2021年04月23日

日暈ができていました

 今日昼頃の空を見ると、太陽の周りを丸く取り巻く日暈ができているのが見えました。正確には内暈といいます。上空に巻層雲が広がってくると見られることがあります。12時半頃のものです。太陽のところはカメラを傷めることがあるので遮蔽しています。
日暈
 毎年、5月頃になると水平アーク(circumhorizon arc 環水平アーク アークも訳すと環かな)が見られたという報告が時々あります。地平線と平行にできる虹です。立派なものは見たことがないのでこの頃になると注意しています。上空にある小さな氷の結晶(氷晶)によってできる現象です。内暈も氷晶によって起こる現象です。内暈の方がはるかによく見られます。水平アークができるときは内暈もできていることが多いようです。できる条件に近づいていたようです。
 しばらくようすを見ていました。だんだん雲が厚くなってきているようで、だんだんぼんやりとしてきました。2時過ぎのものです。
日暈
 3時頃のものです。さらにぼんやりしてきています。上端側と下端側はしっかりしているようです。
日暈
 氷晶によって見えるこのような明るい筋はいろいろな種類があります。太陽高度が低くなってくると、内暈の上端や下端に接するように上端接弧・下端接弧(upper tangent arc 上部タンジェントアーク)ができる事があります。これと内暈が重なったために少し明るくなっているようです。
 この30分後です。ほとんど日暈はわからなくなってしまいました。
日暈

 日没が近づいてくると、幻日や太陽柱といったものが見られることがあります。できるかなと思っていたのですが、この後は急に雲が厚くなり、こういった現象が見られる状態ではなくなってしまいました。このことを逆算してみると、昼前あたりのほうが水平アークができていた可能性は高かったようです。
posted by ヨッシン at 00:00| 日記