昨日、一昨日と共通テストがありました。昨日は、理科の問題が出題されました。今までのセンターテストと同じように、問題解法の解説などを書いてみます。今日は地学基礎について書きます。
少し引っかかりを感じる問題もありましたが、普通に考えれば解ける問題ばかりのようです。センターテストと同じくらいの難易度のようです。
以下各問の考え方等メモ書きです。
第1問
問1 地震に関係した一般常識
(1)マグニチュードと震度の違いはよく出題される
(2)緊急地震速報は、初期微動を検知して遅れてくる主要動を予測している
(3)阪神大震災の時は、震源からの距離に関係なく震災の帯というのができた
(4)津波は海底の形が急激に変化したときにできる。他には海底地滑り、岩雪崩の流入など
問2 地球の形と子午線弧の長さとの関係が理解できているか。
子午線弧の長さは天測によるものと逆になる事に注意
問3 グラフのどの領域に位置するかが読み取れれば答えられる
問4 川の流速が時間の経過ともにどう変化するかがポイント。
流速にあわせて粒度が変化する。
少なくとも川の屈曲部での流速について知っている必要があるが習っているのか?
問5 それぞれの方法が何を調べているかがわかれば解ける。
a化学組成が炭酸塩かどうか b深成岩かどうか
c酸性岩か塩基性岩か(あまり使われることはない)
問6 枕状溶岩の構造まで教えているのかな−−少し疑問 縁辺急冷層を応用すれば解ける
白っぽい部分が溶岩流の本体で、
黒いところ(こんなにはっきりしていない)が積み上がった溶岩のすきまで、
ここに海水中の成分が濃集している(オパールや碧玉があることも)
問7 基本的に意味不明 玄武岩のデータばかりあっても意味がないのはわかるが..
温度をそろえて、温度による影響がでないようにするのか..
(岩質と溶岩(流)の温度は関係している!)
ここで手を打つしかないか
第2問
問1 この時間内での名古屋港での気圧低下はいくらかがわかれば、比例計算で求められる
問2 データをどのようにして求めたのかは疑問であるが、正しいものとして考える
湾の形に対して風向風速の変化から理論的にどうなるかを考えてみる
大阪=風向き開口部方向→横断方向 名古屋=風向一定・風速は大になる
御前崎=大きな変化なし
問3 雲は太陽放射を地表に届けない代わりに、上空の熱を地表に届ける働きがある
・・といいたいのか
この働きを担っているのは主に上空の水蒸気である
(一般的に雲があると放射冷却は少ないといわれているからこれでもいいのか)
問4 (1)(3)(4)温室効果についての一般常識。(2)が無関係
第3問
問1 恒星としての太陽の位置づけは基礎
問2 宇宙のでき方と年齢から何となく答えはわかる
問3 それぞれの天体の形特徴がわかっていれば簡単
問4 図から星像の半径を読み取り、面積を求める。天文学の手法なのか疑問
2021年01月18日
共通テスト「地学基礎」問題解説など
posted by ヨッシン at 00:00| 雑記