このブログの本家である「ヨッシンと地学の散歩を更新しました。前回の更新から4ヶ月ぶりになります。更新のメインは、「四方山話」の「日本海の形成」に補足2を加えたことです。これに付随していくつかのページで、書き換えをおこなっています。
前回更新した直後に、最後にアップした写真(日本の最高峰1〜3位の写っている写真)を見ていて次のように感じました。ここはフォッサマグナだけど、南からやってきた伊豆地塊がめり込んでいるではないか。まず日本海拡大前でも、太平洋プレートの沈み込みによってその背後に火山島列ができているはずだ。日本海拡大に伴って日本列島が南下していけば、背後の火山島列がぶつかってくるのではないか。
ということで、少しずつ書き始めたのですが、裏付けをとっている間にとんでもないことが判明してきました。伊豆諸島の衝突は、日本海が拡大してしばらくしてから始まったということです。このあたりの話は、プレートテクトニクスが話題になりはじめた頃の研究が主体で、プレート論に乗った議論を進めるのはどうかということで深く調べてはいませんでした。こんなことまでわかっていたのだと今更ながらびっくりです。実際には入手できた資料は、10年ほど前までのもので、これに対する反論が提案されている所で終わっています。その後はどうなったのやら。
それにしても、最初の考えと研究結果は一致しません。さらに、伊豆諸島の並びと動きを考えるとこの場所で次々と火山島がぶつかっていくようには見えません。書いている内にこのあたりをどうまとめるのか悩んでしまいました。結局当たり障りのないところで終わらせ、気のついたことはさらっと流すようにして終わっています。じつは、文章のソースにはメモ機能を使って書こうとしたこととか、調べてわかったこと、疑問になったこととかを残しています。ブラウザからページのソースを表示とするとメモした部分を見ることができます。<!-- と -->に挟まれた部分に書かれています。
この問題は、フィリピン海プレートの運動と関係していますから、フィリピン海プレートに触れているページに記載するか、新しいページにするかとも考えたときもあります。書き換えたところを元に戻すのも大変なので、始めたやりかたでいってしまいました。どこに書くのがよかったのでしょうか。
他に更新したところです。風景入口の写真は「土星と木星の最接近」に変えました。「超接近」といった方がよかったですね。地形関係の写真を8枚と天体関係の写真が7枚です。「海洋底は拡大しているのか」のページもいじろうとし始めましたが本格的には手をつけていません。グーグルマップにリンクしていたものを、地理院地図の図に変えました。いつリンクができなくなるかわかりませんから。
ブログ旅行記の記事の内「34高峰高原」と「35八方お花畑」をそれぞれまとめたページを作りました。ブログの各ページへのリンク一覧ではなく、一度にまとめてみられるようになっています。
2021年03月25日
「ヨッシンと地学の散歩」更新しました
posted by ヨッシン at 00:00| 日記