2021年03月02日

紅葉の東海三山 29 2019/11/28 豊川市豊川稲荷 山門

 随祥殿からの帰り方向の正面に山門がありました、この並びは何か変です。どういうことかというと、山門の位置は総門から入って本堂に行く途中になっていません。普通はお寺(本堂)に向かう途中で必ず大きな山門をくぐります。山門はくぐることで三界解脱の効用があります。それから本堂にお参りするというのがルールです。とするとこの山門の位置づけはどういうことになるのでしょうか。
 この山門の下を通る石畳の道は、まっすぐ随祥殿に続いています。本来ならその先が本堂ということになります。随祥殿がこのお寺では一番のお堂ということでしょうか。回っていてわかった事は奥の院が元本堂ということでした。随祥殿が新しそうなこととあわせて考えてみると、もともとこの位置(近く)に本堂があって、現在の本堂が建てられた後、旧本堂が移築され、その跡地に随祥殿が建てられたということも考えられます。
 正面にまわってみた山門です。くぐって続く石畳の道が奧の随祥殿に続いているのがわかります。
豊川稲荷 山門

 門の形式は、八脚楼門です。仁王様がいる場合は仁王門といいます。ここの山門にいる仁王様です。
豊川稲荷 山門仁王像

 山門の正面左手側にもいくつかのお堂があります。これは鎮守堂です。これがあるのは山門の外側ということになります。山門ができてから寺域が広くなったのでしょうか。
豊川稲荷 鎮守堂

 山門をよけると本堂が見えます。だいぶはっきり見えるようになってきました。
豊川稲荷 本堂

 その右側の山門側です。山門の右側が最祥殿、その手前は鐘楼堂です。大きな石灯籠も見えています。
豊川稲荷 山門最祥殿

 そのまま、石畳の道を通って外に出ました。朝食の時間が迫っています。宿に戻ることにします。
 道路に出て振り返って見た総門です。屋根のようすもはっきりわかるようになっています。
豊川稲荷 総門

 そのまま正面に続く道は豊川いなり表参道というようです。サブタイトルは「なつかし青春商店街」です。鳥居風の看板に書かれています。
豊川稲荷 表参道商店街

続く...............


posted by ヨッシン at 00:00| 旅行記