2021年04月05日

紅葉の東海三山 52       感想・余談など

 今回の旅行の目的は、紅葉を見ることでした。信州や東北の紅葉と違って、近畿以西での紅葉はモミジが中心となります。色づき始めるのはもっと寒くなってからになります。
 それと、モミジは近畿以西の自然林の中では少数派で、どうしても寺社や公園などの人工的に植えられたところに限られてきます。逆にその分色が鮮やかになります。大矢田神社のヤマモミジ林は人工的な気もします。自然林では主流になる木ではありませんから。
 今回巡ったのは、そういう寺社になります。横蔵寺のように、もう葉が落ちてしまったという所もありました。尊永寺は少し早かったようです。10社もまわれば一つや二つくらいはそういう所もあるでしょう。まわる数が少なければ、前々回の福島のように、外れた!悲惨ということになりかねません。
 たくさん寺社をまわったこともあり、ツアーにはお寺巡りを趣味にしている人も参加していました。御朱印を集めているようで、社務所とかでもらっていたようです。今でいうスタンプラリーなのでしょう。
 前回のお城巡りでも100名城を巡ってスタンプを集めているという人が何人かいました。ダムを巡ってカードを集めたりとかいうのもありました。いろいろな人に来てもらうための工夫なのかなと思いました。私なら、写真を撮ってというのがそれにあたるのでしょう。
 可睡斎の中におさすり大黒(第14話に登場)というのがありました。前に七番と書かれた札がありました。烏天狗では二十二番、出世六の字穴では二十八番です。番号順に巡って、御利益を順番にもらってというところでしょう。寂光院でも似たようなものがありました。オリエンテーリングかフィールドアスレチックといったものに似ているようです。もっと今風なものでいえばポケモンゴーなのでしょう。
 お寺それぞれで、信者に来てもらえるように工夫を凝らしていたようです。こういったものの集大成というのか広域版になったのが、四国八十八ヵ所巡りとか、西国三十三ヵ所巡りと思えてきました。華厳寺は西国三十三ヵ所巡りの最後の札場でした。
 実際には、これらをまねてお寺のなかでまわるようにしたものかも知れません。紅葉が多いのも紅葉を見に来てね、似たところで桜を見に来てねというところなのかも。お寺は今でいうと一大テーマパークだったような気がします。

 旅行の目玉は添乗員さんだったでしょう。とにかく、よくしゃべっていました。バスの中では完全に独演会状態でした。話の中心は、添乗員をしていったところの話やこんないいことがあったという話です。最後につく落ちは、添乗員をしませんかでした。定年退職をしたような人がほとんどだったようなので、それはないでしょう。こんな事もたまにはありますね。
 ツアーの最後にアンケート回答をお願いされます。どんなツアーがあったらいいと思いますかという質問がありました。よっぽど「添乗員○○といく××の旅」と書こうかと思ったのですが、やめました。昔は話題の添乗員がいたこともあり、こんな企画もあったようです。

 同じ所を季節を変えて何回もとよくいわれます。それはそれでいいのですが、今のところはいったことのないところにいきたい、見たことのない景色を見たいというのが主眼になっています。

 前回は、バスの出発時刻が覚えきれなくて苦労しました。今回は、バスに乗ったり降りたりが多いので、一つでも忘れると大変なことになります。紙に書いて持ち歩くのも大変です。対策を考えました。
 携帯電話にメモ機能がありますから、これを利用して出発時刻のみ4桁の数字で入れることにしました。数字なら打ち込むのは簡単です。古いのは消さずに連続して入れます。最後の4つの数字が次の出発時刻になります。
 おかげで、出発時刻に遅れることはありませんでした。といっても。メモを確認する事はほとんどありませんでした。携帯電話に数値を打ち込むという一手間をかけたことで、しっかり覚えられたようです。念のための確認は何回かしましたので、メモそのものも必要でしょう。次回以後もこの方法で出発時刻や集合時刻を記録しておこうと思います。

 名古屋名物である「ひつまぶし」というものを始めて食べました。いろいろな食べ方ができるようですが、何もせず普通に食べるのが一番おいしかったようです。というより他の食べ方は全然パッとしませんでした。
 食べ方に関していえば外れというところでしょう。3回おいしいというのはありえませんでした。下手に手をかけたことによって最初のおいしさを損ねてしまっています。
 このところご当地グルメというのを食べる機会がありました。B級グルメという分類に入るものもあるかも知れませんが、個人的には外れと思うものが続いています。佐世保のレモンステーキ、魚沼のマジ丼です。見かけは豪勢だけれども、今ひとつインパクトに欠けています。素材を生かす工夫が足りていないようです。
 ウナギそのものについていえば、これだけ漁獲量が減少しているのなら、無理に食べずに漁獲量の回復を待った方がいいと思っています。値段の割りに味が追いつかなくなっています。完全養殖に成功しそこそこの値段に早く落つかないかなと思っています。

 出発のだいぶ前から咳が止まらなくなっていました。薬を飲んだりとかしたおかげでそれほどひどくはないうようになっています。まだ時々咳が止まらなくなることがありました。
 旅行中に咳き込まないかと心配していたのですが、事前に飲んでいた薬や持っていった飴などのおかげで何とかでないですませることができました。
 帰ってきてから後は、ほとんど咳が出ることはありませんでした。病院にも行かなかったので、原因は不明です。粘膜がはがれ、息をすると刺激されることがあり、咳き込んでまた粘膜が剥がれということの繰り返しだったような気がします。時々このようなことがあるので、早めに根本的な治療をした方がいいのかも知れません。

 かかった経費です。旅行代金は約3万円で、それ以外に使ったのは3000円ちょっとです。それ以外に事前準備で買ったものがあります。懐中電灯のような今後も使うかも知れないものです。

 歩数です。1日目は25500歩、2日目は23184歩です。よく歩いています。記録されている歩行時間は5時間まではいかないもののそれに近い値になっています。

posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記