見えます。
