2021年04月01日

4月になりました

今日から4月です。ポイントのつく企画を見ていたら、昨日で期限が切れるものがいくつかありました。種類がたくさんあってどれがいつなのかわかっていません。連絡をくれるところはわかりますがそれ以外のところでいきなりというのもあります。昨日念のために見たらわかっていたもの以外に一つ見つかりました。何かに交換というほどたまっていません。適当に選んで消費しました。
 カードの有効期限が切れるのもありました。かんぽの宿もついに3年利用していないことになりました。ネットで確認すると来月までになっているようですが、それまでに旅行には行けそうにありません。休暇村のポイントも8月末までです。これも使えるのかどうか。かなり厳しそうです。
 ポンタカードもいつの間にかポイントがなくなっていました。一番よく使っていたのは、が村輪スタンドでした。車に乗って旅行というのもなくなりましたから、ガソリンの減りも少なくなっています。
 コーヒー1杯無料券も、携帯電話でやろうとしたけれども、登録に30桁くらいの暗証コード入力しないといけないということでめげてしまいました。結局これも有効期限切れで使えなくなってしまいました。

 インターネットのメールソフトを更新したら、いきなり最接続設定をしてくださいとでました。設定はできているはずなのにと思いながらも、メールアドレスを入力してみたら何とか接続はできたものの、過去の通信記録とかアドレス帳とか全部消えてしまっていました。
 ネットで調べてみたらプロファイルデータがあるはずだから、データの保管されているところのファイルを古いプロファイルと置き換えればいいということが書かれていました。フォルダの指定場所を調べてみると、プロファイルがまとめられたものしかでてきません。ソフトの設定から開くとファイルの一覧が見られます。こちらの方から操作して書き換えると、古い通信記録を復元することができました。ファイルの場所をよく見直してみるとファイルまでのパスが少し違っていました。
 アドレス帳は元に戻っていません。記録が残っていますからここからチェックすることはできます。しばらくこのままにしておきます。メッセージのフィルターも全体からメールアカウント毎に変わっています。これもコピーの方法がわかったので、移動させて完了です。
 肝心な本体の方ですが、スケジュール帳がついたりとか変わっています。いろいろなソフトで勝手についてくるのでうんざりしています。どんなソフトでも、いらない機能の方が多くなってきているような気がします。もっとシンプルにならないものでしょうか。ウィンドウズ付属のアプリはいらないものばかりです。削除したいのにできません。

 最近の花関係です。
 ありが出没しています。去年あたりからよく見かけるようになります。最近は室内で見ます。取り込んでいる鉢のどれかに着いているようです。今日見たところ、幼虫のようなものを運んでいる物がいました。巣の引っ越しがあったようです。引っ越し先の鉢はわかりましたが、今のところそのままです。
ありの引っ越し

 鉢のいくつかに苔が生えています。その中に胞子嚢を延ばしているものがでてきました。種類を調べるための特徴ができました。でも何なのかわかりません。
コケ 胞子嚢
 これも胞子嚢なのでしょうか。
コケ 胞子嚢

 3月まで何とか持ちこたえていた鉢苗が、ダメになったものがいくつかあります。コバノランタナとカリブラコアです。カリブラコアは残っているように見えるところもありますが、色が変わっていないだけかも。コバノランタナは黄色のものは枯れたと思っていたのに復活しました。アップルミントも復活したようです。
 ダメになったものは、ビニールハウスの中でコケがびっしり生えているものが多いようです。ちょっと乾くと水をはじいてしまって、しみこまなくなっています。ビニールハウスも中の温度が40℃近くなっていたのでいきなり外したので温度差が大きくなったのかも。
 咲いている花です。キンギョソウとネメシアです。キンギョソウは黄色のものばかりになっています。
キンギョソウ ネメシア
 ディモルフォセカとしているものです。先月23日に最初の一輪が咲きました。
ディモルフォセカ
 シクラメンです。この鉢のもの以外は、全て花芽がダメになりました。これからできるのを待つとすると咲き始めるのは梅雨頃になりそうです。
シクラメン

posted by ヨッシン at 00:00| 日記

2021年04月02日

3月までの一般記事一覧

 ブログ記事をほぼ毎日書いているために、記事がたまってきています。ある程度たまったところで、一覧をつくって載せることにしています。今年1〜3月分の記事一覧を載せることにします。

 3月の大阪公立高校一般選抜の問題で、おかしいのではと書きました。その後気がついたことがあります。地学的にはいろいろ考えることがありますので、改めて記述することにします。本家の方に書くほどのことでもなさそうなので、ブログの方に投稿することにします。続編があると見てください。
 政治的なことは避けるつもりだったのですが、コロナ感染症問題を中心に増えてきています。これでも抑えているつもりです。

以下は記事の一覧とそのリンクです。

日付
時刻
タイトル
カテゴリ
01-01
0:00
あけましておめでとうございます
日記
01-02
23:59
昨年10月から12月の一般記事一覧
索引
01-03
0:00
年末年始の土星と木星
01-07
23:59
水道蛇口の故障
日記
01-08
0:00
寒くなりました
日記
01-09
23:57
土星と木星の接近など
01-10
0:00
木星土星水星の接近
01-18
0:00
共通テスト「地学基礎」問題解説など
雑記
01-19
23:53
共通テスト「地学」の問題について
雑記
01-20
0:00
共通テスト「地学」の問題についての感想とか
雑記
01-21
0:00
共通テスト「地学」 感想・解法とか
雑記
01-22
0:00
星の記録 13日〜17日
01-23
0:00
星の記録 17〜20日
01-24
0:00
議会議員選挙に行ってきました
日記
01-25
0:00
星の記録 20日
01-26
0:00
星の記録 21〜25日
01-31
0:00
星の記録 28日〜
02-01
0:00
2月になりました
日記
02-02
0:00
今日は節分
日記
02-03
0:00
共通テスト第2日程 地学基礎問題について
雑記
02-04
0:00
共通テスト第2日程 地学問題で思うこと
雑記
02-05
0:00
共通テスト第2日程地学問題 感想・解法のポイントなど
雑記
02-06
0:00
星の記録 2月始め
02-17
23:58
強風が続いています カラスの襲来
日記
02-19
0:00
18日大阪公立高校特別選抜検査がありました
雑記
02-20
0:00
星などの記録(2月中旬まで)
02-22
0:00
確定申告と運転免許更新
日記
02-28
0:00
2月を振り返って
雑記
03-01
0:00
3月になりました
日記
03-08
0:00
星の記録 2月末〜3月始め
03-11
0:00
大阪公立高一般選抜検査 地学関係の問題から
雑記
03-12
0:00
大阪公立高一般選抜検査 地学関係問題の感想
雑記
03-15
23:55
桜が咲いていました
日記
03-19
0:00
星の記録 3月中旬
03-20
23:51
星の記録 3月19日
03-25
0:00
「ヨッシンと地学の散歩」更新しました
日記
03-31
0:00
3月を振り返って
雑記

posted by ヨッシン at 00:00| 索引

2021年04月03日

紅葉の東海三山 51 2019/11/28 帰阪

 ここから後はひたすら大阪に向けて帰っていくだけです。パークウェイは下まで同じ所を戻っていくと思っていました。登るときは谷側が見えていたので、下りは山側になるはずです。ずっと谷側が見えています。別の出口から出たようです。谷側が見られると期待していたのが外れました。
 麓に降りて谷沿いを走っていると長篠駅の案内が見えてきました。このあたりは長篠合戦があったところです。武田軍が織田徳川の連合軍に大敗しています。長篠城は何となくわかったのですが、一瞬の間でした。その他の史跡は確認できないまま、新東名高速道路に入りました。設楽が原の古戦場がわからなかったのは、その手前で高速道路に入っていたからでした。
 新東名高速はだいぶ山側を走っています。山にさえぎられて景色は見えません。それでも時々遠くが開けるときがあります。遠くの霞んだ山並は渥美半島、手前に三河湾が見えています。
新東名から渥美半島

 途中のトイレ休憩は、岡崎SAで入りました。お土産購入タイムも兼ねています。運転手さんのお勧めです。難点は東行きと西行きの駐車場が建物を挟んで反対側にあります。建物の出口を間違えるとバスに戻れなくなります。
 お土産はういろうにして、名物という焼売も小腹の足しに買いました。
 ここからバスは名古屋を目指して走ります。でた直後あたりから日が差してきました。記録として写そうとしたのですが、豊田JCTから伊勢湾岸道にはいってしまいました。この区間は高い防音壁に囲まれて景色が見えるところがありません。
 名古屋南ICから名古屋高速に入るときに防音壁が途切れました。その一瞬に写したものです。隣にいた人に写すまでが早いと感心されました。
名古屋 夕陽

 名古屋高速に入ってからは高い防音壁はなく景色はよく見えるところがたくさんありました。でも、すぐに太陽は沈んでしまいました。
名古屋 夕焼け

 そのまま、名古屋駅に到着です。トランクに預けた荷物を受け取ってからみんなそろって駅舎の方に歩いて行きます。途中で写した名古屋駅です。
名古屋駅

 帰りのこだま出発の30分前です。添乗員さんが切符を手配するまでの間しばらく待った以外は、すぐにホーム移動です。
 ホームに着いたら、きしめんを食べに行ってよいという指示が出ていたのでいきました。3人ほどいっしょです。食べ終わって、途中で合流した人もいっしょに乗り口まで戻ります。添乗員さんにどこにいってたのですかと聞かれました。出発時の前科があります。気にしていたのでしょうか。
 列車はすぐに来ました。というかそれに合わせてきしめんを食べていました。乗り込んで席に座ります。持っていた予備のパンを食べます。ステンレスボトルのお茶を飲んでいたら、隣の人にお茶はどうしたのかと聞かれました。ティーパックは旅行では他の宿でのあまりを持ち歩いていると答えました。
 こだまですから、米原で列車の通過待ちがあります。それ以外は普通に到着です。いつも通り京都で下車して最寄り駅で出場できる証明書をもらうことができました。その通りの経路で帰ります。いままでの旅行に比べて早めの到着です。
 家に着いてから、持って行き忘れたおにぎりをチェックします。特に異常がなさそうだったので、食べてしまいました。ちょっとぱさついていました。

posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記

2021年04月04日

ブログ更新2000回です

 きょうのブログ記事でちょうど2000回目になります。ブログを始めたのが2015年2月20日です。6年ちょっとかかかったということになります。1000回の記録はとっていませんが、2018年2月20日の記事で968回と書かれています。これからすると、3月31日頃になります。1000回までは3年ちょっと、次の1000回は3年で達成です。少しペースが速くなっています。そういえば昨年の6月5日にブログを更新しなかった以後は、毎日更新しています。
 この1000回をカテゴリ別に見ると、旅行記が739回、日記132回、星67回、雑記39回、索引23回になっています。前の1000回に比べてもそれほど比率に違いはないようです。
 2018年4月からの各月毎にカテゴリ別の投稿数をグラフにしてみました。
グラフ
 投稿の少なかった月もあるので、比率でかいたのがこちらです。
グラフ

 傾向として言えるのは、全体的に旅行記が大きな割合を占めています。2019年の10月にピークになり高めの状態が続いた後、去年の8月あたりから少なくなってきています。ピークになりはじめた頃は、旅行日と記事掲載日とのずれが大きくなって、これを解消しようと旅行記を載せ続けたことにあります。
 去年からの旅行記比率の減少はコロナ感染症拡大に原因してます。コロナにより旅行に行けなくなり、旅行記の記事ストックが少なくなってきたことです。さらにこの先いつ再開できるかという見通しも立たないため、新規に記事が入ってくる見込みもありません。できるだけストックが持つように、一般記事を入れていくことでストックを長持ちさせようとしたことによります。
 昨年10月頃からは、天体関係の現象が続き、観測に適した天気が続いたことにより星関係の記事が増えています。今年に入ってからは、雲がかかっていることが多く「星」は伸び悩んでいます。その分旅行記が復活したのが3月になります。
 これから先の、記事の割合はどのようになるのでしょうか。初期のように記事があるときにだけ書くということになるのでしょうか。


 
posted by ヨッシン at 00:00| 日記

2021年04月05日

紅葉の東海三山 52       感想・余談など

 今回の旅行の目的は、紅葉を見ることでした。信州や東北の紅葉と違って、近畿以西での紅葉はモミジが中心となります。色づき始めるのはもっと寒くなってからになります。
 それと、モミジは近畿以西の自然林の中では少数派で、どうしても寺社や公園などの人工的に植えられたところに限られてきます。逆にその分色が鮮やかになります。大矢田神社のヤマモミジ林は人工的な気もします。自然林では主流になる木ではありませんから。
 今回巡ったのは、そういう寺社になります。横蔵寺のように、もう葉が落ちてしまったという所もありました。尊永寺は少し早かったようです。10社もまわれば一つや二つくらいはそういう所もあるでしょう。まわる数が少なければ、前々回の福島のように、外れた!悲惨ということになりかねません。
 たくさん寺社をまわったこともあり、ツアーにはお寺巡りを趣味にしている人も参加していました。御朱印を集めているようで、社務所とかでもらっていたようです。今でいうスタンプラリーなのでしょう。
 前回のお城巡りでも100名城を巡ってスタンプを集めているという人が何人かいました。ダムを巡ってカードを集めたりとかいうのもありました。いろいろな人に来てもらうための工夫なのかなと思いました。私なら、写真を撮ってというのがそれにあたるのでしょう。
 可睡斎の中におさすり大黒(第14話に登場)というのがありました。前に七番と書かれた札がありました。烏天狗では二十二番、出世六の字穴では二十八番です。番号順に巡って、御利益を順番にもらってというところでしょう。寂光院でも似たようなものがありました。オリエンテーリングかフィールドアスレチックといったものに似ているようです。もっと今風なものでいえばポケモンゴーなのでしょう。
 お寺それぞれで、信者に来てもらえるように工夫を凝らしていたようです。こういったものの集大成というのか広域版になったのが、四国八十八ヵ所巡りとか、西国三十三ヵ所巡りと思えてきました。華厳寺は西国三十三ヵ所巡りの最後の札場でした。
 実際には、これらをまねてお寺のなかでまわるようにしたものかも知れません。紅葉が多いのも紅葉を見に来てね、似たところで桜を見に来てねというところなのかも。お寺は今でいうと一大テーマパークだったような気がします。

 旅行の目玉は添乗員さんだったでしょう。とにかく、よくしゃべっていました。バスの中では完全に独演会状態でした。話の中心は、添乗員をしていったところの話やこんないいことがあったという話です。最後につく落ちは、添乗員をしませんかでした。定年退職をしたような人がほとんどだったようなので、それはないでしょう。こんな事もたまにはありますね。
 ツアーの最後にアンケート回答をお願いされます。どんなツアーがあったらいいと思いますかという質問がありました。よっぽど「添乗員○○といく××の旅」と書こうかと思ったのですが、やめました。昔は話題の添乗員がいたこともあり、こんな企画もあったようです。

 同じ所を季節を変えて何回もとよくいわれます。それはそれでいいのですが、今のところはいったことのないところにいきたい、見たことのない景色を見たいというのが主眼になっています。

 前回は、バスの出発時刻が覚えきれなくて苦労しました。今回は、バスに乗ったり降りたりが多いので、一つでも忘れると大変なことになります。紙に書いて持ち歩くのも大変です。対策を考えました。
 携帯電話にメモ機能がありますから、これを利用して出発時刻のみ4桁の数字で入れることにしました。数字なら打ち込むのは簡単です。古いのは消さずに連続して入れます。最後の4つの数字が次の出発時刻になります。
 おかげで、出発時刻に遅れることはありませんでした。といっても。メモを確認する事はほとんどありませんでした。携帯電話に数値を打ち込むという一手間をかけたことで、しっかり覚えられたようです。念のための確認は何回かしましたので、メモそのものも必要でしょう。次回以後もこの方法で出発時刻や集合時刻を記録しておこうと思います。

 名古屋名物である「ひつまぶし」というものを始めて食べました。いろいろな食べ方ができるようですが、何もせず普通に食べるのが一番おいしかったようです。というより他の食べ方は全然パッとしませんでした。
 食べ方に関していえば外れというところでしょう。3回おいしいというのはありえませんでした。下手に手をかけたことによって最初のおいしさを損ねてしまっています。
 このところご当地グルメというのを食べる機会がありました。B級グルメという分類に入るものもあるかも知れませんが、個人的には外れと思うものが続いています。佐世保のレモンステーキ、魚沼のマジ丼です。見かけは豪勢だけれども、今ひとつインパクトに欠けています。素材を生かす工夫が足りていないようです。
 ウナギそのものについていえば、これだけ漁獲量が減少しているのなら、無理に食べずに漁獲量の回復を待った方がいいと思っています。値段の割りに味が追いつかなくなっています。完全養殖に成功しそこそこの値段に早く落つかないかなと思っています。

 出発のだいぶ前から咳が止まらなくなっていました。薬を飲んだりとかしたおかげでそれほどひどくはないうようになっています。まだ時々咳が止まらなくなることがありました。
 旅行中に咳き込まないかと心配していたのですが、事前に飲んでいた薬や持っていった飴などのおかげで何とかでないですませることができました。
 帰ってきてから後は、ほとんど咳が出ることはありませんでした。病院にも行かなかったので、原因は不明です。粘膜がはがれ、息をすると刺激されることがあり、咳き込んでまた粘膜が剥がれということの繰り返しだったような気がします。時々このようなことがあるので、早めに根本的な治療をした方がいいのかも知れません。

 かかった経費です。旅行代金は約3万円で、それ以外に使ったのは3000円ちょっとです。それ以外に事前準備で買ったものがあります。懐中電灯のような今後も使うかも知れないものです。

 歩数です。1日目は25500歩、2日目は23184歩です。よく歩いています。記録されている歩行時間は5時間まではいかないもののそれに近い値になっています。

posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記

2021年04月06日

紅葉の東海三山 番外編1 持ち物について

 今回の旅行で、ふだん旅行カバンに詰め込んでいるもので必要かなというもののいくつかが、出番がありました。何を持って行っているのかの整理も兼ねて、ざっとあげてみることにします。
 入れ物ですが、大型のリュックサックに入れています。両手が空くので、切符をだしたりとか、何かをするのがやりやすいという利点があります。ツアーでもエスカレータはあまり使わずに階段を利用します。これだと上り下りが非常に楽になります。
 リュックは2種類がメインです。薄手の横ポケットのあるものと、厚手で横ポケットのないものです。容量は35リットルくらいかな。三脚を横につけることができますので、最近は厚手のもののほうが出番が多いようです。それでも出発前はいっぱいになっています。
 この中に入れるものは、いくつかの袋に小分けしたものが入ります。この袋は、宿泊したときに歯ブラシやタオルなどアメニティの入っていた巾着式のビニール袋(アメニティ袋とします)に入れています。だいたいの中身がわかるように色分けをしています。最近はこの袋が宿ででてくることはなくなりました。

 リュックにいれると最初に決まるものは、旅行用セットと勝手に名付けている袋です。黄色のアメニティ袋に入っています。いつもは、これを持っていけば最悪の場合でもなんとかなるとおもっています それもあって何も考えずにバッグに放り込んでいます。
 その中身です。宿などでアメニティとして置いているようなものはだいたいのものが入っています。宿でご自由にお使いくださいと置かれていたものです。まず、タオルが単独で入っています。それ以外のものはいくつかの小袋にわけて入っています。だいたいは、宿に置かれていたもので使わなかったものです。小袋ごとに書きます。
 小袋1です。櫛と歯ブラシとひげそりです。だいたいはこの袋と部屋についているタオルとを持って大浴場に行きます。歯ブラシ・ひげそりは4−5回は使い回ししています。歯ブラシは変と思うかも知れませんが、風呂に浸かりながら歯を磨くことがあるからです。歯磨き粉は刺激が好きではないのであまり使いませんから、口の中が泡だらけになることはありません。浴槽の中でもじゅうぶん磨けます。
 小袋2です。シャンプーとリンス、石けんが入っています。石けんは更に小さな小袋に入れています。使ったら捨ててもいいのですが、何回か使おうというせこい魂胆です。濡れたままだと大袋の中がヌルヌルになってしまいます。
 小袋3です。メッシュのタオルが入っています。これは意味がなさそう。単にあったから入れているだけのよう。
 小袋4です。ソーイングセット、救急絆創膏類数枚、ガーゼ、綿棒などが入っています。
 小袋5です。洗濯用洗剤2回分を小わけにして更に小さな二重の小袋に入れています。中の小袋が破けたことが何回かあり、洗剤が中でこびり付いています。
 小袋6です。お茶のティーパックとドリップコーヒー、スティック砂糖、お茶パックの袋が入っています。お茶のティーパックは、宿でだされたものがあったときは、古いものから順に使っています。今回はストックを消費しました。

 赤のアメニティ袋には、夜具の代わりになる衣類が入っています。夏用はショートパンツとTシャツ、冬用はジャージのパンツと長袖Tシャツが入っています。夏用冬用で体積が違うのでどちらを持っていくか一目で区別できます。濃いめの赤いアメニティ袋には寒いときに着るセーターを入れます。季節や気温によってどれを持っていくか考えます。
 着替え類は、緑のアメニティ袋に入れます。色の濃さで、上着と下着をわけます。2泊以上になると、青のアメニティ袋を着た衣類を入れるために別に用意します。
 空港で、荷物を開けてくださいといわれても、この袋にわけて入れていると、中身がほとんど見えませんから開けるのは苦になりません。

 セット以外で用意する持ち物です。バスで巡っているときに、バスから持って降りる荷物と車内に残しておく荷物を入れる手提げ袋にもなるナップザックを持っていきます。バスの中では、ツアーの種類や内容によって変わりますが、折りたたみ傘、水筒、昼食、雨合羽といったものが入ります。水筒には出発日の朝にお茶を入れます。出発前に大雑把にわけておきます。
 大きめの手提げ袋を入れることにしています。大浴場に行くときに持ち物を入れるのに便利です。バスタオルは大きくて、ナップザックだとこれだけを入れるだけでいっぱいになります。またカバンにものが入りきらなくなったときに、荷物の一部を入れるのにも使えます。

 カメラ関係の持ち物です。ふだん使うものと、交換が必要になった場合の予備は、まとめてショルダーバッグに入っています。だいたいどんなものが入っているかは、前に説明しています。そこで説明しなかったものとしては、ビニールの風呂敷、予備のSDカード、リモコンスイッチなどがあります。飛行機に乗るときは、取り出しやすいところに置けないので、ウェストバッグを利用することもあります。旅行前には充電池類の充電も必要になってきます。ふだん使うカメラ用以外にも携帯電話、GPSロガー、コンパクトデジカメ用とかたくさん種類があります。
 星の写真を撮るためには、それなりの装備が必要です。少なくとも三脚、レリーズがいります。三脚はバッグに入れようとしても長すぎて入りきりません。雲台を外せば何とかなります。バッグの横にくくりつけて運ぶときは分解しません。他に赤道儀も持って行っていましたが、最近はアストロトレーサーで代用になることがわかりましたので、こちらを持って行っています。アストロトレーサを動作させるためにはGPSユニットが必要です。赤道儀の代わりに持っていきます。だいぶ小さく軽くなりました。これらの装置を動かすための電池も別に必要です。電灯もヘッドライトや赤色ライトも使い分けています。バーティノフマスクもあった方がいいようです。このような小物は、布製の巾着袋や、スポーツシューズが入っていた袋に入れています。
 泊数が多くなってくると、電池などは何回も交換ということがあります。予備の予備とか、充電器とかそういうものも必要になってきます。撮像素子にゴミがついたときに吹き飛ばすためのブロアーも持っていくことがあります。このあたりのものは、その時のようすで変わってきます。カメラの交換レンズなどもその時に応じて持っていきます。

 車でいくときは、地図類、ポータブルカーナビが必要です。地図はだいぶ古くなってきたので、そろそろ買い換え時かな。最近は車用の眼鏡をかけていると、地図がぼやけて全く読めないので、どうしてもカーナビが必要になってきます。地図は、全体のコースを考えたり、途中にある名所旧跡を探すのには便利です。
 望遠鏡を運ぶのが目的ですから当然乗っています。関連の機材はいろいろありますが、あげだしたら切りがありません。だいたい決まっているので、ここでは省略します。車までは望遠鏡や持っていく荷物を台車で運んでいます。駐車場から離れたところで星を見る場合など、現地で使うことがあるかも知れないということで、そのまま車に積み込んでいます。
 車には折りたたみ自転車が乗っています。旅行時以外は使わないので、タイヤの空気は抜けているのが普通です。出発前に入れることにしています。空気入れやパンク修理キットなども持っていきます。

posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記

2021年04月07日

紅葉の東海三山 番外編2 建物の様式(屋根の素材)

 旅行などでいろいろな建物や門を見た時に、建て方の特徴に注目することがあります。様式についての理解や各部の特徴などがわかってくると、建物の見方も変わってきます。今はまだ勉強中といったところですが、理解できている範囲で今回の旅行で見た建物を使ってまとめてみることにします。といっても、旅行中に詳しく見ていなかったところもあります。例としてあげたものには、造りをしっかり見て判断していないものもあり、間違ったものがあるかも知れません。だいたいこんな感じでというところで見てください。

−−− 屋根の素材 −−−
 まず建物の屋根が何で覆われているかによってわけることができます。素材として一番一般的なものは瓦で、このような屋根は「瓦葺き」屋根といいます。他にも鋼板葺き、茅葺き、こけら葺き、檜皮葺きといったものがあります。
 鋼板は寺社では銅板を使っているものが普通でした。ところが、銅板がさびてできる緑青は有毒だということなのか、最近は使われなくなってきているようです。見ただけでははっきりしないのですが、最近の家屋に多いガルバリウム鋼板を貼りつけているようです。これも一応銅板葺ということにしておきます。
 各素材の屋根を順番に見ていきます。
<瓦葺き>
 普通にいう瓦屋根です。例として華厳寺本堂をあげます。屋根に並べられた瓦の種類については勉強中です。鬼瓦とか棟瓦平瓦くらいまでならわかります。

<銅板葺き>
 銅板ではなく鋼板で葺かれた屋根は比較的たくさん見ました。変わったところでは、鹿児島仙巌園では錫葺きの屋根がありました。
 華厳寺鐘堂と三十三所堂の例を挙げておきます。檜皮葺やこけら葺を模して鋼板を何層にも重ねています。

<檜皮葺屋根>
 檜皮というのはヒノキの幹の皮のことです。これを薄く剥いで平たく伸ばしたものを屋根に並べていきます。
 大矢田神社参道沿いにあったヒノキです。幹が赤くなっています。樹皮をはぎ取られた後はこのように赤くなります。この木は何年か前に檜皮を採られたのかも知れません。の夫婦樹の写真の右側はヒノキなのですが、幹が赤っぽい色をしています。皮を剥いだ直後は真っ赤な色になります。
ヒノキの幹

 檜皮葺屋根の例です。比較的多くのところで見ました。小国神社拝殿を例に挙げます。 

 茅葺き屋根、こけら葺き屋根は今回は見ませんでした。こけら葺きはふだんでもあまり見かけません。一度説明のあった建物を見たことがあります。それがどこだったのか思い出せません。こけら部分だけを写したような記憶があるのですが過去の写真を見直しても見つけることができませんでした。鶴ヶ城の麟閣か偕楽園の好文亭あたりだったような気がしています。

posted by ヨッシン at 00:00| 雑記

2021年04月08日

コロナワクチン接種の案内が来ました

 今日のポストに、市から送られてきた新型コロナワクチン接種のご案内という文書が入っていました。コロナウィルスに感染する前に接種できるかどうか心配です。
 府下では、新型コロナウィルス新規感染者が急増しています。もうすぐ1000人になりそうな勢いです。実効再生産数も1.5近くまであがったままです。どこまで多くなるのか心配です。重症者の数もかなり多くなっています。第3波とよばれていた時期からほとんど減っていないところに、今回の増加に伴って新たに重症となる者が増えてきています。医療自体非常宣言とかいうものがだされたようです。その結果、コロナ拡大については赤信号が灯りました。万博公園の太陽の塔も赤くライトアップされています。観覧車はカラフルにイルミネーションされています。
赤信号の太陽の塔

 蔓延防止措置というのが大阪市の発令されています。府下では近々通過するオリンピックの聖火リレーは、公道の走行を中止することが決まりました。当然だと思います。というより中止しないということじたい常識外れです。きつめに書きますが、がんばっているところをみんなに見てもらいたいというリレー参加者の言葉はエゴにしか聞こえてきません。一応いってみた位かなと良心的に解釈したとしても、マスコミがそれを取り上げることによって、その意見をネグレクトできなくなってしまいます。万博公園で無観衆の中で走るくらいで我慢してください。
 リレー到着(だったかな)のセレモニーで、万博公園で大きな音を出します、辛抱してくださいというチラシが入っていました。大々的にやる必要はなくなったので、これも中止して欲しいと思います。少なくとも内輪でやるレベルまでは下げられるはずです。だいぶ離れていますが、サッカーの応援でも聞こえてくる事があります。
 大音量といえば、リレーの前後に走るスポンサーの宣伝カーの音量も相当な音量だということを聞きました。スポンサーの宣伝をする場を作るためのものではないはずです。ここで無理に宣伝すると企業にとってもよくないでしょう。コロナのことよりも自分たちの利益の方が大事だと考えているととらえます。
 それにしても同じ、蔓延防止措置の兵庫県や、これから申請するといっている京都はどうするつもりなのでしょう。何も反応はありません。リレーは中止して当然と思います。もっといえば、オリンピックそのものもいらないです。それと島根県には聖火リレーの中止を貫いてもらいたかったです。

 今後ワクチンが接種できるかというと、こちらも大問題です。いまだに、医療関係者の接種が終わっていません。海外では国民の半分以上が終わったというところもあります。この遅さは何なのでしょう。そういった国はお金でワクチンを買い集めたというのでしょうか。
 オリンピック選手には優先的に接種できるようにするという話がでてきました。必死になって打ち消しに走っているところです。問題なのは、そういう話がどこからともなくでてくること自体にあります。どう考えてもまともではないことを言い出す人がいること自体が問題です。これでは、何事も先手先手で攻められないのは当然です。
 オリンピックの中止を言い出せないのもこういうことに関係していそうです。オリンピックをやっているのにワクチンの接種ができていないということだけは絶対にしないでください。
posted by ヨッシン at 00:00| 日記

2021年04月09日

星の記録 3月末〜4月始め

 星の記録を書きたいのですが、あまり観察はできていません。黄砂が強かった日もあったりして、全体的にはっきり見えないようです。これといった天文現象もなく、無理してでも見てみようかなという状態の日はありませんでした。カノープスはもう見えなくなってしまいました。
 そのなかで、何とかあるかなというのがISS(国際宇宙ステーション)です。野口さんが乗っているということで話題にもなっています。4月に入ってから何回か夕方に見られるチャンスがありました。明るくなると予報されたのは3日と5日6日です。それ以外は低空で高度がそれほど高くにはならないという予報でした。
 1日は −1.6等で最大高度18度ということで何とか見られると期待しまたが、薄雲に阻まれて見えませんでした。写真処理をして確認できませんでした。
 3日も雲が厚く見えませんでした。
 5日です。−2.8等で最大高度40度ですからだいぶ見やすいでしょう。地球の影に入る直前までしっかりと写っています。4秒露出6秒インターバルで、比較明合成をしています。飛行機の光跡と交わっているところにはすばるが写っています。
ISS
 望遠鏡で、ISSを追いかけてみました。250枚ほど写した写真の中で比較的写りの良いものを5枚右下から左上に並べています。ISSが動いた方向です。
ISS
 最初のものは正面から見ているとと思われますが、その他のものはどの部分が見えているのかはっきりわかりません。右に回転しながら下側を向けるようになっているはずです。太陽電池パネルは見えているのでしょうか。
 6日は、もっと条件がよかったのですがあいにくと曇り空で見ることはできませんでした。
 7日です。天気は薄曇りです。明るさ−0.9等で最大高度12度と条件はよくありません。肉眼では確認できませんでした。写真に写したものです。このままでは確認できません。
ISS
 画像処理をしたものです。矢印の間にかすかに航跡がでてきました。それでもかなりしっかり見ないと見落としそうです。
ISS

 8日に4月最後のチャンスがありました。この日も雲が厚く観測できませんでした。次回夕方に見えるのは、今のところ5月14日になりそうです。朝1回と夕方2回チャンスがあります。
posted by ヨッシン at 00:00|

2021年04月10日

紅葉の東海三山 番外編3 建物の様式(屋根の形)

<切妻造>
 屋根の形に注目します。屋根を平にしておくと、降った雨は屋根の上にたまって雨漏りの原因となります。そこで屋根板をななめにします。そうすると雨水は流れ落ちて屋根にたまらなくなります。建物の中心線で左右に振り分けるのが一般的です。建物の中心一段高いところに棟木を渡してここから左右に屋根板をはります。棟木は建物のどちらかの壁と平行に渡ります。このような建物の造りを切妻造といいます。住宅家屋では普通に見られる様式です。
 豊川稲荷禅堂を例に挙げておきます。屋根の高いところから左右に振り分けられているようすがわかります。入口の上に庇がついていますので少しわかりにくくなっているかも知れません。

<寄棟造>
 このような建物の場合、棟木に直角方向にある壁の面を妻面(または妻)といいます。写真の建物で見えている側が妻面です。
 妻面には雨がたくさんかかります。そこで雨の影響を少し減らそうと工夫がなされた屋根の造りがあります。一つは屋根の傾斜を妻側にもつけるというものです。屋根の形は台形2枚と三角形2枚があわさった形になります。このような建物の形を寄棟造りといいます。
 鳳来寺本堂を例に挙げます。

<入母屋造>
 もう一つは、豊川稲荷禅堂の庇を左右に大きくして屋根とつないでしまうというものです。反対側の妻面も同じようにします。下半分は寄棟造で上半分は切妻造と二つがあわさった形になります。
 例として尊永寺諸尊堂北谷寺をあげます。今回まわった寺社の建物の大半はこの形でした。

<宝形造>
 寄棟造で建物の四辺の長さが同じだと台形をした屋根はなくなり全て三角形になります。このような場合は宝形造といいます。方形造と書くこともあります。ほうぎょうづくりと読みます。お寺の建物の場合、屋根の一番高いところには宝珠とその土台(露盤)が乗ります。舎利などを納める建物に多いそうです。
 写真は池田町の凉雲寺です。

 お寺にある宝形造の建物で、2階以上の高さがあり、各階毎に屋根を設けているものを層塔と言います。お城もそうですが、この屋根が何段になっているか、たとえば3段になっていれば3層(構造)といういい方をします。3層の層塔は三重の塔です。他にも五重塔や十三重の塔といったものもあります。
 横蔵寺の三重の塔を例に挙げます。

 宝形造の変形のもう一つの例です。建物の平面形が六角形や八角形という建物もあります。八角形の例として豊川稲荷納符堂を例にあげます。

 諏訪大社下社秋宮の神楽殿のように三方切妻という建て方もあります。基本的には切妻造の建物を組み合わせているだけです。切妻、寄棟、入母屋といった構造は日本建築でも必ず見ることができるようです。

−−− 妻入りと平入り −−−
 次に、建物の入口の位置に注目する事にします。主となる入口がある場所は、妻面かそうでない面かのどちらかになります。妻面に入口のある場合は妻入り、そうでない場合は平入りと言います。
<妻入り>
 大矢田神社拝殿です。五角形の面に入口があります。切妻造の場合、入口から雨が吹き込みやすいという欠点があります。

<平入り>
 華厳寺揚輝堂です。間口は広く取れるのですが、出入りの時に、屋根から落ちてきた雨水がかかるという欠点があります。


posted by ヨッシン at 23:55| 雑記

2021年04月11日

紅葉の東海三山 番外編4 建物の様式(屋根の飾り)

 建物の飾りに注目することにします。
<千鳥破風>
 屋根の斜面上に、妻面上部に見られる「へ」の字形に屋根を載せていることがあります。妻面で一番高くなっているところを破風(はふ)といいます。妻面で風の影響を一番強く受ける場所です。この破風と同じものが屋根に乗っているという感じになります。お城では、2つ以上並んでいることもあります。これを千鳥破風とよんでいます。妻面上部の破風を千鳥破風というのはあまり聞いたことがありません。屋根側面のもに対しては使われているようです。明かり取りに使われていたのが起源という話も聞いたことがあります。
 尊永寺本堂の例です。

<唐破風>
 三角形ではなく上に緩くカーブして膨らむように盛り上がっている形のものもあります。唐破風といいます。唐と名前がついていますが、日本独自のものだそうです。こちらは屋根の真ん中ではなく先端の軒や庇が作られることが多いようです。屋根全体をこの形にするとしたらかなり大仕事になりそうです。
 大矢田神社の蔵(?)です。庇にしては屋根より大きすぎます。屋根なのかな。
大矢田神社 蔵


<向拝>
 平入りの建物で、入口にあがる石段の部分を覆うように軒を伸ばしていることがあります。前に出ている部分を向拝といいます。向拝の先端が唐破風になっていることもあります。
 寂光院本堂です。


 −−− 飾りについて −−−
<懸魚>
 切妻造や入母屋造の建物の妻面の破風のすぐ下に、彫刻の施された板が飾られていることがあります。この板を懸魚(げぎょ)といいます。元々は火除けのお守りで、魚が彫られていたようです。様々なバリエーションがあって名前もあるようです(覚えきれない)。
 大矢田神社拝殿のものです。猪目懸魚のようです。横にも2つ下がっています。真ん中ものを拝懸魚または本懸魚(おもげぎょ)、横にあるものを降懸魚(くだりげぎょ)または脇懸魚、桁隠しと言います。
大矢田神社 懸魚

 懸魚を固定する棒のようなものが真ん中に突き出ています。これに付随する飾りを含めて六葉といいます。棒の部分が樽の口、飾りは菊座といいます。

<軒飾りなど>
 軒先などにもいろいろな彫り物が見られます。日光東照宮の三猿や眠り猫が有名です。竜はよく見かけます。唐獅子とか色々あるみたいですが今は勉強中です。
 寂光院本堂向拝の彫り物です。竜に着色されています。

 今回覚えたのはかえるまたというものです。確かにかえるの足に似ています。大矢田神社本殿のものです。
大矢田神社本殿 かえるまた


posted by ヨッシン at 23:55| 雑記

2021年04月12日

紅葉の東海三山 番外編5 門の種類 基本形

 門の構造や種類についてみていくことにします。
 門の造りを見たり調べたりしている内に、門の形がどう変化してきたのかが何となくわかるようなきがしてきました。どのように変化してきたのかを考えながら見ていくことにします。
 そもそも、門は建物敷地への出入り口として設けられています。敷地内に侵入されないように、周囲は塀でかこまれます。生垣といったものになることもあります。
 入口がそれだけでは、せっかく出入りできないように周囲を囲ったのが何の意味もなしません。そこで、門には両端を柱で支えられた扉が取り付けられます。これが門の一番単純な形となるようです。

<塀重門>
 塀の一部に2本の柱で支えられた扉が取り付けられている門です。自由に出入りできるところでは、扉がなくなって両端の柱だけが残されている形になります。
 寂光院の総門です。柱と塀の一部だけが作られています。扉はありません。

 こんなものも塀重門といっていいのでしょう。寂光院の参道入り口です。


<石柱門>
 塀重門で、出入りを自由にとしていると、塀を作る意味がなくなって、象徴的に柱だけが残されることがあります。これが石柱門です。
 油山寺驥山門です。柱が2本並んでいるだけです。地面付近まで写すのを忘れていました。


<鳥居>
 吉野ヶ里遺跡では王の屋敷入り口の門に桁をわたして、その上に鳥の模型が並べられていました。鳥には空を飛ぶという特別な力があり、その下をくぐることでその霊力を授かろうということで乗せられていたようです。これが鳥居の原型とされています。鳥が居るから鳥居です。
 大矢田神社雄建社の鳥居です。これだと門のように見えます。手前に2つ並んでいる石灯籠は形態的には石柱門ににています。


<冠木門>
 塀重門で門が大きくなってくると、門の重みで柱が内側に倒れそうになります。これを防ぐために、柱の間に太い桁を渡します。この桁は冠木とよんでいて、このような形の門を冠木門といいます。関所史跡などで見ることがあります。
 尊永寺の門です。寺に入るときに一番最初に見たので総門になるのかな。


<家棟門>
 門の上に切妻型の屋根を乗せたものです。棟門ともいいます。乗せ方としてはいくつかあるようですが、代表的なのは次の2通りです。
 柱を前後に貫通させるように梁を通します。この梁を腕木といいます。柱の頂部に棟木をのせ、腕木の先に渡した桁との間で屋根を支えます。腕木門とよぶことがあるようです。大矢田神社の拝殿の横にあった門です。左側塀の間にある門です。桁なしで直接屋根を支えているようです。

 もう一つは冠木の上に梁を乗せてからその上に本格的に屋根を作るというものです。
 大矢田神社拝殿奥の門です。一番左の切妻型の屋根がそれです。神様が通るところでしょうか。


posted by ヨッシン at 00:00| 雑記

2021年04月13日

ヘリコプターの来襲

 今日の9時過ぎくらいから、急に空がうるさくなりました。ヘリコプターがたくさん飛んでいます。万博公園で何かがあったりするとたくさんやってくることがあります。今日は特段多いようです。一度に最高4機飛んでいるのを見ました。いくつか写真を撮ってみました。
 大きかったものです。
ヘリコプター

 M社と書かれています
ヘリコプター

 青い機体です。オレンジのラインが入っています。
ヘリコプター

 横のマークはY社かな。
ヘリコプター

 これも所属不明です。尾翼の文字はANHかな。
ヘリコプター

 昼前ごろにやってきたものです。
ヘリコプター

 目的は、万博公園でおこなわれた一般客締め出しの聖火リレーでしょう。上空からランナーが写るのでしょうか。報道関係はいいカメラを使っているので、こちらからこの程度に写るのならしっかり撮れそうな気もします。でも使える絵になるのかどうか。
 聖火到着イベントのライブをするとかいっていたのはどうなったのでしょう。聖火先導車も大きな音を出しているという評判です。大きな音に相当しそうなものは聞こえてきませんでした。どちらかというとヘリコプターの騒音の方が大きかったようです。一時期、低周波でリズムを持った音が聞こえてきましたが、これは何の音でどこから来たものかはっきりしませんでした。
 明日も第2弾があるようですが、またヘリがやってくるのでしょうか。

 補足です。翌日もやってきていました。確認できたのは2社のみです。ANHは10時頃にきました。横に自称公共放送局のロゴが入っていました。もう一つは青い機体です。きたのは夕方です。機体に文字らしいものは確認できませんでした。日の丸とさくらの花模様マークが入っています。どちらも1時間ほど旋回していました。
 
posted by ヨッシン at 00:00| 日記

2021年04月14日

紅葉の東海三山 番外編6 門の種類 少し大きな門

<三棟門>
 柱と柱の間を「間」といい、それがいくつあるかで建物の大きさを表すことがあります。古代建物で、三間×四間の堀立柱建物とか、大矢田神社の拝殿は三間向拝であるといった使い方をします。
 門を横に広げて大きくしたものがあります。そのまま広げていくのは無理ですから、柱を増やすことになります。左右対称に2本柱を増やすことで、三間の幅を持った門ができます。このような門は三間門といっていいのでしょうが、普通は三棟門といいます。両脇の間の屋根が一段低くなっていることから3つの建物が重なっているように見えることからつけられているのでしょう。
 三棟門の例です。華厳寺の総門です。門では柱に挟まれた入口の数を「戸」で表すことがあります。車道で1戸、両脇の歩道にそれぞれ1戸ずつあります。柱の数とまとめて三間三戸の門ということになります。


<四脚門>
 門の上に乗せる屋根が大きくなってくると、前後に不安定になってきます。倒れないように柱の前後に2本づつ柱を立てて支えた門が作られます。この門では、真ん中にある柱を本柱、前後の支えのための柱を控え柱といいます。控え柱が4本あるということで四脚門(しきゃくもん)または四足門(よつあしもん)といいます。柱は全部で6本になります。
 油山寺礼拝門です。四脚門のように見えます。控え柱が屋根を支えていて、その中に本柱を使って扉が取り付けられているようにみえます。ここの門の特徴は棟瓦側面に菩薩像が彫刻されていることです。
油山寺礼拝門


<高麗門>
 本柱の前後に控え柱を設けて四脚門ができる前に、もう一段階あるような気がします。控え柱が本柱の内側にのみあるタイプの門です。二脚門とよべそうですが調べてもそのような名前はでてきません。二脚型の門としておきます。
 二脚型の門のタイプに2種類の変形版があります。一つは控え柱の上に切妻型の屋根が乗せられたものです。高麗門といいます。名前が高麗となっていますが、日本独自のもののようです。
 可睡斎の総門です。内側から写しています。この方が控え柱に屋根が乗っているようすがよくわかります。

<薬医門>
 二脚門のもう一つの変形型です。本柱と控え柱の4本で屋根を支えるようにしたものです。本柱と控え柱の間に梁を渡し、その真ん中より本柱側に束を乗せてその上に棟木を渡して屋根をつけます。屋根は、本柱側に寄った形で乗ることになります。このタイプの門を薬医門といいます。
 寂光院の山門がこのタイプと説明されていました。本柱と控え柱の真ん中くらいに棟木があるように見えます。

 横蔵寺寺門です。控え柱側にも冠木と平行に桁が乗っています。屋根の位置が本柱側に偏っているため、全体に前にせり出しているように見えます。このタイプのものは他にもいくつか見かけました。

<八脚門>
 三棟門のタイプからも前後に控え柱のついた変形型ができます。八脚門または八足門といいます。
 完全な八脚門は見かけませんでした。かなり変形が加わっていますが、可睡斎の山門がこのタイプのように見えます。控え柱が屋根を支えるようになっていて、両脇の4本の控え柱の間に部屋を設け金剛力士像が置かれています。両脇の屋根が一段低くなっていることから、三棟門としているウェブサイトもあります。




posted by ヨッシン at 00:00| 雑記

2021年04月15日

紅葉の東海三山 番外編7 門の種類 大きな門その他

    −−− 大きな門 −−−−
<楼門>
 八脚門で2階建てになったものを楼門といいます。2階部分の周囲には回廊が巡らされているのが普通です。写真は大矢田神社山門です。

<二重門>
 楼門で1階部分にも屋根が設けられたものです。写真は華厳寺山門です。


   −−− その他の門 −−−
<櫓門>
 お城の櫓の下に設けられた門です。起源が門ではないので、本柱控え柱の構造を持って今ません。櫓の前面に扉が設けられています。
 油山寺の総門は、元々は掛川城の大手門で、明治の廃城令でとりこわされたときにここに移築したそうです。

<長屋門>
 塀の間ではなく、細長い長屋型の建物の間に設けられた門です。
 華厳寺の法輪院の入口です。右側だけを見ると普通の居住用の建物です。その横に門が設けられて更に左にも建物が続いていいます。
華厳寺法輪院 長屋門


  −−− 形のはっきりしない門 −−−
 横蔵寺に向かう途中にあった祠の入口です。柱が4本横に並んでいて(三間)、両脇の屋根が一段低くなっています。柱の後方には控え柱もありますから、三棟門のように見ます。控え柱は屋根を支えていません。
 はじめは三棟門と思っていたのですが、写真をよく見ると何か変です。屋根の棟木が本柱の真上にはなく、控え柱側に後退したところにあります。この屋根はどのように支えられているのでしょうか。遅れないようについていくのが精一杯でじっくりと見ていませんでした。

 円興寺の僧坊への入口の門です。出入り口になっている所の屋根の左右に一段低い屋根がありますから、三棟門のように見えます。更によく見ると横にもう一段低い屋根があります。二段に引くなっていて、高麗門のように控え柱にも屋根の乗っているものは七棟門というようですが、控え柱と屋根の関係から高麗門というより薬医門に近いようです。
 よくわからない形ですが、一番低い段の屋根が塀の上のあるもので、塀はすぐになくなっていると考えれば、三棟門の変形かなとも思われます。居住区域の様な気がしたので近くで確認していません。

 豊川稲荷景雲門です。元々は奥の院の建物を門の形に作り替えたものです。ちょっと目は八脚門に見えます。横は五間幅で前にせり出した柱は三間幅です。五間一戸のようです。これは向拝の名残でしょうか。裏から見ると通りぬけられる母屋のようです。



 門の変化のようすを整理してみます。

[塀重門](基本形) −−(簡素化)−→[石柱門]
 |      |  
 ↓(桁をかける)↓
[冠木門]  [鳥居]
 |
 ↓(屋根が乗る)
[家棟門]−−−−−−(幅が広がる)→[三棟門]
 |                 |
 ↓(後方に控え柱)          |
(二脚型の門)−−→[高麗門・薬医門] |
 | (変形)          |
 |                 |
 ↓(前方にも控え柱)         ↓(前後に控え柱)
[四脚門]             [八脚門]
                   ↓(二層化)
                  [楼門・二重門]

posted by ヨッシン at 00:00| 雑記