2021年01月25日

星の記録 20日

 時々国際宇宙ステーション(ISS)が見られる様になっています。18・19日と条件はよかったのですが、あいにくと天気が不良で見ることができませんでした。20日はだいぶ条件が悪くなりますが、見えるはずなので、水星を観測した後探してみました。ちょっと暗かったのか肉眼で見ることはできませんでした。写真を写していましたので確認しましたが、はっきりとはわかりません。見えるであろおう場所をじっくりにらんでみるとそれらしいものが見えました。5枚ほどの写真を比較明合成しています。
ISS
 これだとわからないので、右端真ん中あたりを3倍に拡大し明るさコントラストを強調したものです。 
ISS
 これで何とかぎりぎりわかります。変だと思って調べてみると絞りが14になっていました。これだと空にかぶってしまうのは普通です。露出時間が長買ったのに納得です。ISO16008秒露出10秒インターバルです。
 20日のカノープスです。前回のカノープスは、アストロトレーサを使用しました。その関係でインターバル露出ができず、カメラにへばりついていました。一時に比べだいぶ寒さが緩んでいるとはいえ、まだまだ堪えます。新しい方のカメラでは、アストロトレーサを使っていてもインターバル露出がつかえるのでこちらに切り替えました。この方法で撮影したカノープスです。400mmF5.6、ISO400、10秒露出12秒インターバルで写した写真を比較明合成しています。
カノープス
 沈みかけた状態なので、昇っている側も挑戦しようと思います。問題はこの左側に大きな建物があることです。
 カノープスを撮影した直後に、火星と天王星が接近していることがわかりました。急いで写してみることにしました。火星はだいぶ山の端に近づいています。当然天王星は見えません。400mmでの写真です。20秒露出です。固定だと星が流れるのでアストロトレーサを使用しています。火星の赤と天王星の緑青色の対比が見事です。天王星の色は普通の恒星には見られません。
火星と天王星
 40秒ほどに露出を延ばしても星はぶれません。新しいカメラの精度がいいのか、古い方のカメラの設定がぶれてきているのかどうなのでしょう。古い方のカメラの精密キャリブレションは長いことしていません。
 古い方のカメラでバルブ露出にして写真を撮ろうとすると、10秒から10秒刻みの時間しか露出できないことが続いていました。一度カメラを落としたことがあってその影響で動作がおかしくなったのかと考えていたことも一時ありました。どうも、アストロトレーサを使用していると、秒数が固定されるようです。故障ではないのがわかりほっとしました。でも5秒とか短めのバルブはどうするのだろう。新しい方のカメラは、バルブとシャッター速度固定(タイマー露出といっていたな)の切り替えができます。使い始めたときは、このことを知らずにバルブが壊れたと思ってしまいました。

posted by ヨッシン at 00:00|