2021年03月14日

紅葉の東海三山 38 2019/11/28 袋井市萬松山可睡斎 山門まで

 次の見学地は萬松山可睡斎です。朝から遠州三山を立て続けに見てきました。その最後になります。ここも寺号がはっきりしません。住職が徳川家康と話をしているときに、居眠りをしてしまい、家康から「睡る可し(ねむるべし)」といわれたのが、次第にお寺の名前になったとか。それまではなんと呼ばれていたのか謎です。
 油山寺からはそれほど遠くないところにあります。すぐに駐車場に到着です。横にある建物は公的施設のようですが、何かよくわかりません。
袋井市萬松山可睡斎駐車場

 ここからお寺まではだいぶありそうです。まだ雨は降っていますから、傘を差していくことにします。
 歩き始めてすぐに左側に見えた建物です。地蔵堂と書かれていますから、前にいらっしゃるのは地蔵様でしょうか。螺髪があります。建物の名前は東陽軒とも書かれています。可睡斎の始まりになった建物です。昭和30年に観音堂を移築したそうです。
袋井市萬松山可睡斎地蔵堂

 少し進んだ所に総門があります。まだ工事中で、完成間近といった感じです。新しく作ったのではなく、昨年の台風で古いのが倒壊したものを修復したようです。でも、新築工事と書かれていました。
袋井市萬松山可睡斎総門

 この門は、お寺には珍しく、高麗門という様式になっています。境内側にある控え柱にも切妻屋根が乗せられています。
袋井市萬松山可睡斎総門

 総門を入って少しいくと少し広いところにでました。お堂などの建物があります。左側です。この一画は色づいたモミジがたくさんあります。
袋井市萬松山可睡斎広場

 モミジの向かい側です。横の石柱には白山堂と書かれています。案内図では白山妙理大権現堂となっています。
袋井市萬松山可睡斎 白山堂

 白山堂の横に石段があります。ここを登っていった先に、山門があります。様式は八脚門ですが、両脇の切妻屋根が一段低くなっています。このことから三棟門という様式としている分類もあります。中華風に見えます。両脇に仁王さんがいますから仁王門といってもいいのでしょう。昭和10年設計、平成22年完成だそうです。
袋井市萬松山可睡斎 山門

 門を入った裏側に、舟形の箱が置いてあり中におみくじが置かれています。七福神の乗る宝船を連想します。
袋井市萬松山可睡斎 山門おみくじ箱

続く............


posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記