2021年01月22日

星の記録 13日〜17日

 10日にだいぶ離れてきているとはいえ、まだまだ木星と土星が接近している所に水星が近づいてきているようすを報告しました。11日もまだ至近距離にあるとも書いています。このところ雲が多い日が続き、時々あらわれる晴れた日に観測することになります。
 次に晴れたのは2日おいて13日です。10日の観測で木星土星が望遠鏡の画角内にぎりぎりおさまる状態だったので、すぐに見られる様に置いていた小さい方の望遠鏡の架台も片付けました。
 急速に日が沈むのが遅くなっているような気がします。空が暗くなってから星が見え始める時刻もだいぶ遅くなっています。この日は水星は見えた(といっても双眼鏡ですが)ので、木星がいっしょに入ってこないか写してみました。300mmズームを少し短くして写したものです。だいたいこれくらいで土星もいっしょに入ってくるはずです。
水星と木星
 木星が何とかわかる程度に写っています。土星は視界を下にずらしても入ってきませんでした。夕方の土星の観測はしばらく終了です。木星もそろそろ終わりのようです。
 400mmレンズに変えて写したものです。見え始めてからほとんど時間が経っていないのにもう沈みかけています。建物の横に(「− −」で示しています)かろうじて写っています。
水星と木星

 14日は雲がかかっていて水星木星を見ることができませんでした。15日も、水星は低い雲に覆われてでてきませんでした。雲の上に月がでていました。この日はぴったり三日月になります。月のある位置からすると14日には水星の近くにいたようです。写ったどうかは微妙です。
 月は地球照が明るいので、よくわかるように写してみました。
三日月と地球照

 1日空いて17日です。何とか肉眼でも水星が見えるようになってきました。だいぶ高くなっているのもわかります。木星は写真でも写らなくなっています。
水星

 このところカノープスが見えないか毎日見ていました。去年の正月に見えるのがわかって地元で始めて撮影することができました。11時半頃に昨年カノープスが見えたあたりを双眼鏡で見るとはっきりわかりました。カメラをセットして何枚か写しました。ケーブルスイッチを探したのですがどこかわからずシャッターを手押ししています。手ぶれを防ぐために3秒のセルフタイマーを使っています。露出は10秒ですから、だいたい1分間に4枚写している勘定になります。レンズの焦点距離は400mmです。
カノープス
 アストロトレーサを使っていますので、星は点像になります。10枚ほどの写真を比較明合成しています。シャッターを押す力で時々カメラの向きが変わっています。
 ケーブルスイッチをしまっている場所を思い出したので、取り出して撮影再開です。しばらく写していたのですが見えなくなっています。雲の中に入ったようです。この間カノープスは肉眼でも見えていました。
カノープス
りゅうこつ座の他の星も2つ(4等星と6等星)写っています。
 
 
posted by ヨッシン at 00:00|